
写真の一ミリ以下の金属の結晶がラウラ鉱です。 ラウラ鉱は黄鉄鉱グループのルテニウムの硫化物で、硬度が高いため砂鉱の中から見つかる場合でも結晶面を残していることが多くあります。ちなみに、この鉱物の硬度7.5は水晶を越えます。
産地のコロンビア、チョコ州は、白金が発見された場所として知られています。ティント川という川から見つかった砂鉱から白金が見つかりました。白金は溶けにくい上に、恐らくは他の白金族元素の砂鉱も混じったために、性質を調査にはえらい苦労が伴いました。さて、この標本の産地ですが、チョコ州という以上のことはわかりません。こういった標本は、鉱物コレクターによって採集された場合はそれなりの産地の情報が着きますが、それ以外の人に採集されたものが売られていた場合は産地情報は通常はありません。チョコ州には、ティント川以外にも数多の白金族の砂鉱を産出する川があり、それらの川のどこかということしかわかりません。母岩がついていたり、産地が特定され得る鉱物であったり、その地方に産地が一つしかなかったりすると、精度の高い産地の推測が可能なのですが、砂鉱では、鉱脈のある場所より下流はすべて産地になり得るので、産地の推測は困難です。
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