| Schwedenplatz なんやらな?本館 | ||
|---|---|---|
|
平安京その2・西寺跡 全国で一番高い五重塔(古塔の中で)がある東寺。「東」のお寺があるのなら、「西」のお寺、すなわち西寺はあるのかといえば、あるんですね。正確にはあったと言うべきなのでしょうけど…。 平城京(奈良)では、都の中に巨大寺院がいくつもあって、とても強い力を持っていました。藤原氏の氏寺である興福寺はその例でしょう。都の中にそういう巨大勢力があれば、当然の如く政治にも干渉してきます。平安京(京都)ではそういったお寺の勢力を嫌ったのでしょう。都の中には東寺と西寺の2つしか造営が許されなかったのです。 東寺と西寺の位置は、平安京の正門である羅城門を入ってまっすぐに伸びるメインストリート、朱雀大路を中心に、左右対称に建てられました。東寺は何度も罹災しながらも復興されて現在に至っていますが、西寺のほうは早くから衰退が始まり、1233年に焼失して以降は再建されることもありませんでした。 では実際に西寺があった場所へと行きましょう。東寺の西門から、東寺道という通りをひたすら西へ進むと(800メートルくらい)、右手に八条中学校が見えてきます。その辺りから南へ路地を下がってみると、広い公園があります。この公園が西寺の跡地の一部です。
公園の中央にある盛り土は、講堂の建っていた跡地だそう。東寺の講堂といえば仏教美術の宝庫として多くの観光客で賑わっていますが、西寺の講堂はといえばただ盛り土が残るのみ・・・。盛り土に登ってそんなことを考えていると、不思議な感覚にとらわれてしまいました。
現在はこの公園と付近が国の史跡に指定されていて、京都市が説明板を立てています。そこには西寺の想像図も描いてあります。現在の東寺の伽藍配置は、創建当初のものを踏襲しているそうで、西寺の伽藍配置はちょうど東寺の伽藍配置を左右逆にしたような感じ。
ちなみにこの公園のある場所の住所は、南区唐橋西寺町。近くのバス停の名前にも「西寺」の名前が残っています。
|
2004年8月7日作成。 ○撮影時期:2002年2月中旬。 ○アクセス:京都駅から市バス16系統、西寺前下車。 |
|
| なんやらな?本館のINDEXへ | ||
| Schwedenplatzのトップページへ | ||