Schwedenplatz なんやらな?湖国館

御上神社 (みかみじんじゃ)

日本人にはどうやら富士山にたいする憧れというか畏敬というか、そのような感情があるようです。それがあらわれているのが、自分たちが住んでいる地域の山に、○○富士という名称をつけることでしょうか。滋賀県にもそのような山がありまして、近江富士と呼ばれています。

大津市の湖西地域、例えば西大津とか坂本といったあたりの湖岸から湖南のほうを眺めてみますと、富士山のような形をした近江富士がきれいに見えます。日本では昔から山が信仰の対象になったりしますけど、この山には神様が降りてこられたそうで、そのため近江富士は神体山となります。

近江富士は三上山とも呼ばれています。標高は430メートルほど。大ムカデの伝説でも知られていまして、ムカデ山とも。神様の御降臨といい大ムカデの伝説といい、この近江富士が何かと人々の注目を集めていたことを示しているのだと思います。

さて、この山を神体山としているのが御上神社です。御上神社の奥宮は山頂にありますが、本殿は山の西側のふもとに建っています。知る人ぞ知る神社でして、資料をいくつか見ていますと由緒のある神社のようですねぇ。

京都から国道1号線を通って滋賀県草津市まで行き、そこから国道8号線に入ります。8号線は三上山を避けるように通っていて、ちょうど御上神社のすぐ横を通ります。道の左側にある森の中にありまして、参道を進んでいくと楼門、拝殿、本殿が一直線に並んで建っています。


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2003年9月28日作成。
2004年9月23日更新。

○撮影時期:2002年9月下旬。

○アクセス:
JRびわこ線・野洲駅からバス、御上神社前下車。


御上神社楼門(重要文化財)

滋賀県は楼門という建築に恵まれているように思うのですけど、この楼門もその一つです。形式としては標準タイプの楼門ですが、森の中で調和して建っていますので、その雰囲気と共に味わいたい建物です。三間一戸で入母屋造・桧皮葺(ひわだぶき)。室町時代の建物。

御上神社1
御上神社楼門。



御上神社拝殿(重要文化財)

本殿の前に建っている建築物で、その名の通り「拝む」ところです。ただお参りに来たのであれば、本殿のすぐ前で拝みますけど、祈祷とかはこの建物で行われているようですね。入母屋造の桧皮葺で、三間四方の建物。鎌倉時代に建てられたものです。

御上神社2
御上神社拝殿。



御上神社本殿(国宝)

拝殿の奥にある一番重要な建物です。普通、神社の本殿というのは切妻造(きりづまづくり)です。流造(ながれづくり)にせよ春日造(かすがづくり)にせよ切妻造です。そのなかで入母屋造の御上神社本殿はめずらしいものと言えるでしょう。

御上神社3
御上神社本殿正面。

入母屋造以外にもめずらしいところがあります。それは壁でして、漆喰を塗った白い壁になっています。屋根の上に千木(ちぎ)、堅魚木(かつおぎ)が載っていますが、これがなければ仏堂(寺のお堂)のような感じです。鎌倉時代の建立とされていて、正面三間・側面三間に一間の向拝付き。屋根は桧皮葺です。

御上神社4
本殿全景。



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