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屋根の部分 (やねのぶぶん) タイトルは屋根の部分としているが、ここでは屋根についていくつか見てみよう。 屋根の形の項目でいくつかの形を挙げたが、その中で一番複雑な形が入母屋造(いりもやづくり)の屋根。妻側に破風(はふ)があったりするので、他のと比べると複雑になってしまう。それだけ部分名称も多くなるので、入母屋造を例として出そう。
大棟(おおむね)は屋根の頂上の部分である。真一文字に屋根の端から端まで貫いている、瓦を積み重ねた部分。屋根の背骨みたいな感じで、これがあるのとないのとでは印象が大きく変わるだろう。大棟の端の部分に鬼瓦や鴟尾(しび)、鯱(しゃちほこ)などが載る。
降棟(くだりむね)は破風のラインに沿って大棟から降りてくる部分のこと。隅棟(すみむね)は屋根の角の部分に向かって、降棟の下のほうから出ている部分のこと。稚児棟(ちごむね)は隅棟の先端から屋根の角までの部分。それぞれ大棟と同じように瓦が積み重ねてある。これは画像を見てもらったほうが分かりやすい。
妻降棟(つまくだりむね)は破風のところにある。破風の両端の部分あたりから、手前にすこし降りてくる部分で、瓦を積み重ねてある。これも文で説明するよりも、画像でその部分を指したほうが分かりやすい。あまり目立たない部分。
あとは錣葺(しころぶき)について少し書いておこう。普通、屋根は大棟から軒まで滑らかな曲線(あるいは直線)を描いて降りてくる。ところが、たまに屋根の途中で段が付いている建物を見かけることがある。これを錣葺という。江戸時代の建物に多いようである。有名なところでは、四天王寺金堂(大阪・再建)や芝増上寺大殿(東京)がこの錣葺ではなかったか。
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2005年2月9日作成。
○関連項目(リンクは掲載場所)○ ○参考文献○ |
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