Schwedenplatz なんやらな?別館

秋篠寺 (あきしのでら)

近鉄西大寺駅から北西へ徒歩20分。ひとつ京都よりの駅である平城駅からのほうが少し近いでしょうか。秋篠とよばれる地域の住宅街にあって、静かなたたずまいを見せています。西大寺駅からはバスに乗っても行けます(所要5分ほど)。

ところで平城駅の周りは古墳が多い場所でして、いわゆる前方後円墳を見ることができます。駅の東側には日葉酢媛命陵(ひばすひめのみことりょう)や成務天皇陵、孝謙天皇陵などがあり、北側には神功皇后陵があります。神功皇后陵は全長275メートルと、かなりの大きさがあります。

秋篠寺のはじまりは、光仁天皇の発願によるものと言われているようです。当初は東西両塔があるなど大きなお寺だったようです。ところが平安時代末の兵火によって講堂だけを残して焼失してしまいます。その残った講堂は鎌倉時代に修理されて、本堂として現在に至っています。

本堂の南側は雑木林になっていまして、一面の苔がとても美しい。静寂さをもって称されますけど、私が行ったときは雨の予報が出ていたこともあって、カエルがいっせいに鳴きだしてどうも騒がしい…。まぁ、こういうものですよ。

秋篠寺1
境内の雑木林。かつて金堂があったところ。

その雑木林の中に東塔、西塔、金堂の跡があります。南門を入りましてすぐ右手に東塔の礎石が残っています。実際に礎石のところまで行けますので、是非見に行ってみましょう。かつてこの礎石の上にどんな塔が建っていたのか、しばし想像に駆られていました。

秋篠寺2
東塔跡に残された礎石。


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2002年10月27日作成。
2004年5月16日更新。

○撮影時期:2004年5月上旬。

○アクセス:近鉄西大寺駅より徒歩で20分ほど。バスで5分ほど。


秋篠寺本堂(国宝)

雑木林の北側に開けた空間があり、そこに建つ優美なお堂です。上に少しだけ書きましたが、講堂を鎌倉時代になって修理し、本堂にあらためたものです。正面五間・側面四間、寄棟造・本瓦葺。やっぱり寄棟造の屋根が美しいですかね…。

秋篠寺3
秋篠寺本堂。

内部には数々の諸像が安置されていますが、中でも有名なのが伎芸天(ぎげいてん)立像(重文)。おそらく国宝の本堂よりもよく知られているかと思います。わが国唯一の伎芸天像でして、頭部が乾漆造で天平時代のもの、体部が寄木造で鎌倉時代のもの。



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