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彦根城 (ひこねじょう) その3 彦根城天秤櫓(重要文化財) 彦根城には大手門と表門がある。大手門も表門も意味的にはほぼ同じ。なぜか「表」門が2つもあるという妙な城である。どちらかといえば、表門のほうが「表門」に近い雰囲気を備えているだろうか。それぞれの門から登城してみるのも面白そうだが、Suzumeは表門からしか上ったことがない。 その表門から上っても、大手門から上っても、この天秤櫓の前に出てくる。天秤櫓という名称は、その姿を見ればすぐに分かるように形から命名されたものであろう。横方向に細長い櫓で、両端に二重櫓を設けている。完全な左右対称ではなく、例えば左側の二重櫓は正面に妻(つま)側を見せているけど(正面に入母屋破風がきている)、右側はそうではない。
建物下の石垣の積み方も左右で異なっている。この建物を実際に見て、石積みにも種類があるというのを初めて知った。向かって左側はごぼう積みと呼ばれる方法で、石と石との隙間が多少広く開いている。対する左側のほうは落し積みという方法で、石と石との間は結構詰まっている。基本的に彦根城の石積みはごぼう積みのようだが、この部分だけ大規模な修理が行われたようで、違う様式になったそうである。
天秤櫓は形も面白いけども、周辺の縄張りも興味深いものがある。表門から来ても大手門から来ても、天秤櫓の前の堀切にでてくるようになっている。すなわち直接天秤櫓の門扉には行けないわけで、一度鐘の丸という場所を経由して橋を渡らないと門をくぐることができない。鐘の丸と天秤櫓は橋でつながっており、戦時にはこの橋を落とすことで、かなり攻めにくい構造になっている。言葉で表すのは難しい。実際に現地を歩いてみると、その造りの巧妙さに感心してしまうのだ。
天秤櫓の扉をすぎると、クランク状の通路になっており、ここも攻めにくく設計されている。二重櫓からは奥に向かって少し櫓が続いており、平面はコの字型となる。彦根のもう少し北にある長浜城の大手門を移築したと言われている天秤櫓であるが、長浜時代はどんな場所に建っていたのだろうか。
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2005年3月18日作成。 ○撮影時期○ ○アクセス○ ○関連項目○ ○参考文献○ ○関連サイト○ |
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