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十輪院 (じゅうりんいん) 元興寺からすこし南に歩きまして、東におれますと十輪院があります。このあたりは静かな家並みが続き、奈良でも古いところです。興福寺・国立博物館のあたりからすこし距離がありますので、その分観光客も少なく、そういった意味でも静かなところ。 現在十輪院のあるところも、もとは元興寺の寺域だった場所で、十輪院は元興寺の子院だったそうです。朝野魚養(あさぬのなかい、と読むそうな…)という人物が8世紀に建立したそうで、現在では地蔵菩薩信仰のお寺となっています。 十輪院本堂(国宝) 静かな町並みの雰囲気に合わせたかのように、十輪院の本堂は建っています。正面五間・側面四間、寄棟造の本瓦葺。棟や軒、床まで低くて、お寺の本堂とは思えないような感じです。住宅風の建て方といいましょうか。上品な建物です。
現在は本堂と称していますが、かつては礼堂(らいどう)と呼ばれていたようです。奥にある石仏龕(せきぶつがん)に彫られた本尊地蔵菩薩立像を本尊に、その礼堂として建てられたからだそうです。軒下に垂木が使われていないところがちょっと変わった点ですかね。
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2002年10月7日作成。 ○撮影時期:2002年10月中旬。 ○アクセス:近鉄奈良駅より徒歩で20分ほど。 |
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十輪院南門(重要文化財) 十輪院の表門にあたるのが、この南門。とても軽快な感じのする門ですが、静かな町並みの中においては、なぜか落ち着いた雰囲気。本堂と同じく、軒下には垂木が使われていません。鎌倉時代前期の建物です。
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