| Schwedenplatz なんやらな?別館 | ||
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長弓寺 (ちょうきゅうじ) 奈良市の西側に生駒市があります。生駒市の西側はもう大阪府。府県境をなす生駒山地は東大寺の二月堂からのぞむことができ、大仏殿の屋根のあちら側に見える生駒山は写真などでおなじみの風景です。生駒市は大阪府に近いため、ベットタウンとして人口が急増しました。 生駒市は南北に長く、生駒山はどちらかといえば南側にあります。市の北部は京都府とも接しています。京都府から国道163号線を使って生駒市に入り、富雄川に沿って南に進みますと、左手に長弓寺があります。 長弓寺というお寺を知っている方は少ないと思います。私も古い建築に興味を持つようになるまで、その名前は聞いたこともありませんでした。歴史的には聖武天皇の時代にまで遡ることができるそうですが、そうそう歴史の本に登場するお寺でもありませんし…。 ところが古建築においては、なぜだか有名なお寺なのです。というのも、その本堂が建築史上よく取り上げられるからであります。日本の建築史を扱った本を見ますと、必ずといっていいほどここの本堂は登場しています。 同じく富雄川沿いにある霊山寺の本堂(国宝)と比較されるような形で登場しています。2つのお堂は建てられた時期はほとんど同じながら、しかもお互い富雄川沿いの近いところに位置していながら、雰囲気が違うんですよね。簡単に言ってしまえば、霊山寺本堂は保守的。長弓寺本堂は革新的といった感じでしょうか。 |
2004年1月18日作成。 ○撮影時期:2002年10月中旬。 ○アクセス:近鉄富雄駅よりバスに乗車、約15分ほど。 |
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長弓寺本堂(国宝) 富雄川沿いの幹線道路から境内に入って左に折れ、石段をいくらか登ったさきに優美な姿で建っています。訪れる人は少ないようで、境内は静まり返っています。建てられたのは1279年。霊山寺の本堂が1283年ですから、ほとんど同じ時期です。 外観的な違いはいくつかありますけども、霊山寺本堂が本瓦葺なのに対して、こちら長弓寺の本堂は桧皮葺(ひわだぶき)。正面の扉が桟唐戸になっている点も含めて、長弓寺の本堂は軽快感があります。霊山寺本堂は蔀戸ですから、多少重く感じますかね。
正面五間・側面六間、入母屋造の桧皮葺。正面に一間の向拝が付いています。この本堂を見に来たならば、ぜひ内部を見たいところ。しかるに私は内部をまだ見たことがありませんので、近いうちに見に行ってみようと画策しております。現在は支柱が入っていますけど、三間通しの虹梁がかかる外陣はこの建物の見どころです。 |
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