某ページで推薦されていたので、図書館で借りて読んでみることにした。
ぼく自身マッキンゼーに対して、さしたる思いもなかったのだが、どうやらマッキンゼーがすごい会社だというのはわかった。そもそもコンサルタントという職業に対して懐疑的だったのだが、ここ最近になってやっとその仕事の面白みのようなものがなんとなく見えてきた。
本書では、著者と、著者のインタビューしたマッキンゼーのOB達の話しから、マッキンゼー式の仕事のやり方が書かれている。マッキンゼー式と言えてしまえるくらい、マッキンゼーには徹底した手法があり、ここに書かれているのは極々基礎的な事なのだろうが、それだけにいくらでも応用をきかせられるのだろうと思う。
例えば、マッキンゼーで行う問題解決の3つのプロセスは1)事実に基づき、2)厳密に構造化され、3)仮説主導である。などの概念的な事や、顧客に問題解決策を提案する際に生じる内部政治の反対にいかに対処するかなどケース・バイ・ケースの事例などだ。
個人的に記憶に残ったものを書いておく
「フォーシズ・アット・ワーク」と呼ばれる分析のための枠組み
「クライアントの原材料供給業者」「顧客」「競争相手」「代替製品の候補」などのクライアントに対して外部からどんな圧力がかかるかを検討する。そして、それぞれのカテゴリにおいて、そこに起こる変化、プラスもマイナスも含めてどのような影響を及ぼすかを考える。こうする事で競争環境の把握と予測に役立つ。
エレベーターテスト
エレベーターが到着する30秒の間に自分の解決策を相手に説明出来るか、と言うコトをためすテスト。極端な例なのかもしれないが、それくらい自分の提案に対して知り尽くしていなければいけないと言うことである。
面接調査を成功させる7つの秘訣がある。
コンサルティングというものが良く分からないと、理解し難いかも知れないが、コンサルタントを頼むのは経営者なのだが、コンサルタントが関わらなければならないのはその下の組織であり、そこから様々な問題点を聞き出さなければならない。自分の欠点を喜んで話す人間など、そういるはずもなく、下手すれば自分の仕事がなくなってしまうのではないか、と言った不安さえもった相手に対して、以下のような面接調査を成功させるコツというのは大事だと思われる。
その他、プレゼンテーションのやり方や、情報のリサーチの方法など、役立つ術がわかりやすく書かれていて面白かった。買って手元に置いておきたいくらいだ。(2003/4/30)