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きらきらひかる

書名:きらきらひかる
著者:江國 香織
出版社:新潮文庫
価格:400円

推薦文
アル中で時々ひどく鬱になる妻笑子と、ホモの旦那の睦月。その旦那の彼氏の紺。奇妙な結婚生活と恋愛関係そして友情。妻と夫の2者それぞれの側面から描かれそれぞれの気持ちがよくわかる。なんか優しくなれる作品。
感想

なんとなく、前々から彼女の作品が気になっていて、とあるページでこのタイトルを観たのが頭にあったので買ってみた。同名(?)のドラマがあったが、それとはまったく違うものらしい。

突飛な設定に最初すこしひいたが、読んでいくうちに決して突飛でもないのだと気がついた。ぼくはホモじゃないし、アル中の彼女を持った事もないが、彼の思う事にすごく共感出来る。彼の優しさや気使いは普通の男女の関係でも極普通に存在するものであろう。

笑子の鬱な状態での、もしくは意図して睦月を傷つけ、そしてそんな自分を後悔してる姿が泣けてくる。

画期的かと言えばそうでもないのだろうけど、夫、妻、両方の視点から書かれてるのがすごく新鮮に感じた。普通主人公以外の登場人物の気持ちは作者が教えてくれなければ、主人公の推測かもしくは自分の推測でしかないが、両者からの視点で書く事で互いの気持ちがとってもよくわかる。

なぜかひどく共感してしまった作品だった。(2000/12/19)

 


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