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仁和寺金堂(国宝) 仁和寺の金堂はすこし変わった雰囲気を持つ。どう変わっているか。それを上手く言い表せないところに、Suzume自身の不勉強を感じてしまうが、多くの仏堂を見てきた経験から言えば、どこか変わった雰囲気があるということだ。 金堂は仁和寺の一番奥にある。仁王門(重要文化財)を入って広い境内をまっすぐに進み、一段高いところに建つ中門(重要文化財)を経て、さらにまっすぐ進むと一段高いところに建っている。仁和寺は境内が広い。建物ひとつひとつがゆとりをもって建てられている感じで、静かな時期に散策するにはちょうどよい所だ。
金堂にすこし変わった雰囲気があるのは、この建物の経歴からであろう。もともと仏堂として建てられたものではない。慶長年間に建てられた紫宸殿(ししいでん)を下賜されたものである。もちろん建造当時の姿からはそれなりに変えられてはいるが、宮殿建築としての雰囲気はなお十分ということか。 桁行(東西)七間・梁間(南北)五間、一間向拝つき、入母屋造(いりもやづくり)・本瓦葺。もとは桧皮葺(ひわだぶき)だったという。ということは現在よりも大分軽快感に富んだ建物だったのかもしれない。軒下の組物もあっさりしているから、桧皮葺のほうが似合っていたであろう。
軒下を眺めていると、この建物は三軒(みのき)であることに気付く。三軒とは軒下の垂木が三段になっていることで、これがめずらしい。他に三軒の建物といえば、寺院建築では奈良・興福寺の北円堂や南円堂くらいしか思い浮かばない。京都御所にある紫宸殿もこの三軒である。
外からは何度も見たことがあるけど、中はまだ見たことがない。これほどの建築物であれば、ぜひ中も見ておきたいところではあるのだが、なかなか見る機会にめぐまれていない。知人が一度入ったことがあり感想を聞かしてくれたが、とにかく面白いとの事。面白いといわれてもどう面白いのか…。やはりここは自分の眼で直接見る必要がありそうだ。
宮殿建築、すなわち内裏の建築は歴史的に結構移築されている。この金堂の西側にある御影堂(重要文化財)も、内裏の清涼殿に使われていた材を利用したものという。改造などを受けているとはいえ、仁和寺は宮殿建築を間近に見られるという点で興味深いところ。
→→→仁和寺(主な古建築紹介) |
2005年1月13日作成。 ○撮影時期○ ○アクセス○ ○関連項目○ ○参考文献○ ○関連サイト○ |
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