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日吉大社 (ひよしたいしゃ) 比叡山のふもと、坂本にある神社です。広く名前が知られている神社でしょうか。この日吉大社には、建築から見ますとめずらしい様式の建造物が存在しています。いわゆる「日吉造」でして、境内に3棟あります。この「日吉造」に関しては、項目を別にして書いてみようと考えていますが…。 日吉大社は歴史的に比叡山の延暦寺と強い関係を持っていました。比叡山の僧兵が朝廷に強訴する際に神輿を担ぎ出したと聞きますが、その神輿がこの日吉大社のもの。この比叡山との結びつきは、織田信長による焼き討ちという結果をも招いてしまいます。 焼き討ちに遭っていますので、現存する建物はそれ以降の再建によります。境内はとても広くて、そのなかに社殿が点在しています。自然が豊かな環境にありますので、だいたいどの季節に行ってもよろしいですね。紅葉の時期などは、ものすごい人出になってしまいますけど…。 なお、少しだけ離れたところに、権現造の社殿を持つ日吉東照宮がありますが、管理人は未だ行ったことがありませんので日を改めて書くことにします。権現作りの社殿は、日光東照宮で一度見たことがあるだけなので、ぜひ見てみたいと考えています。京都にもあるんですけどねぇ、権現造。 日吉大社西本宮楼門(重要文化財) 鳥居をくぐってまっすぐに参道を進んでいった奥にあるのが西本宮で、その正面の入り口がこの楼門。三間一戸、入母屋造の桧皮葺(ひわだぶき)という、楼門の標準タイプです。日吉大社の神使いである、お猿さんの彫刻が軒下にありますので、探してみてください。桃山時代の建物。
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2004年1月8日作成。 ○撮影時期:2003年5月下旬。 ○アクセス:京阪電車石坂線坂本駅より徒歩5分。JR比叡山坂本駅より徒歩15分。 |
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日吉大社西本宮拝殿(重要文化財) 日吉大社の建物配置は、基本的に本殿と拝殿の組み合わせになっています。この西本宮でも同じで、国宝本殿の手前に拝殿があります。正面三間・側面三間、入母屋造の桧皮葺。内部の天井の中心部分が、折上小組格天井となっていて、多少手のこんだ形。
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日吉大社西本宮本殿(国宝) いよいよお目当ての本殿の登場です。本殿といっても日吉大社には本殿が7棟も存在しますので、どれがどれだか分かりにくいのですが…(形はともかく雰囲気がよく似ている)。うち国宝に指定されているのは2棟(ともに日吉造)。その一つがこの西本宮の本殿です。
正面から見ますと入母屋造の社殿のように見えますけど、後ろ側にまわってみてください。神社の本殿を裏側から見るというのはあまりないことでしょう。画像を見てもらうと分かると思いますが、独特な屋根の形をしていますよね。この形が日吉造の特徴になります。
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日吉大社摂社宇佐宮本殿及び拝殿(重要文化財) 西本宮のすぐ東側にある摂社。本殿は西本宮と同じ日吉造となっていて、形はほとんど同じになっています。手前の拝殿も形は西本宮のものとそっくりの方三間(折上小組格天井はない)。ともに桃山時代の建物です。
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日吉大社摂社白山姫神社本殿及び拝殿(重要文化財) 宇佐宮のすぐ東側にあります。本殿のほうは流造になっています。三間社流造・前室付きで、向拝が一間付きます。前室付きの三間社流造は滋賀県によく見られますかねぇ。拝殿のほうは西本宮や宇佐宮のものと同じ方三間。こちらもともに桃山時代の建物。
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日吉大社東本宮楼門(重要文化財) 白山姫神社から東に参道をずっと歩いていくと、左手にこの楼門が見えてきます。こちらも三間一戸、入母屋造・桧皮葺のい標準タイプ楼門。西本宮のよりは少し小さいそうです。最近、屋根の桧皮の葺き替えをしていました。
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日吉大社摂社樹下神社本殿及び拝殿(重要文化財) 樹下は「じゅげ」と読みます。楼門をくぐると西本宮ではすぐに拝殿がありますが、東本宮では拝殿の手前左右にこれら2棟の建物が存在しています。東本宮の軸線と樹下神社の軸線が直角に交わるわけで、このようになっているのはめずらしいんじゃないでしょうか。 本殿は楼門から見て左側、三間社流造・前室付きの一間向拝付き。白山姫神社本殿と同じですね。拝殿は楼門から見て右側。方三間で形は他の拝殿と同じですが、四方とも格子が入っているのが特徴になっています。
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日吉大社東本宮拝殿(重要文化財) 方三間の入母屋造・桧皮葺の拝殿。これといって書くことがなくなってきましたねぇ(^^;;。上記の樹下神社の拝殿と見くらべてみてください。四方には格子は入っていません。格子の有無で印象は大きく変わってきます。
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日吉大社東本宮本殿(国宝) もう一つの日吉造の国宝本殿です。西本宮本殿よりはいくらか新しいみたいですね。基本的な形・外観は西本宮本殿とほぼ同じ。ただ異なる点は、背面から見ると中央の三間が高くなっている点です。どうして高くなっているのかは分かりませんが、何か理由があってのことでしょう。
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日吉大社摂社三宮神社本殿及び拝殿(重要文化財) さて、ここからは歩きに自信があり、かつ時間のある方に行ってもらいましょう。東本宮楼門のわきに山に向かって参道が延びていますけど、ここから摂社の三宮神社と牛尾神社に行くことができます。多少長くて急な道ですので、15分から20分くらいかかるでしょうか。 道を登りきると二つの社殿が見えてきます。手前にあるのが、三宮神社本殿及び拝殿。外から見ているとよく分からないのですけど、三間社流造の本殿に拝殿がくっついた形になっているそうです。拝殿の部分は斜面に建っていますので、舞台造となります。
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日吉大社摂社牛尾神社本殿及び拝殿(重要文化財) 三宮神社と同じく三間社流造の本殿に拝殿が接続したものだそうです。しかし三宮神社と異なるのは拝殿の平面で、少しこちらのほうが小さくなります。外観も違いがでていますので、そのあたり比べてみるのも良いのではないかと…。
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