Schwedenplatz なんやらな?資料館

懸魚

懸魚。こう書いて「げきょ」と読みます。懸魚とは入母屋造(いりもやづくり)や切妻造(きりずまづくり)の建物の屋根には大抵付いている飾りのことで、魚(尾ひれ)のような形をしています。スペードを逆さにしたような感じ。

懸魚1
三井寺金堂(滋賀・国宝)の懸魚。

懸魚といってもいろいろな種類があります。猪の目(いのめ)、蕪(かぶら)、三つ花(みつばな)などなど・・・。また懸魚は唐破風(からはふ)にも取り付けられ、この場合は横に長い形になって、唐破風懸魚あるいは兎の毛通(うさぎのけどおし)と呼ばれます。

懸魚2
清水寺西門(京都・重文)の唐破風懸魚。

懸魚の上には六葉(ろくよう)という彫刻を付けます。六葉、つまり六角形の花形の彫刻ですが、まれに四葉や八葉のものがあったり、六葉がない懸魚もあります。あと、懸魚の本体の左右にある飾りの部分を、鰭(ひれ)と呼んでいます。

懸魚3 懸魚4
左:元興寺極楽坊禅室(奈良・国宝)の懸魚。六葉のない猪の目懸魚。
右:鰭のついた懸魚。東福寺禅堂(京都・重文)の蕪(かぶら)懸魚。

建物の規模が大きくなると、もちろん屋根も大きくなりますが、こうなると懸魚が複数付いている場合があります。中央のを拝懸魚(おがみげきょ)、桁のところについているのを降懸魚(くだりげきょ)といいます。懸魚は高いところについているので、なかなか大きさを実感できませんけど、実際はかなり大きなものもあります。

懸魚5
八坂神社本殿(京都・重文)の拝懸魚(中央)と降懸魚(左右)。


Schwedenplatzのトップページへ

なんやらな?資料館のINDEXへ

2003年1月12日作成。
2003年12月17日更新。

関連項目:
三井寺(なんやらな?湖国館)
清水寺(なんやらな?本館)
東福寺(なんやらな?本館)


なんやらな?資料館のINDEXへ

Schwedenplatzのトップページへ
メール
(C) Copyright 2003 Suzume. All Rights Reserved.