この標本は自然白金の結晶にそっくりですが、パラジウムと鉛の金属間化合物を主成分とするヅヴィアジンツェフ鉱です。産地のコンデル鉱床は自然白金の結晶の産地として知られ、自然白金の結晶を分析している内にこの鉱物が発見されたようです。肉眼で自然白金とズヴィアジンツェフ鉱の区別は 素人目には不可能ですが、この標本は分析により確認されています。
ズビアジンツェフ鉱の原産地は砒白金鉱の大型の結晶で有名なタルナフです。 タルナフ産のズビアジンツェフ鉱ももうひとつの産地であるスティルウォーター産のものも顕微鏡サイズであり、コンデル産の標本のような肉眼的で自形の結晶をしたズビアジンツェフ鉱は極めて貴重なものと言えるでしょう。