『クイール』監督◆崔 洋一 出演◆ラフィー/小林 薫/椎名 桔平/香川 照之/戸田 恵子/寺島 しのぶ/黒谷 友香 (04年 日本 101分) |
| 【story】ラブラドールレトリバーの子犬が産まれ、飼い主の希望で盲導犬訓練士の多和田(椎名)に預けられる。パピーウォーカーと呼ばれる育ての親(香川・寺島)に預けられた犬はクイール(ラフィー)と名づけられる。そして、1歳の誕生日に育ての親とも別れて訓練センターに入る。やがてクイールは、パートナーとなる渡辺(小林)と出逢う。 ■「盲導犬クイールの一生」という本を数年前に読んだことがありました。内容は分かっていたので、この作品を観た目的は、可愛いラブラドール犬を観たかったといのと、崔監督が、犬の映画を?!という興味からでした。クィール、すごーく可愛い!んだけど、子供の頃の映像少なすぎ!もう少し長く見てたかったかなぁ。そして、崔監督、「刑務所の中」や「血と骨」などのイメージからはかけ離れた作品ですよね。今回の作品は、感動の盲導犬のお話かと思いきや、そうでもなかったかな。盲導犬の一生を、淡々と描いてるという印象でした。あえて、感動的な演出を控えめにして、現実的に描いて、盲導犬の一生を描きたかったのかな、とも思いました。私自身、盲導犬については、ほんの少しの知識と理解は持っていつもりでしたが、盲導犬にとして生きる犬って幸せなのかな〜?と思うところはあったのですが、この作品の終盤を見ると、クイールは幸せだったんだろうな、と思いました。大きな感動を得られる作品ではないけど、観る価値ある作品だと思いました。(05年3月TV鑑賞) |
『クイズ・ショウ』 -Quiz Show-監督◆ロバート・レッドフォード 出演◆ジョン・タトゥーロ/レイフ・ファインズ/ロブ・モロー (’94年 米 132分) |
| 【story】 実際に起きたテレビスキャンダルの映画化。’56年アメリカを熱狂させていたクイズ番組「21」で、ハービー・ステンプルという男がチャンピオンとして連戦連勝を続けていた。しかし、番組スポンサーはもっと見栄えのいい人間をチャンピオンに変えるように圧力をかける。テレビ番組の裏に隠されたスキャンダルを描いた作品。 ■当時のアメリカのテレビの影響力はすごかったらしい。テレビは絶対に嘘をつかない。真実のみを映し出すメディアと・・・。でも当時の人は、視聴者はテレビを観て夢を抱いていたと思うのですが、製作側というものは、いかにして視聴率を稼ぐか・・・ということが一番だったんですね。それは現在のテレビ番組と同じだと思います。R・レッドフォードは人間の描き方がすごくリアルで上手だなあと思いましたよ・・・。元スターでクイズ王の嫉妬心、また、一晩にしてクイズ王に登りつめ、良心の呵責に悩む姿は実にリアルだった。そして、不正を犯したクイズ王たちが悪者になっていないという点もよかった。最近では、少々の八百長なんかで驚かなくなっているものね・・・。喜んでいいことなのかな。(02年HP作成時) |
監督◆フィリップ・カウフマン 出演◆ジェフリー・ラッシュ/ケイト・ウィンスレット/ホアキン・フェニックス/マイケル・ケイン (00年 米 123分) |
| 【story】19世紀初頭、フランス。マルキ・ド・サド(J・ラッシュ)は精神病院に収容された。理事長のド・クルミエ神父(M・ケイン)の温情により、彼は他の患者よりも広い部屋と、執筆活動を許されていた。しかし小間使いのマドレーヌ(K・ウィンスレット)の協力を得て、サドの原稿が闇の出版物として世間に出まわってしまう。ナポレオンの怒りに触れ、荒治療で名高いコラール博士が新院長として送り込まれ、シャラントンの生活が徐々に変化していく・・・。
■官能コスチュームサスペンスというのでしょうか。実在のマルキ・ド・サドという小説家らしく、”サディスト(サド)”という言葉は彼の名前からきているらしいです。ストーリーはそんなに面白いというわけではなかったけれど、役者さんたちの熱の入った成りきりの演技は素晴らしかったです。J・ラッシュもさすが、かな。狂気染みていて、執筆をする道具をすべて取り上げられてしまった時に、自分の指の皮を剥いで執筆している姿にはぞ〜っとしましたよ。全裸で地下壕に繋がれてるし・・・(笑)。ホアキンくんもかなり良かったですね。サドに戸惑いながらも、惹かれていく弱さなんかは十分伝わってきましたよ。後半、彼は我を失ってしまうのですが、その姿も凄まじかったです。マイケル・ケインの非情ぶりもすごかった。そんなひどい拷問しなくても・・・・・。かれも一種の”サド”かも・・・・・ネ(笑)全体的にかなり挑発的で見応えのある作品だと思いました。(03年2月ビデオ鑑賞) |
『偶然の恋人』 -BOUNCE-監督・脚本◆ドン・ルース 出演◆ベン・アフレック/グウィネス・パルトロウ/ナターシャ・ヘンストリッジ/ェニファー・グレイ (’00年 米 106分) |
| 【story】バディ(B・アフレック)は空港で家路を急ぐ男に、出発の早い自分の便のチケットを譲るが、その飛行機が墜落してしまう。責任を感じたバディは奥さんの自宅を訪ねるが、真実を伝えられないまま、お互いが惹かれあうようになる。 ■ベタベタ〜なお話です。私は好きだけど、メロドラマチックが駄目な人には・・・・・。ちなみにこの作品は、私生活で別れてしまっった二人が主演ということでヒットしたらしいです。日本では、この二人に関してはあまり興味ない人が多いかもね・・・。お話はベタだけど、二人が惹かれあって、罪悪感を感じて揺れ動く様子が、きちっとエピソードを添えて綴られていました。ラストも予想通りの展開です。ラストの前に人波乱あるところなんかは、予想通りだけどそれで良かったと思います。それに、アビーに対して、「悲劇のヒロイン」的なイメージを持って彼女に接していたのが、彼女と接する度に、一人の女性として意識し始める・・・という移り変わりが巧いなと思いました。典型的過ぎて物足りなくもありましたが、それなりに楽しめる作品でした。そして、終始流れる音楽も素敵でした。(02年HP作成時) |
『クール・ランニング』 -Cool Running-監督◆ジョン・タートルトーブ 出演◆ダグ・E・ダグ/マリク・ヨバ/ラウル・D・ルイス/リオン (’93年 米 98分) |
| 【story】 思わぬ不運からオリンピックの夢を絶たれた南国ジャマイカの陸上選手3人と手押し車レースの若いチャンピオンが、北国のスポーツ、ボブスレーに挑戦。冬季オリンピックで世界をア然とさせる。 ■過去を持つ、コーチと、ボブスレーがいったい何なのかも知らなかった、青年たちがオリンピックに出場するまでを描いた感動作です。当初は、全員の目的がバラバラ、しかし、徐々に目的が一つに固まっていく様子が、コミカルに描かれていて面白い。ラスト・シーンには、感動!すべての人が一つになるって素晴らしい!(02年HP作成時) |
『クジョー』 -Cujo-監督◆ルイス・ティーグ/原作◆スティーブン・キング 出演◆ディー・ウォーレス/エド・ローター/ダニー・ピンタウロ (’83年 米 93分) |
| 【story】 父親が出張で留守のある日、母親と息子は自動車の修理に出掛ける。そこで狂犬病になった修理工場の飼い犬クジョーに襲われ、炎天下車中に閉じ込められてしまう。小さな息子はやがて衰弱していくが・・・・・。 ■いや〜。恐いです。ただ単に狂犬病になったセントバーナード犬が人間を襲うという単純な物語なのですが、クジョーはセント・バーナード犬でとにかく大きい。人間に襲いかかる姿を見るとまるで熊に襲われているようです。その上熊より素早い!そして真夏の炎天下で車中に閉じ込められてしまう。もう戦うしかない状況。私なら・・・・・・やっぱり戦うかなぁ(泣)その上子供は死にそうになるし・・・まるで「パニック・ルーム」。いやパニック・ルームより恐いです。これ程の限られた空間が舞台にもかかわらず、ここまで緊迫感いっぱいで見る事が出来るなんてとっても秀作だと思います。(02年9月DVD鑑賞) |
『クジラの島の少女』 -Whale Rider-監督・脚本◆ニキ・カーロ 出演◆ケイシャ・キャッスル=ヒューズ/ラウィリ・パラテーン/ヴィッキー・ホートン/クリフ・カーティス (03年 ニュージーランド 102分) |
| 【story】勇者パイケアの伝説が残るニュージーランドの先住民マオリ族の村。族長コロの長男の妻が男女の双子を出産するが、男の子は出産時に母親と共に命を落としてしまう。勇者伝説にちなんでパイケア(C=ヒューズ)と名付けられた娘は、祖父コロと祖母の元で成長する。しかし、男の後継者を望んでいたコロはパイケアを冷たく拒絶する・・・ ■ニュージーランドの映画なんて「乙女の祈り」以来?舞台や撮影がニュージーランドってにはあるけどね。さすがニュージーランドだけあって自然がとってもキレイですよ〜、それも海ね。そんな素敵な舞台で描かれているのは、原住民マオリ族の実状です。マオリ族について知らなくてもまったくOKです。民族に限らず、どこの国にも地方にもある古い伝を守るということと、新しいものを取り入れていくということを、族長のおじいちゃんと、孫娘の絆を元に描いた作品です。伝統を守ろうとする頑固なおじいちゃんですが、けっこう好感が持てましたね。パイケアに冷たくあたる事はあっても、本当は大好きなんですよね・・・。孫としてパイケアを見るときの顔と、族長としての見る顔・・・。ん、複雑ですね。終盤のファンタジックな展開&現実をうまくミックスしたシーン・・・。あれも良かったんじゃないでしょうか。そうなのよ、先祖はクジラに乗ってやってきたのよ!それだけのことなのよ、ってね。寡黙なパイケアの思いを見たような気がしました。(05年1月WOWOW鑑賞) |
『クッキー・フォーチュン』 -Cookie's Fortune-監督◆ロバート・アルトマン 出演◆グレン・クローズ/ジュリアン・ムーア/リヴ・タイラー/クリス・オドネル (’99年 米 118分) |
| 【story】 年老いたクッキーが自殺した。発見した姪のカミール(G・クローズ)はこう言った「私の身内はみっともない自殺なんかしない、これは、強盗殺人なのよ」と。冤罪を向けられたのはクッキーと家族同然だった黒人ウィルスだった。とりあえず逮捕されるが、誰も彼を犯人だとは思っていない・・・。小さな町は大騒ぎになり・・・。 ■ロバート・アルトマン監督の作品って誰が主役なの〜って感じます。それだけ、全員の個性が光っている・・・という見方もできますけどね。家族とは?というのがテーマなのかな。後半では意外な家族関係が表に出てきたりします。つながりがなさそうな人たちが、意外な関係を持っていていいかんじに繋がっていきます。血縁だけが家族じゃなくて、どこか人間的な繋がりを感じました。そして、グレン・クローズが相変わらずいいかんじ。存在感たっぷりですね。ラストにジュリアン・ムーアとの駆け引きがスキッとさせてくれました。ウィリスもとーってもいい奴なんですね。彼の存在もいいですね。ボケ振りがイキな保安官クリス・オドネルもいいですし・・・・。登場人物の個性満開の作品だったと思います。(02年HP作成時) |
『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』 -Good will hunting-監督◆ガス・ヴァン・サイト 出演◆マット・ディモン/ロビン・ウィリアムズ/ベン・アフレック (’97年 米 127分)◆アカデミー賞助演男優賞(R・ウィリアムズ),脚本賞 |
| 【story】ウィル(M・ディモン)は、非行を繰り返す20歳の若者。彼は、アインシュタイン級のまれに見る頭脳の持ち主。しかし、不幸な少年時代のトラウマを抱える彼は、自分の未来になど興味がなかった。そんなウィルの才能を発見した教授は、友人である精神科医ショーン(R・ウィリアムズ)をセラピストとして紹介する・・・。 ■虐待されて育ったウィル、彼がショーンによって心を開き立ち直っていくまでを描いた作品です。ウィルは孤児院で育ち、何度も変わった里親から虐待され心を閉ざし、人間を信用しようとしません。彼が信じるのは、同じような境遇で育ったダウンタウンの友達だけなのです。カウンセリングを担当したショーンが、自らの体験を交え、やさしく断固な言葉を浴びせます。この時のウィルとショーンのシーンが最大の山場です。とにかく、ショーンの言葉が実体験からくるものだからか、説得力があり、優しすぎず、強制的でもなく、とてもいい。ショーンも彼をカウンセリングしながらも、自らの心も癒していけたんですね。(02年HP作成時) |
『グッド・ガール』 -The Good Girl-監督◆ミゲール・アテタ 出演◆ジェニファー・アニストン/ジョン・C・ライリー/ジェイク・ギレンホール/ゾーイ・ダシャネル (02年 米・ドイツ・オランダ 93分) |
| 【story】ジャスティン(J・アニストン)は、田舎町のスーパーに勤める主婦。結婚7年目になる夫(J・C・ライリー)は、仕事はあまりせず、自宅のソファーで友人とサボってばかり。毎日同じ事の繰り返しの現実だった。そんなある日、店に新しいレジ係ホールデン(J・ギレンホール)がやってくる。彼の知的な雰囲気に心惹かれるジャスティンだったが・・・。 ■田舎町の主婦役のJ・アニストンがいいかんじ。トレーナーにネックレスなんかしちゃってるし、彼女の生活ぶりが面白かった。「何か面白いことないの?」そんな思いを抱えながら、毎日同じ事を繰り返してるってかんじ。そんな主婦が、ホールディン演じる、J・ギレンホールと仲良くなっていくわけです。。。そんな田舎町で、ホテルに行ったら、ばれるでしょ(笑)。アニストンとギレンホールのベッドシーンにはびっくりしたなぁ・・・。彼女は、ほんと男を見る目がないというか、行動が浅はかというか・・・。それにけっこう薄情なところもある。でも、不思議と親近感持って見れたかな。でも、こうはなりたくないよね(笑)J・ギレンホールは好青年役が多いイメージだったけど、今回は、かなりエキセントリックな役です。こんな男とは絶対不倫しない方がいいぞ!という典型です。そしてダンナ役のジョン・C・ライリー、、、またもや人のいいダンナ様役。。。ちょっと可哀想だったよね。地味な作品で、リアルな雰囲気のドラマだけど、ユーモアもあるし暗さは感じさせない作品でした。気楽に楽しめる作品です。真剣に観ると腹立たしいと思うこともあるので・・・(笑)(04年6月劇場鑑賞) |
監督◆クリス・コロンバンス/脚本◆ジジ・リバンジー 出演◆ジュリア・ロバーツ/スーザン・サランドン/エド・ハリス/ジェナ・マローン (’98年 米 125分) |
| 【story】写真家のイザベル(J・ロバーツ)は弁護士ルーク(E・ハリス)と一緒に暮らし始める。ルークには12歳の娘アンナ(J・マローン)とその弟ベンが。2人の子供たちは母親ジャッキー(S・サランドン)を慕っているおり、イザベルとジャッキーの間にも確執が。ある日、イザベルは自分の身体が病におかされていることを知る・・・・・。 ■めずらしく原作を読んでいた作品でした。原作とはほぼ同じストーリーで安心。若くて仕事も持ち、輝いているJ・ロバーツと、子供達の気持ちを自分につなぎ止めておきたいと願うが、病に犯されていく実母のS・サランドン。対照的な役柄ですが、二人とも素晴らしい配役だったと思います。継母と、実母、どちらかに肩入れをせずにお話が進んでいくというのもよかったです。後半、ガンに犯されていくジャッキー。米では本人に告知するんですね。他の作品でも、本人が家族には内緒にしてください。なんてセリフよく聞きますもんね。S・サランドンの子供に対する思いが、悲しいですね。でも、この作品の主役は女性二人なので、E・ハリスはどーしてもあまりパッとしないです。とってもいいお父さんなんですけど・・・。そして映画では、ジャッキーとルークが別れてしまった理由なんかがわかりにくいのも難点かなぁ。ジュリア・ロバーツは、文句なしにキュートだし、彼女の生き方にも共感できます。子役のジェナ・マローンもこんな小さな時から、将来大物の貫禄たっぷりの存在感でした。(03年1月DVD鑑賞) |
監督◆マーティン・スコッセシ 出演◆ロバート・デニーロ/レイ・リオレッタ/ジョー・ペシ (90年 米 145分)◆アカデミー賞 助演男優賞(J・ペシ)ベネチア映画祭監督賞 |
| 【story】ヘンリー(R・リオレッタ)は、幼い頃から”グッド・フェローズ”というマフィアの世界に憧れ、12歳で地元のボスポーリーの一家に身を投じる。危険な仕事の経験もしながら結婚もするが、78年の600万ドル強奪事件に参加することによってFBIに目をつけられ麻薬の容疑で捕まってしまう・・・・・・・。 ■マフィアものってやっぱり暴力的です・・・・・・。でも、登場する男達の存在感の素晴らしいこと・・・。ヘンリー演じるR・リオレッタの駄目男ぶりもなかなかですが、アカデミー助演に輝いたジョー・ペシの存在感もすごいです。2枚目ぶりを発揮してキレまくりにはちょっと笑いも出てしまいます。この方、声にすごく特徴がある俳優さんです。顔に似合わない高音なんですよね。だからコメディタッチの作品が多いのも頷けます。デ・ニーロはさすがの存在感でした。そしてこの作品は実在の人物の集まりなんですね〜。まだ服役中だとか・・・・・・。恐い・・・。かなり残酷な作品だと思いますけど、軽めのタッチで描かれているのはニクイ演出です。ところでこの作品のDVDは、A面B面一層づつの作品でした(汗)(03年2月DVD鑑賞) |
『グッバイ、レーニン!』 -Good bye,Lenin-監督・脚本◆ウォルフガング・ベッガー 出演◆ダニエル・ブリュール/カトリン・サス/チュルパン・ハマートヴァ/マリア・シモン (03年 ドイツ 121分) |
| 【story】祖国・東ドイツに忠誠心を抱いているアレックスの母、クリスティアーネは、建国40周年を祝う夜、昏睡に陥ってしまう。意識が戻らないまま、東西ドイツは統一される。8ヵ月後、奇跡的に目を覚ました母に再びショックを与えないため、アレックスはクリスティアーネの周囲を統一前の状態に戻し、世の中が何も変わらないふりをしようとする。 ■東西ドイツの統一という大きな歴史の一幕を、一家族のアパートの一室で描くなんて、いいアイデアだなぁ、なんて思いました。東ドイツに忠誠心を抱いてる母親に、東ドイツの崩壊に気付かせないようにするなんて、無理な話みたいなんだけど、都合のいいことに母親は寝たきりなんですね。微妙に気付きそうで気付かない、そんな状態にハラハラしたし、息子アレックスの奔走ぶりに笑わせてもらいました。ドイツの文化や、統一前の東ドイツの生活環境をもってリアルに知ってたら、より面白かったかな。映画の中で、統一前の服装、部屋や街の様子、そして食べ物なんかは、私なりに分かったんだけど、東ドイツの人が見ると、かなりツボに入れるんじゃないかな〜と思います。しかし、アレックスは、母親思いだね。その一生懸命さに感心もしたし、大きな変革の中で、彼なりにささやかな抵抗する姿は、応援したくもなりました・・・・・。笑えたのは友達のデニスの方かな、アレックスにもデニスくらいもコミカルさがあっても良かったかな、なんて思いました。しかし、母親は途中で事実に気付いていなかったんでしょうか??その辺りが微妙なかんじです・・・。(04年3月劇場鑑賞) |
監督◆アルフォン・アラウ 出演◆キアヌ・リーブス/アイタナ・サンチェス・ギヨン/アンソニー・クイン/ジャンカルロ・ジャンニーニ (95年 米 102分) |
| 【story】第二次世界大戦の復員兵ポール(K・リーブス)は故郷に戻ったものの妻の素気ない態度に失望し、チョコレート販売員となっって汽車の中で帰省中の学生ヴィクトリア(A・サンチェン)と出会う。大農場の経営者アラゴン家の娘であるヴィクトリアは妊娠中でポールは彼女に頼まれて子の父と偽ることになる・・・・・・・。 ■思いっきりベタな恋愛映画だけど、風景も綺麗だし、キアヌの初々しい姿も新鮮でいい作品でした。お話の展開も、とても分かりやすかったです。列車で出会っただけの女性に、あれだけ責任のある頼まれごとを引き受けられるだろうか・・・。ポールはきっとヴィクトリアのことを最初から好きだったんでしょうねぇ・・・。でも、いい人だから・・・・・。キアヌ・リーブスは初々しくて男前でした。キアヌが好きなわけじゃないけど、この作品の彼は美しいです。風景も美しいです。そして、この地で暮らす人々の心も美しくていい感じでした。気になったことは、ラストの葡萄園の火事のシーンです。一つの葡萄の木から、ネズミ花火のように火があっという間に広がり過ぎ!葡萄の木に火薬でも仕掛けていたみたいだったぞ(笑)そんな大量の火を、パタパタと服で消している姿も滑稽でした・・・。でも、のんびり観るにはいい作品かな、と思います。(03年6月WOWOW鑑賞) |
監督◆ロルフ・シューベル 出演◆エリカ・マロジャーン/ステファノ・ディオニジ/ヨアヒム・クロール/ベン・ベッカー (’99年 ドイツ・ハンガリー 115分) |
| 【story】30年代末、レストランのオーナーのラズロ(Y・クロール)と愛人イロナ(E・マロジャーン)は、名も無きピアノ弾きアラディ(S・ディオニジ)を店に雇い入れる。やがて、イロナとアラディは惹かれ合うようになるが、イロナの誕生日にアラディはプレゼントの代わりに自作の曲“暗い日曜日”を捧げる。 ■予想とまったく違った作品でした。タイトルからして週末を寂しく過ごす女性のお話かと思っていましたー(笑)”暗い日曜日”って歌のタイトルだったんですね。それも実際にある曲だそうで・・・。その上、聞いた人が次々と自殺をしてしまう・・・という悲しい曲。結局は作曲者も自殺してしまったそうで・・・。お話は二人の男と一人の女(←どこかで聞いたタイトルだ)の三角関係と、ナチスのお話も絡んでいて、重いんだけど見応えはありました。美しい女性イロナを愛するラズロとアラディはお互い認め合って、一人の女を共有するわけです・・・。ちょっと女性がエゴイストの様にも見受けられたんですけど、男達はそれで満足しているようなのでいいのかなぁ。ピクニックに行った時に、両腕に二人の男を腕枕してる姿は異様な光景でしたけど・・・。でもイロナはそれ程、魅力的な女性であることは間違いないです。雰囲気はM・ベルリッチにたいなかんじ。中盤以降は、雰囲気ががらっと変わって、ユダヤ人が強制収容所に送られるという時代背景に変わっていきます。そこからは、恋愛、戦争、裏切りとが絡み合って見応えがありました。強制収容所に送られる人間の表情は、どの作品を観ても感慨深いです・・・。ラストは意外なサスペンスタッチのオチがあるわけですが、彼女の愛を感じることが出来ました。ちょっと作品の雰囲気には合わないオチではあったと思いますけどネ。(03年1月DVD鑑賞) |
監督・脚本◆クリス・バー・ヴェル 出演◆クリスチャン・スレーター/ティム・アレン/リチャード・ドレイファス/ポーシャ・デ・ロッシ (00年 米 92分) |
| 【story】場末のホテルの一室で、偽造詐欺師フィンチ(C・スレーター)の頭に銃が突きているのは、殺し屋“毒舌ジム”。彼は、フィンチ殺しの報酬金が振り込まれる90分の間におもしろい話を聞かせれば命を助けると提案。実はジムは、筋金入りの映画フリークなのだ。追い詰められたフィンチは、しかたなく自らの体験を語り始めるが・・・。 ■とても面白く出来ていました。脚本もいいんじゃないでしょうか。サスペンスタッチなんだけど、少しだけコメディ要素も含まれていて楽しめました。登場人物の中でひときわ魅力的だったのは、”毒舌ジム”でしょう♪こーいうキャラ好きですねぇ。ずっとそばにいると嫌だけど、友達の友達に居て欲しいタイプだなぁ。彼の話すセリフはほとんどが、映画のセリフの引用など頭の中は映画一色なんですね。殺しの請け負い電話の時も映画館で「ティファニーで朝食を」を観ながら涙ぐんでいるし、暗号なんかまで映画から引用しているんですね(笑)。ジムを演じるティム・アレンとってもいい味出しています。映画バカなのに。殺し屋としての腕は一流でかっこいいです♪出てくる作品の全ては分からなかったんだけど、楽しめました。(DVDの場合、出てくる作品の解説が付いてますよ〜)、もちろん主役のC・スレーターの見せ場も沢山あるし、R・ドレイファスも相変わらずの存在感です。ラストにジムが呟くセリフにはホロリとなりました。(03年3月DVD鑑賞) |
『グラディエーター』 -Gradiator-監督◆リドリー・スコット 出演◆ラッセル・クロウ/フォアキン・フェニックス/コニー・ニールセン ('00年 米)◆アカデミー賞作品賞/主演男優賞/衣装デザイン賞/音響賞/視覚効果賞 |
| 【story】皇帝である父を殺害した息子のコモドゥス(H・フェニックス)の陰謀で愛する妻子を失い、将軍の地位をも失ってしまったマキシマス(R・クロウ)は、奴隷商人に買われる。彼はは、あっという間に剣闘士として名声を上げていく。 一方、コモドゥスはローマの巨大コロシアムで剣闘試合を開催。二人は、対面を果たすことになる・・・ ■マキシマスも不幸だけど、コモデュスもかなり可哀想だと思いました。父親にも姉にも愛されなかった彼は、マキシマスに嫉妬心を抱くわけなんですね。んー、彼はほんとに哀れでした。ラストの対決の後、一人ポツンと取り残される彼はかなり悲惨で孤独な奴でした。ちょっと同情心も湧きました。そんなコモデュスをフォアキン・フェニックスが好演していたと思います。彼にもアカデミー賞助演男優賞を取ってもらいたかったですね。マキシマスもいい奴です。妻子を心から愛しているし、自分が率いる軍の兵士にも深い愛情を持っているんですね。両者それぞれにいい味があって良かったと思います。作品自体にも、感動シーンはたくさん込められていて-----雪が降るシーン。ストーリーにマッチしていて、とても壮大さを感じることが出来るシーン。そして、妻子の焼けた死体を見つけるシーン---悲しい---心から愛する人間のこんな姿を目の当たりにする悲しさ・・・。 そしてラストシーンの対決と、見どころたくさんの作品だったと思います。(02年HP作成時) |
『グラン・ブルー』 -Le Grand Blue-監督◆リュック・ベッソン 出演◆ロザンナ・アークエット/ジャン・マルク・バール/ジャン・レノ (’88年 フランス 110分) |
| 【story】青年ジャック(J・M・バール)。彼は潜水能力にたけ、潜水時の身体の変化を科学者によって調査されていた。幼なじみで潜水世界チャンピオンのエンゾ(J・レノ)は、潜水世界大会に出場するように言う。そこには、以前仕事でジャックに会い一目ぼれした保険会社の女性ジョアナも来ていた・・・。 ■映像のエンターティメントとしては、間違いなく一級品でしょう。真っ青な海、青い空、そしてスクリーンからでも風を感じることが出来そうな描写の数々。海の魅力が作品の至るところに散りばめられている作品。ジャックはこの海にあまりにも魅了され過ぎていたのでしょう・・・。ラストシーンのジャックはとても爽快そうでいて、酷でもあるようでした。(02年HP作成時) |
監督・脚本◆ピーター・ウィアー 出演◆ジェラール・ドバリュデュー/アンディ・マクダウェル/ビビ・ニューワース/グレッグ・イーデルマン (90年 米・仏・豪 107分) ※ゴールデングローブ賞 最優秀作品賞/最優秀主演男優賞 |
| 【story】園芸家のブロンディ(A・マクダウェル)とフランス人のジョージ(J・ドバリュデュー)。ブロンディは温室付きアパートの入居資格のためにジョージはグリーン・カード(労働許可証)取得のために、紙切れだけの偽装結婚を決意する。反発しながらも形だけの夫婦を装うふたり。そして調査員の面談に向けて口裏合わせが始まった・・・・・。 ■J・ドバリュデュー・・・・・、髪型が〜ビートルズみたい・・・似合わないなぁ・・・。で、役柄も冴えない男を好演していました。ジョージは米の永住権を得るために、そしてブロンディは結婚してなきゃ入居出来ないアパートの資格を取るために偽装結婚するわけです・・・・・。ジョージはまだしも、ブロンディの動機は普通に考えてあり得ないんだけど、お話が進むにつれて彼女ならそうするかも?と思わせてくれるんですね。決して美人じゃないけど、独特の魅力を持った女優さんだなーと思いました。この二人が偽装結婚した後、自然に惹かれあう様子を描いた作品でありきたりなんだけど、二人の性格が正反対だから観ていて楽しいし、成り行きもハラハラ出来て楽しかったです。ジョージがピアノを弾くシーンなんか笑えました。(結末に触れています→)そして面談のシーン、無意識にお互いのことを理解してる演出・・・いいですね。そして離れ離れにならざるを得ないシーンでは、かなり切なかったです。強制送還されてしまうところがいいですね。二人が仲のいい夫婦になってメデタシじゃぁ、なにか物足りないですもんね。起承転結の”転”の部分が薄かったようには思うけど、その分、再会した時のキスシーンにはジンとしたし、”毎日、手紙を書くよ”のセリフには感動・・・。ジョージって手紙書くってガラじゃないのにね。シンプルだけど好きな作品です。(03年8月DVD鑑賞) |
『グリーン・デステニー』 -Crouching Tiger Hidden Dragon-監督◆アン・リー 出演◆チョウ・ユンファ/ミシェル・ヨー/チァン・ツィイー (’00年 米=中国 120分)◆アカデミー外国映画賞/撮影賞/美術賞/作曲賞 |
| 【story】グリーン・ディスティニーという剣の使い手、リー・ムーバイ(T・ユンファ)は山での修行を途中で切り上げ、女弟子ユー・シューリン(M・ヨー)に、自分の剣を北京のティエ氏に献上するよう依頼する。その夜、何者かによって剣が奪われてしまう・・・・・・・。シューリンはユィ長官の娘イェン(T・ツィイー)が、犯人であることに気付いていた。 ■ワイヤーアクションと、剣を用いたアクションが、ふんだんに折り込められた恋愛映画です。ワイヤーアクションといえば「マトリックス」を思い出しますが、この作品は少しやり過ぎか?やり過ぎのあまり、少し不自然になっているような気もしました。屋根は数歩で飛び越えるし、壁も歩く、その上水の上まで・・・。(スパイダーマンも顔負け)でも、剣と剣の戦いはいい。迫力があるし、珍しく武器が刃物ということで・・・より一層ハラハラ出来る。物語は、ラブストーリーとしてはすごくいい。亡き友を思い、未だ心を打ち明けきれない大人の二人と、身分の違いを乗り越えていく若き二人。ふたりとも応援したくなる。でも、イェンの勝気で傲慢な性格は、ちょっといただけない・・・・・。ラストの毒針攻撃はほんとあっけなかったな・・・。これがアカデミー賞外国映画賞なの・・・?(02年8月DVD鑑賞) |
『グリーン・マイル』 -The Green Mile-監督◆フランク・ダラボン 出演◆トム・ハンクス/マイケル・クラーク・ダンカン/ディビット・モース (’99年 米 188分) |
| 【story】 ’35年、死刑囚を収容する刑務所の看守ポール(T・ハンクス)の元に、黒人の大男ジョン(M・クラーク・ダンカン)が、送られてきた。ポールは尿道感染症で苦しんでいたが、ジョンの不思議な力によって完治した。ジョンには不思議な力が備わっていた。ポールは、刑務所長の奥さんの脳腫瘍を治そうと、ジョンを連れ出す。 ■死刑囚を収容する刑務所ということで、死刑執行のシーンが多々出てきます。とても痛々しいシーンの連続。そんな残忍な刑務所に勤める看守たち・・・。でも、ジョンに対しては本当にこの男が罪を犯したのかという疑問を抱き、執行官としての義務と、人間としの在り方という間で葛藤する・・・・・そんな温かいシーンもあったのでホッとできました。囚人たちもどこか憎めない感がしました。それぞれいい所が見え隠れしていましたしね。まぁ、囚人であることに違いはないんですけどね。看守たちも一人を除いては、人間的に素晴らしい人たちだったと思います。でも、この作品で一つだけ気になるんです・・・・・・・。コーフィーがゴーって口から吐き出すシーン・・・。ファンタジー好きなんですよ・・・。でもあのシーンだけは妙にしらけてしまったんです。きっと感動的なシーンだと思うんですけどね。私は駄目でした。死刑制度や、人種問題について考えさせられる要素も込められていた作品だと思います。(02年HP作成時) |
監督◆ジャン・ベッケル/脚本◆セバスチャン・ジャプリゾ 出演◆ジャック・ヴィユレ/ジャック・ガンブラン/ミシェル・セロー/イザベル・カレ (99年 フランス 115分) |
| 【story】30年代のフランス。ガリス(J・ヴィユレ)は、ふと通りがかった沼地に住みついて12年になる。隣人のリトン(J・ガンブラン)は気はいいが頼りなく、ガリスは彼の子供達の面倒も良くみていた。二人は町で物売りをして生活していたが、ある日町の大きな屋敷に入りこんで、そこで出会った女中にガリスが一目ぼれしてしまう。 ■クリクリのいた夏??少しタイトルがマッチしていないような感じでしたが、作品はすごく温かかったです。率直な感想はこれ2回観たらもっといいかも・・・それも吹き替えで・・・。作品の雰囲気がすごくいいんですよね。字幕を読むのが面倒になるくらいです。幼いクリクリの目から映し出された情景だからかもしれません。特に大事件が起きるわけではないのだけれど、沼地で暮らしているガリスとリトンの元に、かつて沼地で暮らしていたという大富豪が訪れるわけです。大富豪になっても心まで豊かになるわけではない・・・といった典型的なお話なんですが、実際にはどうかとも思いますが、この作品を観終わった後はそうなんだと思わせてくれます。とっても丁寧に作られた作品でした。登場人物もすごくいいですね。(03年3月ビデオ鑑賞) |
『クリスティーナの好きなコト』 -The Sweetest Thing-監督◆ロジャー・カンブル/脚本◆ナンシー・M・ピメンタル 出演◆キャメロン・ディアス/クリスティナ・アップルゲイト/トマス・ジェイン/セルマ・ブレア (02年 米 84分) |
| 【story】“本気の恋より、気軽な恋”が信条のクリスティーナ(C・ディアス)は、友達と繰り出したクラブでピーターと出会う。普段なら軽いノリで誘う彼女が、今回は傷つくのを恐れ自分の気持ちに急ブレーキ。ピーターに本気で恋をしてしまったクリスティーナは、彼の兄の結婚式がある事を知り、会いに行く決心をする・・・・・・・。 ■すごく下品で、楽しかったー☆キャメロン・ディアス大好き!ってわけじゃないけど、この作品を観ると、やっぱりキュートだわ、って思います。笑顔は最高にキュート、ノリノリのダンスも、仕草も可愛くていいと思います。ファッションも変に頑張ってなくても素敵です。髪型もナチュラルでいいかんじ♪と、べた褒めですが、、、シリアスのキャメロンはあまり好きじゃないんですね(笑)。でも、いろんなジャンルの作品に出演するキャメロンには感心させられます。脇の友達二人もすごくいいです。セルマ・ブレアって「キューティ・ブロンド」を観た時、この子、演技派のすごい女優さんになるかも!って思ったんだけど、この作品の彼女を見てびっくり☆いいんじゃないでしょうか〜。体当たりの演技に笑わせてもらいました。ピアスネタにはびっくりしましたが・・・。C・アップルゲイトもコメディのイメージはなかったんだけど、ハジケぶりがいいかんじ。二の腕、プルプルシーン好きです♪ストーリーは何てことないし、恋愛も奥深くないんだけど、気楽に楽しめて笑えるのがいいと思います。彼女たちの本音トークに頷けるところもあるし。楽しく恋して、傷つきたくないけど、やっぱり本気の恋がしたいいのです・・・。ディープな下ネタOKの人には楽しめる作品だと思います。(03年10月DVD鑑賞) |
『クリムゾン・タイド』 -Crimson Tide-監督◆トニー・スコット 出演◆デンゼル・ワシントン/ジーン・ハックマン/ジョージ・ジュンサ (’95年 米 115分) |
| 【story】 ロシアの国粋主義者がシベリアの核ミサイル基地を占拠。アメリカの戦略原子力潜水艦アラバマは、太平洋に向けて緊急出動する。が、そこで人類の未来に大きく影響する未曾有の事態が起こる。 ■かなり緊迫感いっぱいの作品!艦長のG・ハックマンと若手副官のD・ワシントンの対立が核戦争の危機に直面した状況下で進んでいくので、リアルでとってもスリリング!G・ハックマンが悪そうではあるのですが、彼はプロ意識が強いだけ・・・そして、D・ワシントンはというと、とにかく戦争を避けたいという元に動いているものだから・・・・・両者とも正しいことは分っているし、ある意味、賭け的な行動への決断を、限られた時間の中で判断しなければならない、という気苦しさが伝わります。結局はこれが正しい!!という答えは決まっていないんすよね、あの状況下では・・・・・・。ラストはすっきりとした気分で終われる作品。(02年9月DVD鑑賞) |
『クリムゾン・リバー』 -Les Rivieres Pourpres-監督◆マチュー・カソヴィッツ 出演◆ジャン・レノ/バンサン・カッセル/ナディア・ファレス (’00年 フランス 106分) |
| 【story】アルプスの麓の静かな大学町。そこで大学図書館の司書が殺された。その死体は、両目をえぐり抜かれ、両手を切断され、胎児のように縛られていた。捜査にやってきたのは、パリからやってきたノーマンス(ジャン・レノ)だった。同時期に、100キロ程離れた町で墓の盗掘事件と、小学校の強盗事件を調べていた。その事件の関連性は? ■3人の青年の運命の1日を、ドキュメンタリータッチで描いていて、映像がすごくダイナミックです。そして、お腹の底に響いてくるような、迫力のある音響に圧倒されました。犯人探しのミステリーにドキドキできるし、不気味なホラーと、本格的なアクションも取り入れられているので、贅沢。自分がゲームの中に存在しているような気分になれます。(02年HP作成時) |
『クレイマー、クレイマー』 −KRAMER VS. KRAMER−監督◆ロバート・ベントン 出演◆ダスティン・ホフマン/メリル・ストリープ/ジャスティン・ヘンリー (’79年 米 105分)◆アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞 |
| 【story】仕事に明け暮れていた夫が、帰ってくると妻が突然家出をしてしまった。残された夫はハードな仕事と育児で右往左往することになる・・・。やがて、出て行った妻が息子と会いたいと言ってくるようになるが・・・。 ■いいですね〜、この作品。物語はとーってもシンプルだけど、ツボに入ったかんじです。少し古めの作品だけど古臭さを感じさせないですね。扱っているテーマが現代にも通じるものだからかな。映像も古く感じないしね。一番好きなシーンはパパと息子が、フレンチトーストを焼くシーンです。母親が出て行った次の朝は、まともに作ることが出来ないんですよね。それでも、元気いっぱいに息子に話しかけながら、作りシーンは温かくていいですね。終盤にもう一度、フレンチトーストを焼くシーンが出てくるのですが、こちらはとってもお上手です♪息子との連携プレーが、絆も強くなっている風でいいです。ダスティン・ホフマンの一生懸命さもいいです。喋りはまさにウディ・アレン調なんですね。でも、それはただ単に忙しいだけけのことなんですね。終盤、母親と、息子の養育権を争う裁判に繋がっていくわけですが・・・、この辺りはとっても複雑です。もちろん息子は頑張ったパパのものでしょう。でも、母親の女性としての独立という視点で見るとね・・・。そんな社会問題も秘められているのだろうけど、そんな問題もパパ、ダスティンの頑張りの方が上のような気がしました。ラストはうまくまとまっていたと思います。現実はこうはいかないんだろうけど・・・。(02年HP作成) |
『黒い家』監督◆森田芳光 出演◆内野聖陽/西村雅彦/田中美里/大竹しのぶ (’99年 日本 118分) |
| 【story】若槻(内野)の保険会社に「自殺しても保険金が下りますか?」という1本の電話が入る。後日、その客の家を訪ねると、子供の首吊り死体があった。そして、若槻が第一発見者にされてしまう。そのうち、若槻は異常な夫婦(大竹しのぶ・西村雅彦)にまつわる事件に巻き込まれていく。 ■こわ〜い・・・・。表に出ない保険金殺人ってかなり多いんじゃないかな、と思うんだけど・・・・。この作品に出てくる大竹しのぶが演じた母親のように、善悪の区別がつかなくなっている人もいるんじゃないかな、と思いました。彼女は少女の頃に保険金目当てで、両親に殺されそうになった経験があるんですね。子供の頃のトラウマって恐いな、と思います。彼女はもう開き直っていますもんね。幼少時代に虐待を受けた子は、自分の子供にも・・・というのがTVで言われていますが、まさにその通りなのでしょう。(すべてがそうじゃないよ)。悪いのは彼女の両親かもしれないですね。彼女は加害者でもあって、被害者でもあるような気がしまいした。そして、この作品はシリアスなサスペンスというよりは、スラッシャー的な、テンションも感じてしまう作品でした。特に大竹しのぶの演技は「13日の金曜日」のジェイソンの母親を思い出すようなキャラクターでした(笑)。恐いですよ〜〜(笑)表情はもちろんのこと、体を張った演技も見物です。西村雅彦もいいかんじなんですけど、このキャラクターにちょっと飽きてしまったかな・・・・・という感じもしました。お話は保険金殺人時&精神異常がメインになっていますが、最近では保険金殺人ってすごく多いから、とてもリアルに感じました。(02年HP作成時) |
監督◆ゲイリー・フレダー 出演◆ゲイリー・シニーズ/マデリーン・ストウ/メキ・ファイファー/ヴィンセント・ドノフリオ (’01年 米 ) |
| 【story】2079年、地球は異星人に支配されつつあった。極秘プロジェクトの責任者として議長と会談予定のあった科学者スペンサー(G・シニーズ)が職場に向かうが、そこで地球保安局のハサウェイ少佐に捕らえられる。彼はスペンサーは既に死んでおり、現在ののスペンサーはケンタウリが送り込んだ爆弾人間だといい、彼を拘束するが・・・・・。 ■いきなり証拠もなくエイリアンのクローンだと言われてしまうんですね。タイトルからはアクション映画とは思わず意外な作品でした。それも、「逃亡者」のような逃走劇と「トータル・リコール」のような”偽者”を題材にした作品でした。観ていて一番気になるのは、彼(主人公)が、クローンなのかどうかということです。主人公どちらか分からない・・・という設定は面白いんじゃないかなと思います。私自身もクローンなのかもしれませんしね(笑)。例え自分がクローンであったとしても、過去の出来事や思い出なんかは普通の人間と同じ・・・。クローンと突然いわれても信じられないですよね。スペンサーのように、自分が本物であるという証拠を探すしかないのでしょう。そしてラスト・・・・・。ここではアクション映画らしくないオチなんですね。タイミングも曖昧だったような気がします。爆発の原因なんかもね・・・。それなりに楽しめる作品だったと思います。(02年HP作成時) |
監督◆ジョナサン・リーベスマン 出演◆チェイニー・クレイ/エマ・コールフィールド・リー・コーミー/グラント・パイロ (03年 米 85分) |
| 【story】小さな町、ダークネスはマチルダ(歯の妖精)の伝説が長い間あった。150年前、心優しい老女マチルダ・ディクソンは、無実の罪をきせられ、虐殺された。噂では、復讐の怨みに燃えるマチルダの魂は、今でもこのダークネス・フィールズの中をさまよい、その姿を見たものはたとえ誰であっても、必ずマチルダによって葬り去られるという・・・。 ■(ネタばれあり)冒頭すーーんごく怖かった・・・。やばい・・・と思ったけど、中盤以降笑えた・・・。冒頭で母親が殺されてしまうんだけど、そのシーンは音と不気味な謎の化け物に恐怖感いっぱいだった。明るい子供部屋の外の壁にペタリと貼り付いてるの見た時は、かな〜りショッキングでした。中盤からは、怪物映画だな・・・。強烈な勢いで追いかけてくるし、暗闇に一瞬でも入ろうものなら、鷹が餌を飛びながらパクリといくような勢いで襲いかかるのです・・・。ドキドキしながらも笑えてしまいました。この手の作品けっこう好きなんだけどね(笑)。どんどんと明かりや懐中電灯の光が、消えていくので恐怖感もどんどん高まります。終盤は、設定を無視しまくって、誰にでも襲いかかっていたような・・・。乳歯が抜けた子供を襲うはずでは??あれ違った?まっ、深いことは考えずに楽しめる、サバイバルホラーでした。(04年1月劇場鑑賞) |