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妙心寺 (みょうしんじ) その2 妙心寺勅使門(重要文化財) 妙心寺の南端と伽藍中心軸が交わるところに建っている。禅宗寺院ではふつう三門の手前に池があり(放生池という)、さらにその手前に勅使門が建つ。勅使門はその名の通り、勅使が出入りするための門であるので、普段は閉ざされている。よっぽど皇室に御縁のあるお寺でない限り、現代においては勅使が下向することはないと思われるので(というか、勅使がたてられることって現在でもあるのだろうか?)、開けられることはまず無いと言ってもいいだろう。
形式から言うと、四脚門(よつあしもん、しきゃくもん)である。一間一戸、切妻造(きりづまづくり)・桧皮葺(ひわだぶき)。四脚門はほんと様々なバリエーションがあって、比較してみるのが楽しい。南禅寺の勅使門(重要文化財)も同様の形式になるが、細かなところは大分違ってくる。江戸時代初期に建てられたものである。
江戸時代の建物でよく見られるように、この門でもいろいろな様式が混在する。柱間に組物が2つ入る詰組となっているが、それにあわせて中央の柱列の上部に大きめの蟇股(かえるまた)が2つ付けられている。蟇股には何か動物の彫刻が施されているけど、何の動物かは遠くて確認できなかった。
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2005年7月17日作成。 ○撮影時期: ○アクセス○ ○関連項目○ ○参考文献○ ○関連サイト○ |
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妙心寺浴室(重要文化財) 三門の東側に西面して建つ。明智光秀の叔父にあたる密宗和尚なる人物が、光秀の菩提を弔うために創建したそうだ。現在の建物は江戸時代、1656年のものである。浴室といっても蒸し風呂形式のもので、床の板の間から蒸気を出すしくみになっている。
平面は多少変わった形をしており、桁行五間、梁間正面五間・背面三間で凸の字型であろうか。屋根は切妻造の本瓦葺。妻入となっていて、大きな唐破風(からはふ)が印象的だ。桟唐戸の上には大小2つの蟇股。そして桟唐戸の左右には花頭窓。柱など構造材を格子状に見せる、独特な造りになっている。
内部は法堂(重要文化財)内部とあわせて、拝観料を払うと見せてもらえる。 |
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妙心寺経蔵(重要文化財) 仏殿の東側に西面して建つ。裳階(もこし)には組物が無いほどシンプル。母屋でも組物は舟肘木にとどまっている。コンパクトにまとめられていて悪い印象は受けないが、そうそうたる大伽藍の横にこの経蔵ではちょっと不釣合いな感も否めない。
徳川幕府は統制が大好きだったようだ。歴史の時間に覚えた「武家諸法度」、「禁中並公家諸法度」などは代表的なものである。こういう統制はお寺にまで及び、建築に関してまで定められることとなった。ようするに派手な建物を建ててはいけなくなってしまい、その結果誕生したのがこの地味な経蔵である。芸術の面にまで統制がかかるとは、窮屈な世の中だったろう。 一間四方、裳階を入れると三間四方の宝形造・本瓦葺。1673年の建物である。中には八角輪蔵があって、経巻が収められている。 ←←←妙心寺(主な古建築紹介) |
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