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別れの美学


書名:別れの美学
著者:松本 侑子
出版社:角川文庫
価格:定価470円

推薦文
なんか小難しそうですけど、たぶん誰もが経験するであろう「別れ」を映画や、ユーミンや中島みゆきの歌などから分析してます。でも、堅苦しくなくて読みやすいです。別れた直後に処方するのが良いのかもしれません。
感想

かなり以前から家にあったが読む気がしなかった。別れる前には読んでも理解出来ないだろうと思っていたし、彼女と別れてからは「別れ」についてなんて考えたくもなかったし、思い出したくもなかった。 そんなこんなで半年近くたってやっと手にとったのが本書である。

失恋した時の心の痛み。なんとかして彼女を忘れようと試みたり、憎んでみたり、自分を蔑んでみたり。失恋の苦痛から逃れ様とする心理が書かれていて、自分もまさにそんなだったなぁなんてちょっと恥かしくなりながら読んだ。別れてからのいろんな心の変化を的確につかんでると思った。もっと早く読んでいたら、失恋からもっと早く立ち直れたのかもしれない。

でも、失恋した直後の精神ではこの本の意見を受け入れるのは難しかったかもしれない。あまりに一般的に書かれすぎているから。とは言え、みんなたいして変わらないのだ。時がたてば回復するのだ。問題はどの方向で回復に向わせるか。正直自分が完全に立ち直ってるとは言いきれないが、今の所美しい失恋をしてると思ってる。そんなんだから立ち直れないのかもしれないが。

とにかく失恋に関していろいろ考えさせられた。ユーミンや中島みゆきの歌詞を分析はちょっと濃すぎた気もするが。本書の作者は女性だが、男性の立場からのこういった本も読んでみたいもんだ。(2000/12/7)

 


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