Schwedenplatz なんやらな?ウィーン館

ウィーンの路面電車

ウィーンにも色々な交通機関があるのですが、一番便利に感じたのは路面電車でした。この項目ではその路面電車について、思い出すまま少し書いてみようと思います。

ウィーンの路面電車は赤と白のツートンカラー。車体はすこし古そうに見えますが、音はおんぼろって感じでもなく、『スーッ』という感じで発進します。最近は新しく低床車が登場しているようで、私も滞在中何度か見ましたが、外見は従来のものと大きく異なり、結構近未来的な発進音でした。


新型の路面電車。
65番をオペラ座近くで撮影。

宿泊先の関係上一番よく利用した路線は、1番(リンク時計回り路線)で、これに乗ってオペラ座や王宮方面に出ていきました。この路線は途中、シュトゥーベントーアStubentorという停留所に止まるのですが、どうやらこの停留所が1番の乗務員交代場所になっているようで、時々長い間停車していたのを覚えています。

この間に乗務員が車内を見回ることがあります。何を見に来るかと言えば、一つは入鋏機の調子。入鋏機とはセルフ方式の改札機といったところでしょうか。これに自分で切符を差し込んで日付を入れておかないと、上正乗車と見なされます。乗務員は何か適当な紙を差し込んで、ちゃんと動いているか確認していました。

もう一つ見に来るものは、砂の入った箱。どうも一部の座席の下には砂の箱があるようで、その箱の砂の量をチェックしていきます。砂はやっぱり車輪の滑り止めに使うのでしょうか。

シュトゥーベントーアStubentorで停車して、なかなか出発しないと思って外を見ると、乗務員が外に出てのんびりタバコを吹かしている時もありました。なんだかのどかですね(^^)。

路面電車にはどうも警笛が付いていないようで、代わりに小さな鐘が付いています。それを『チンチンチン・・・』とならすのですが、あまり気付かれる音とは言い難いようです。車相手に『チンチンチン・・・』ではインパクトがないというか、なんというか。

日本では自動車は路面電車の天敵の様な感じですが、あちらウィーンではどうも違うようです。日本だと右左折時に路面電車の軌道内に入って右左折待ちをしますが、ウィーンではそのような場合でも軌道内に入りません。軌道の外で右折待ちをして、曲がれるようになってから軌道を横切って右折していきます。ですから日本のように右折待ちの車で路面電車が停車せざるを得ない、といった状況は滅多に起こらないみたいです。

路面電車の暖房装置は、いくつかの椅子の下にあって、温風が吹き出しています。日本の路線バスのような感じの装置でしょうか。椅子にはクッションがなくて単なる板ですから、長時間座っているとお尻が痛くなるのですけど、一枚板なので熱も良く伝えます。すると座っている間に暖房の熱でやたらとお尻が熱くなることもあったりしまして・・・。

リンクを走る路面電車は多くの本が書いているとおり、ワルツのリズムでのんびり走っています。でも、リンクから放射線状に延びている路線の中には、結構とばす運転手もいるようです。こけないようにしっかりつかまりましょう(^^)。


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2007年8月20日作成。

○撮影時期:1999年3月下旬。

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