| 彼女が買うわけ、会社が伸びるわけ |
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| 推薦文 | ||||||||||||||||
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現在、家計支出の8割を握る女性。女性に受けなければヒット商品はうまれない。そんな女性をターゲットにしぼったマーケティング手法。
女性と男性の行動様式や、脳の違いなんかにも加え、統計データや、数10社にも及ぶ企業ケースをあげて非常にわかりやすく、おもしろく学ぶ事が出来る1冊。女性向け商品を作ってるのなら当然だが、今まで女性向ではないと思われていた製品にたずさわる人に是非読んで欲しい作品。 |
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| 感想 | ||||||||||||||||
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悪い部分から言わせてもらうと、まずタイトルと表紙がいけてない。一時期流行りの「○○な人、××な人」的なタイトルである。なんだか、安直な気がしないでもない。しかし、日本の本でなく、海外の著者の作品の場合タイトルで判断するのは誤りである場合が多々あるので、読んでみた。
ぼく自身、以前から漠然と日本の消費は女性がにぎってると思っていたので、それを裏付ける文献となった。著者は米国でマーケティングコンサルティング企業を営む女性である。彼女の言うところのイブ進化(EVEolution)には8つの法則がある。
この法則を見ただけだはなんとも、眉唾モノな気がしないでもないが、しっかりとした理論と実例をあげているので、納得出来る。ここで1つ1つ本書の例をあげるのは面倒なのでしないけれど、簡単に自分なりの解釈だが、説明しておこう。(自分のため) 法則一 簡単に言えば女性のコミュニティ対し、何らかのコミットメントをするか、もしくは立ち上げたりしても良いのだが、自社の商品に関するグループがあると良い。もちろん、自社商品だけとかになるとあまりにも商売臭いので女性は嫌う。これは奇しくも男性向けだが、日本でもバイクのハーレーオウナーズクラブがあったありする、ようはそんな感じを想像していただければいいのではないだろうか 法則二 正直、これはちゃんと理解出来てないなのだが、簡単に言えば、「働く女性」つまり「仕事も大事だが、プライベートもこなさなければいけない、マルチタスクな女性」を考えたマーケティングの考えかたである。舞台がアメリカだが、日本でも女性の社会進出は目覚しいものがある、働く女性が増えた=経済力のある女性が増えた、わけであるから、これを逃してはならない。そんな彼女達の生活を便利にするようなものであれば、彼女達は喜んで受け入れるということ。女性はよく同時にいくつもの事が出来るというが、仕事と家庭とこなしていたら、さすがに大変である。 法則三 簡単な事ではない。”かのジークムント・フロイトでさえも頭をひねりこう言ってる。「この大問題を解いた人間はかつていない。私もいまだ答えが出せないでいる。女性の心理を30年も研究してきたというのに。」(本書より抜粋)”これは男女間の問題におきかえても分かりやすいだろう、女性はやって欲しいことをストレートに言わない傾向にある。だからと言ってやってあげないと怒るし、言われてからやったのでも不満足そうな顔をしたりする。この考え方の違いに着目した考え方である。某有名ホテルでは顧客データを利用し、以前宿泊した時ルームサービスで水を頼んだならば、次に泊まりに行った時には始めから冷蔵庫に水が入ってたりするらしい。女性を煩わせずに満足させる事。 法則四 何度も出てくるが、女性は一度にいろいろ情報を処理する事が出来る。テレビを見てても、あの主人公が着てる服はどこのブランドかしら?と考えたりする。そういった女性の特性を考慮したマーケティングの考え方。商品、商品、商品で攻撃的なプロモーションではなく、さりげないところに、何気なく置いておくだけでも、それは女性の目に止まるものだと言うこと。 法則五 ここまで来ると、女性のワガママとしか言い様がないが、イブ進化は信じる事が大事だそうだ。これは説明せずとも分かると思うが、他の法則とかぶる部分もあるのだが、つまりは女性客の信用を得る事が大事だと言う事。 法則六 母親が家庭にブランドを持ち込む事で、子供達は小さい頃からそのブランドに親しみを感じ将来顧客なってくれるだろうと言う考え。食生活なんかは大きく影響を受けるだろう。 法則七 法則一とかぶるが、女性と企業間の繋がりを大事にし、製品開発などに女性顧客の意見を多く取り入れようとする姿勢が大事だということ。育てるというのは女性が先天的に持ってる特性だそうだ。 法則八 日本でもいろんな不祥事が出てくるが、そんなものは問題外。自然嗜好な商品が最近売れたりする。ボディ・ショップなんかは動物実験を行わなっていない、ということで女性客からの人気があったりする。正直に全てを包みかくさず公にし、女性客の信頼を得なければならない。一度離れた女性を取り戻すのには、女性客を繋ぎ止めておくのに必要な費用の三倍以上かかると言われている。 以上のような事だが、例がほとんど米国なので少し馴染めないものもあるが、分かると思う。 日本でも女性客をしっかりつかんだ企業はこれから伸びるだろうと思われる。ブランド戦略もさらに重要になってきているなかで、こうした考えは必要だろう。本書は寝ころがりながらでも気軽に読めるおもしろい本だった。これは企業に関して言えることだけでなく、男女間においても使えるマーケティング手法であると思われる。(2003/01/13) |