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東寺金堂 ここでは、京都でも有数の大建築、東寺の金堂に登場していただきまして、あれやこれや書いてみましょうか・・・。
基本的な構造はといいますと、東西五間・南北三間に裳階(もこし)が付いていますので、東西七間・南北五間、二層の外観となります。正面中央で裳階の屋根を一段高くして、扉がつけてありますが、これは東大寺の大仏殿にも見られる構造です。正面七間には、うち三間に扉が付けられていますが、窓・扉・窓・扉…と交互になっているのは珍しいところ。
古建築を見るにあたっては、軒下の組物を見るのも楽しみの一つ。この東寺金堂の組物は特徴的なものがあります。まずは裳階(下の屋根)の組物ですが、大仏様(だいぶつよう)によるもので、その大きな特徴である挿肘木(さしひじき)を使用した三手先(みてさき)となっています。
一方で上の軒下組物は和様を用いたものですが、これまためずらしい四手先(よてさき)となっています。四手先は多宝塔などでよく見かけるものですが、こういう一般の建築ではなかなか見かけませんねぇ・・・。そういえば東大寺鐘楼(国宝)もこの四手先の例であります。
で、この建物、豪快に大仏様の構造が取り入れられて自己主張が強いように思われるのですが、必ずしもそうではないようでして・・・。外から組物細部を見ると、逆にシンプルな印象すら受けます。繰型(くりがた)がたくさん付いていても不思議ではないのですが、禅宗様の拳鼻が下の軒に付いているくらいでしょうか。この辺りは、東寺全体が古式を重んじて建てられていることの影響でしょう。
こういう外から見て面白い建物は、たいてい中から見ても面白いですので、是非とも内部に入ってみましょう。画像で紹介できないのは残念ですが、巨大な柱と大虹梁によってうみ出された広い空間は、何ともいえない迫力があります。 |
2003年2月2日作成。 ○アクセス: |
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