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三門 (さんもん) 「三門」という言葉を辞書でひいてみると、いくつかの語義が載っている。このホームページで「三門」と言うときには、ほとんどの場合、禅宗寺院の正門にあたる門を指すと思ってもらってよい。三門の「三」とは、空・無相・無願のことのようだ(とはいっても、Suzumeにはその辺のことはよく分からない…)。「山門」とも書かれたりするが、「山門」というと、ここで扱う「三門」とは違った形式のものも含むようである。 三門には3つほど型があるそうだ。京都には禅宗寺院の総本山がいくつかあって、そこの三門の基本型は、正面五間・側面二間、入母屋造・本瓦葺・重層(二階建て)で、左右に山廊が付けられている。山廊からは階段が二層目に通じていて、二層目にあがれるようになっている。
二層目には、釈迦三尊像と五百羅漢像が安置してあって、独特な世界をつくっている。三門と同じ重層門である楼門との違いの一つは、この二層目を利用するかしないかという点。楼門の二層はふつう構造上二層目があるだけで、実用的な面は持ち合わせていない。でも三門ではこの二層で大切な儀式が行われるため、二層も実用的な造りになっている。山廊から階段がつながってるのも、このためだ。
機会があれば、三門の二層に登ってみよう。Suzumeは東福寺と知恩院と南禅寺の三門にあがったことがある。知恩院の三門などは、外観の豪快さと内部の壮麗さ(独特さ)との対比がなんだか面白い。また南禅寺の三門の二層は、石川五右衛門が「絶景かな」と言ったという伝説の場所だ。京都市内を見渡せ、なかなかの眺めである。 京都の巨大三門(南禅寺・妙心寺・大徳寺・知恩院)の建築様式は、いわゆる禅宗様(ぜんしゅうよう)。詰組による軒下の組物や大規模な扇垂木が特徴の豪快な建物である(妙心寺とかのは少し小さめだから、繊細さも持ち合わせてるかな)。東福寺の三門は大仏様(だいぶつよう)が取り入れられているので、ちょっと変わった軒下となっていて面白い。
○京都の三門。
Suzumeおすすめの三門はやはり東福寺三門である。典型的な禅宗様三門を見たいなら知恩院や南禅寺の三門だ。ぜひ実際に見に行ってその力強さを間近で感じていただきたい。妙心寺とか大徳寺の三門は朱色。こちらは若干小さめな分、また感じ方が変わるであろう。 |
2003年1月12日作成。 ○関連項目○ ○参考文献○ |
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