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常楽寺 (じょうらくじ)

甲賀郡石部町にある国宝建造物は3棟。そのうち2棟がこの常楽寺の存在しています(残りの1棟は長寿寺)。長寿寺が東寺と呼ばれるのに対して、こちら常楽寺は西寺と呼ばれます。両寺の位置関係からの呼び方ですけど、実際は南北に近い方向に離れています。

石部町の中心部には国道1号線や鉄道も通っていて、それなりに人の往来もありますけど、南の山の手のほうに行けば人家も少なくなってきます。常楽寺は西寺という地名にある集落の中にあって、そう訪れる人も少なく、ひっそりとたたずんでいます。

石部町内を走る幹線道路から右に折れ、すこし進むと常楽寺の門があります。門をくぐり参道を歩くと大きな本堂と、その後ろの高いところに建っている三重塔が見えてきます。

常楽寺本堂(国宝)

静かな環境とは不釣合いなくらい立派な本堂が建っています。正面の柱間が7つある、いわゆる七間堂。正面七間・側面六間、向拝三間が付いた入母屋造・桧皮葺(ひわだぶき)。室町時代の建物です。建築後に軒を高くするなど、大規模な改築をうけているそうです。

常楽寺1
常楽寺本堂。

内部には木造の二十八部衆立像など、重要文化財の仏像が安置されています。

常楽寺2
本堂正面部分。


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2002年11月7日作成。
2004年12月18日更新。

○撮影時期:2002年8月中旬。

○アクセス:
JR草津線石部駅から町内循環バス、常楽寺下車。


常楽寺三重塔(国宝)

三重塔は、本堂に向かって左後ろの少し高くなったところに建っています。中世の密教寺院は本堂のほかに三重塔を建てるのが基本だったようで、常楽寺では本堂・三重塔とも現存し国宝に指定されている、めずらしい例となっています。高さは約23メートル。本瓦葺で、本堂と同じ室町時代の建築。

常楽寺3
常楽寺三重塔。

本堂が桧皮葺の建物なので、こちらも桧皮葺だろうと思っていたのですが、そうではなく本瓦葺。本堂の桧皮葺と合わせなかったのは何か理由があるのでしょうか。県内の三重塔では西明寺三重塔(国宝)が桧皮葺ですが、そちらと比べてみますと、屋根の葺き方だけでも結構印象が変わるものです。

常楽寺4
三重塔の上部。



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