Schwedenplatz なんやらな?ウィーン館

ケッテンブリュッケンガッセ駅 Stadtbahn-Pavillion "Kettenbrückengasse"

なんだかマイナーな建築物である。オットー・ヴァーグナー設計のマヨリカハウス最寄り駅がこの地下鉄ケッテンブリュッケンガッセ駅。この駅舎も同じくヴァーグナー設計による建物。そうと言われなかったら、気づかずに通り過ぎてしまっていただろう。

ケッテンブリュッケンガッセ駅1
地下鉄ケッテンブリュッケンガッセ駅舎。
コンパクト。線路は半地下式で、駅舎の下を通っている。

地下鉄4号線として開通したのはそんなに遠い時代のことではない。なのになぜオットー・ヴァーグナー設計の駅舎が使われているのか。少し調べてみて分かったことだが、帝政時代に整備された市営鉄道をもとに、地下鉄4号線は造られたのだとか。なるほど、当時の駅舎がそのまま使われているわけだ。

ケッテンブリュッケンガッセ駅2
出入り口付近の様子。
緑色部分の装飾はヴァーグナーって感じのする所。

で、その市営鉄道を全体的に設計したのが、ヴァーグナー。だから市営鉄道を流用している地下鉄4号線の駅はこのケッテンブリュッケンガッセ駅とよく似ている。例えば、有吊なヨハン・シュトラウス像最寄りの市立公園Stadtpark駅。世界遺産シェーンブルン宮殿最寄りのシェーンブルンSchönbrunn駅など・・・。

ケッテンブリュッケンガッセ駅3
後側から見るとこんな感じ。
目立った装飾とかは、特に無い。

ヴァーグナーの作品にしてはなんか味気ないというのが、初めの印象。でも重厚さがあるのでしっかりしているという感じ。同時期完成のカールスプラッツ駅舎あたりと比べてみると、対照的な印象。市営鉄道という公共性の強いものだけに、個性よりも機能や速く建てられる簡潔さなどを優先してあるのだろうか。

ケッテンブリュッケンガッセ駅4
内部の様子。
内部も基本的に白と緑の色調。
左右ドアの所に自動販売機が設置されている。

内部の感じを一言で表すと『帝政時代』。自動販売機とかを除けば、昔のまま保存されているような感じ。この緑と白の色調は、後(1970年代)につくられた一部の地下鉄駅(ショッテンリンクSchottenring駅、シュヴェーデンプラッツSchwedenplatz駅)に引き継がれているようである。


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2002年4月21日元項目作成。
2006年9月25日新項目にて作成。

○撮影時期:2002年3月下旬。

○アクセス:地下鉄4号線ケッテンブリュッケンガッセ駅下車。

○関連項目○
市営鉄道ホーフ・パヴィリオン

○関連サイト○


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