| 人生勉強 |
|---|
| 推薦文 |
|
題名はすごそうだけども、内容は群さんの私小説。 南の島での話し、身勝手な外人ローリー、初めてのスキーや、定番の猫話などなど。
本当にすらすら読めて、ふとにやけてる自分がいるのに気付く。 日々の生活を抜き出して面白くしてしまう彼女はやっぱり凄いです。 五月病なんかで、ボーっとしてる人にオススメです。
|
| 感想 |
|
毎度のことながら彼女の観察眼が素晴らしい。 そしてその解釈が好きである。 10の章に別れているので気軽に読めるし、もとから気軽に読める文章だ。 初めの「決意表明」では、礼儀を知らない人間に対しての怒りをぶちまけてる。 まぁいきなりちょっと嫌な感じではあるが、そこらへんが彼女らしい。 「南の島の怪」や「私もスキーに連れてって」での友人たちとの絡みもまた絶妙。 おもしろキャラってほどでもないのだが、そこらへんはちゃんと見てるのである。 友達の猫を預かって過ごした時のことを書いた「猫おやじ」や 不気味な食べ物冬虫夏草との奮闘を書いた「体にいいと言われても」など、彼女1人の時の 描写というのも結構好きである。 誰でも体験してそうな出来事をおもしろおかしく書けるというのは 非常に羨ましいことである。 彼女にとって事象自体はそれほど重要ではない。ようはそれをどう 受けとめるかである。 人生ってのはそういったものの繰り返しだ。 人生自体はそれほどおもしろいもんじゃない、それを楽しめるかどうかだ。 (2000/5/20) |