Schwedenplatz なんやらな?本館

南禅寺 (なんぜんじ)

いままで禅宗というのは一つの宗派だと思っていたんですけど、どうやらそれは違うようで…。日本で禅宗というと、臨済宗・黄檗宗・曹洞宗の三つの宗派を指すそうです。臨済宗はさらにいくつかの本山によって分かれるそうで、南禅寺は臨済宗南禅寺派の総本山ということになります。

同じように東福寺は臨済宗東福寺派の総本山、相国寺は臨済宗相国寺派の総本山となりますね。京都の有名な禅宗寺院である、建仁寺や大徳寺、妙心寺、天竜寺もそれぞれの派の総本山です。黄檗宗(総本山は萬福寺)は明治までは臨済宗の一派だったそうです。宗派の話は日本と中国で交差していたりして、ややこしい話・・・。

五山(ござん)という言葉がありますけど(ここでは送り火じゃないよ)、南禅寺はその五山之上として別格に位置づけられているお寺です。宗派や五山などのお話については、詳しいサイトがあるみたいですから、是非そちらを参考になさってください。

南禅寺は左京区の一番南、南と東を山に囲まれたところにあります。南に桜で知られるインクラインと琵琶湖疎水、北に紅葉で知られる永観堂、すこし西に行くと平安神宮などがありますので、シーズン中は観光客も多いところです。

もと亀山天皇の離宮だったこの地は、亀山法皇となった後に禅寺に改められます。足利義満によって五山之上とされるなど隆盛を極めますが、応仁の乱などの度重なる兵火により衰退。桃山時代・江戸時代にかけて復興がなされ、現在へと至っています。


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2002年8月20日作成。
2004年8月20日更新。

○撮影時期:
2002年6月上旬、
2002年7月上旬、
2004年5月下旬。

○アクセス:地下鉄東西線蹴上駅下車、徒歩10分ほど。


南禅寺勅使門(重要文化財)

南禅寺のバス駐車場の東側に門が一つあります。これが南禅寺の勅使門です。三門・法堂という伽藍の中心軸の延長線上にあるのですが、勅使門ということで普段は閉められています。いわゆる四脚門(よつあしもん)の檜皮葺(ひわだぶき)。慶長時代に造られたもので、もともとは内裏にあったそうな。軒下あたりを見ていると、彫刻が施されているのが分かります。

南禅寺1
南禅寺勅使門西側。

南禅寺のへ出入りは南側にある中門でされています。以前の勅使門前は、川があったり木が植わっていたりしていたそうですが、現在はバスの駐車場と化していて、観光シーズンなどはバスだらけ。排気ガスで傷まないのかな・・・。

南禅寺2
通用門である中門。
「南禅寺」の看板が出ているので、記念撮影ポイントとなっているみたい。



南禅寺三門(重要文化財)

「絶景かな、絶景かな…」という、石川五右衛門のせりふで有名な門です。ところでこの門は藤堂高虎によって1628年に建てられたもので、よくよく考えてみますと門が建てられたときには石川五右衛門はこの世に居なかったということになりますね。やはりただの伝説なのか…。

南禅寺3
南禅寺三門。

五間三戸、重層、入母屋造・本瓦葺。禅宗様を使った典型的な三門建築です。ときどき上層に登ることができる特別拝観が行われておりまして、上層からは市内が一望できます。



南禅寺法堂

三門から東側を見ると、木々の間に法堂が見えています。近づいていくと、裳階部分の黄土色が印象的なこの建物。禅寺で法堂裳階部分の外壁に色がついているのは珍しいような気もします。見たことがないだけかな・・・。

南禅寺4
南禅寺法堂正面。

南禅寺には、豊臣秀頼が建てた法堂があったのですが、残念なことに明治になって焼失しています。それでその法堂あとに再建されたのが現在の建物。細かなところを見ていると、典型的禅宗様というわけではなさそうですねぇ。



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