集中合宿
 夏合宿は毎年3〜4パーティー編成され、同じ山域をそれぞれのコースで登る。それを分散合宿という。そして分散合宿が終わると、その山域の近くの大きなキャンプ場に全パーティーが集まって、集中合宿が1泊で行われる。4年生やOBの方も参加して、キャンプファイヤーなどをしながら、合宿最後の夜を楽しむ。

 といってもワンゲルの合宿である。ただ楽しむだけでは終わらない。まずキャンプ場で運営委員会が開かれ、早速夏合宿の行動報告等が行われる。一連の行動を検証して、リーダー判断が正しかったのか、審判を受けるのである。リーダーにとっては恐怖の運営委員会である。

 それが終わると食当である。山ではもちろん新人が担当であるが、この最後の食当は旧人が作る。とくにリーダーとサブリーダーが飯炊きなどをする。3年になると山でめったに飯炊きをやらないので、結構プレッシャーがかかる。失敗すれば新人にバカにされる。

 メニューはカレーライスと決まっている。そしてこのカレーで新人による早食い競争が行われる。一番になるとインディアン踊りの酋長になれる。山で鍛えられた新人はものすごい早さで食べられるようになっている。
新人による早食い競争 メニューはカレーライス
 食事が終わるとキャンプファイヤーである。ここではリーダー・サブリーダーによるコッヘル掃除競争・ラジウス点火競争が行われる。コッヘル掃除とは、ご飯を炊く鍋をコッヘルというが、それを山では水が貴重なので、洗わずに、スプーン(ワンゲルでは武器という)で擦って汚れを落とす作業をいう。これをいかに早くきれにするかを競うのである。きれになったかの判断は山では当然旧人が行うが、ここでは新人が行う。いじめられた新人ほどリーダーにOKを出さない。

 ラジウスとは灯油を燃料とする燃焼器具である。これをメタという固形燃料でプレヒートして、ピストンで圧をかけてから点火する。失敗するとテンプラといわれる炎があがる。

 これも新人以来やりなれないリーダーなどは苦戦したりする。これも失敗すれば新人にバカにされる。最後はインディアン踊りでしめる。

 翌日はスイカ割りなどをして解散となる。
1年女子による点火
コッヘル掃除競争 ラジウス点火競争
4年生の集中合宿・本栖湖キャンプ場
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