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浄水器を使う目的を明確にするのが浄水器選びのポイントです。

浄水器選びのポイント

「客観的な浄水器選び」 と 「生活環境研究所の見解」を
誰にでも、すぐわかるように説明したダイジェスト版です。


●「浄水器の使命」は? 「安全でおいしい水」にすること

水道水に含まれる「有害」なものを除去 ⇒⇒⇒ 安全な水
水道水に含まれる「不快」なものを除去し、

カルシウムやマグネシウムなどの自然なミネラル成分は残す ⇒⇒⇒ おいしい水

できるだけ「自然な水」が ⇒⇒⇒ 身体にやさしい水

「加工された水」「人工造水」は、人体に不自然な刺激を与えるのでよくない

水で肌が若返るとか、健康になる、水を活水化するなどの
宣伝文句に惑わされないよう、
浄水器を使う目的を明確にするのが浄水器選びのポイントです。


●水道水中から除去したい「不快」「有害」なものとは?

1. 残留塩素
   (塩素から出るカルキ臭さ)

2. トリハロメタン
   (=塩素+有機物/発がん性物質)などの有機ハロゲン化合物(TOX)

3. 農薬、界面活性剤、ダイオキシン、環境ホルモンなどの有害化学物質

4. カビ臭さ
   (水源によって、土臭さ、生臭さ、腐敗臭、藻臭などもある)

5. 赤錆・金属類

* 残留塩素は、蛇口直結型でも比較的簡単に除去できる。(初期性能においては)

* 病原菌や細菌類は塩素消毒されているので、水道水中には存在しないと考える。

*除去するのが困難な物質は2と3で、是非とも浄水器で取り除きたい物質でもある。


●主な濾過材と除去性能

「濾過材」
一般的な除去性能

「活性炭」
1−4はとても良く除去する。
5の除去はやや不得意なので、マイクロフィルターなどを併用する。
「質と量」と「浄水システム」でかなり性能が左右される。

「セラミックス」
1,3,4は条件によって除去。他はあまり効果がない。
補助濾過材として使用することが多い。

「中空糸膜」
マイクロフィルターとも言う。
浮遊不純物や赤錆の除去に有効だが、目詰まりしやすい。
1−4はあまり効果がない。補助濾過材として使用することが多い。

「逆浸透膜」
全項目に優れた除去性能だが、自然のミネラルも除去してしまうのが欠点。
味も素っ気もない水で、体液と浸透圧が違うことも不自然な水と言える。
使用する膜によって除去性能の差がある。
濾過に時間がかかるので、タンクに貯水するため装置が大きくなってしまう。

「イオン交換樹脂」
1−4については、ほとんど効果がない。イオン化する物質を除去するので、
ミネラルも除去してしまう。飲用には適さない。

* 除去性能は「濾過材の質と量」+「浄水システム」によって大きな差がある。

* 単独の濾過材だけでなく、異なる濾過材を組み合わせて使う場合が多い。
(ハーレーの場合は、特殊メタルバッフルとセルロースフィルターが赤錆や
浮遊不純物の除去を行なう)

* 除去性能だけを見ると、「逆浸透膜」と「活性炭」が特に優れている。

* 「中空糸膜」「セラミック」については、補助濾過材としてなら有効。

* 条件付き(活性炭の質と量、浄水システムが良ければ)で
「活性炭」がベストといえる。


●浄水器の形態別では?

相反すること ……「小型で場所をとらないこと」を望むと、高性能は望めない……

×「蛇口直結型」
◎「据え置き型」「アンダーシンク型」

浄水性能は蛇口直結型より据え置き型の方が優れていることが、
暮らしの手帖のテストでも実証されている。

蛇口直結型は濾過材の量が少ないので性能レベルは低い。

アンダーシンク型と据え置き型と両方を扱うメーカーが多い。
浄水性能は同程度と考えられる。


●機能水?は除外

浄水器の機能に加え、電気分解や磁力などで水に特別な機能?を
持たせた水を機能水と呼ぶ。

水博士で有名な京都大学名誉教授の川畑愛義先生によると
人間の身体は巧妙な恒常性(ホメオスタシス)を持っており、
外部環境が変わっても内部は決して簡単には変わらない。

人工的につくり出された水は、人間の身体に不自然な刺激を与えてしまい、
むしろ危険であると言える。

湯冷ましの水でさえ人間の身体に不自然な刺激を与える。
「自然の水」に危険性があるのは、「水質汚染」と「いたずらな加工」である。

1.「機能水」などの「人工造水」「加工水」は身体に良くない。

2.科学的な根拠がない。医学的、生理的にナンセンスなものもある。

3.派手な宣伝や、「まやかしもの」が多いので注意が必要。

4.浄水器本来の目的である汚染物質の除去レベルが低いものが多い。
(加工する物質や装置が、浄水器本体のスペースをとるので、
濾過材の量が減ってしまう)

従って、機能水については選定対象から除外する。


<機能水の例>
「πウォーター」「アルカリイオン水」「クラスターの小さい水」「イオン化カルシウム水」
「磁化水」「電子水」「回帰水」「波動水」「麦飯石水」「活水」等々。

「国民生活センター」のテスト結果によると、
「πウォーター」については、「水道水となんら変わるところなし」
「アルカリイオン水」も、「効果に疑問」「誇大広告に注意」と公表されている。


●湯冷ましの水は危険な飲み物?

★湯冷ましの水は、溶存酸素をなくしてしまい、人体に必要なミネラルも
やかんなどの材質に吸収されてしまうので、蒸留水に近い水になってしまう。
この水を、赤ちゃんに飲ましたりすると、赤ちゃんの体内にあるミネラルや酸素分を
奪い取ってしまうことになる。

★ある条件下におかれた成人でも同様で、例えば、断食道場の壁に
「万が一、のどが渇いても、お湯、湯冷ましは死ぬことがありますから
絶対に飲まないでください」
と書いてあるところがあることからも、危険な飲み物であることがうかがえる。

★造水機で海水を純水化した水を船員が飲み、骨折が多くなったことを
昭和54年、海上労働科学研究所が発表し、センセーションを起こしたことがある。

ただの「水」といっても、ちょっと加工すれば人体にとって危険な飲み物になってしまう。


●選びたくない浄水器?

★カートリッジ内に繁殖する細菌・カビ
水道水が活性炭に接触すると、殺菌のため含まれていた「塩素」はなくなってしまい、
細菌やカビが繁殖しやすくなります。
そのため、細菌やカビが繁殖しないような対策が必要です。

「カートリッジ式の浄水器」の場合、交換後数週間経過すると
カートリッジ内は細菌やカビでいっぱいになってしまいます。
その数は何億、何兆となります。それらの細菌を漏出させないため、
中空糸膜を併用している浄水器が多く、逆に内部に細菌を閉じ込めてしまいます。
閉じ込められた何兆もの細菌の「排泄物」は、中空糸膜を通過してしますので、
浄水に混入されてしまいます。
定期的にバックウォッシュすることでこのようなことがなく、安心して使用できます。

★セントラル浄水システムの問題点
セントラル浄水システムは、 水道メーター通過後に塩素を除去してしまうので、
家中の配管が「細菌やカビ」に無防備になってしまうので、お勧めできません。
もし問題が発生しても自己責任になります。
浄水が必要なところだけ浄水するのがベストです。

★浄水器に使われているプラスチック
大半の浄水器の場合、内部にプラスチック(石油から合成した化学物質の代表格)
や接着剤を使っていて、溶出や変形の恐れがあるのでお湯が通せません。
プラスチックはカートリッジ、フィルター、内部部品、接続部品などに使われています。
(外見だけでは判断できません)

「中空糸膜」もプラスチックの仲間です。
プラスチックは水をはじく性質があるので、水を膜に馴染ませるために
「合成界面活性剤」を入れる…などが平気で行われていたり、
粉末にした活性炭を固めるのに接着剤(化学物質)を使われていたりするのは
おかしいと思います。
水道水に含まれる有害化学物質や環境ホルモンを取るために
浄水器を使うのですから!


●実用性と経済性

徹底して浄水性能を重視して選んでも、気になるのは実用性と経済性。
フィルターが目詰まりしやすい機種や、本体価格は安くても、
カートリッジの交換にかなりのコストがかかる……なども知っておきたい。

◆本体の価格
販売価格と浄水性能は比例しない。高いから性能がよいということではない。
性能に見合う価格かで判断してほしい。
販売量や販売方法によって、本体価格が極端に高くなる場合が見受けられる。
特に、訪問販売の場合は、30−40万円で販売されるものが多い。
この価格の三分の二くらいは人件費だといっても過言ではないと思います。

◆フィルターの寿命
メーカーがカタログや取扱説明書で示す交換時期まで使用できないケースが多い。
目詰まりを起こしやすいタイプは、半分くらいで実用的でなくなる
(水量が極端に少なくなる)ケースが多く見られる。(国民生活センターテスト結果)
交換時期は最長の目安と考えた方が良い。

◆フィルター(カートリッジ)の価格
価格が高いと浄水した水をふんだんに使うことがためらわれる場合が多い。
飲用水だけでなく、調理用、お米をとぐ時、野菜を洗うときなどに使うためには、
価格は安い方が望ましいが、浄水性能を高めるためには、
濾過材の量と質が重要なので、ある程度高くなるのはしかたがない。

◆フィルターの目詰まり
中空糸膜(マイクロフィルター)逆浸透膜などの膜を使うタイプは目詰まりしやすい。
活性炭、セラミックは目詰まりしにくいが、「圧縮固形活性炭」は目詰まりしやすい。

◆フィルターの細菌汚染
フィルターには汚染物質がたまるため、細菌が繁殖しやすいので注意が必要。
そのため、抗菌処理を施した濾過材を使うメーカーが多いが、
抗菌剤は人体に何らかの影響があると考えられるので、
抗菌処理をしている機種は避けた方が良い。

◆性能が安定することが真の実用性
購入時、またはカートリッジの交換直後は除去性能が良いが、使っていくうちに
除去性能がどんどん落ちていく。
カートリッジ寿命が近づく頃になると性能レベルがかなり低下するのは避けられない。
飽和状態になると、逆に汚染物質が出てきてしまう。

◆水道の水圧
水の出が悪い地域や、マンションなどで水圧が低い場合、
濾過材によっては使えないことがある。
逆浸透膜は水圧が低いと使えない場合がある。
目詰まりを起こしやすいタイプも同様で、使い始めは何とかなっても
すぐに水の出が悪くなることが多い。

◆水量(吐水量)
1分間に何リットルの水量が出るかであらわされる。
2リットル/分前後なら実用的。
活性炭タイプは水と活性炭の接触時間が長い方が除去率は良いので
「水の出が良いこと」と「除去性能」は反比例する。
浄水性能を無視して水量を上げる傾向があるので、
水量が多すぎる機種は注意を要す。


●カタログは鵜呑みにしない!

カタログは良いことが並べ立ててあるので、全面的には信用できない。
データーや数字が明記されているもの。
それらが、公的機関や第三者機関などの試験結果だと、信用できる。

●手品のような浄水器販売にご用心

新聞で取り上げられた例。

水道水を電気分解すると水面に褐色のふわふわしたカス状のものが浮かび上がる。
持ってきた浄水器を通した水からは出てこない。

このカス状の物質を、汚染物質だとかバクテリアだとか嘘を言って恐怖心?をあおり、
購入を迫る。

種明かしをすると、「逆浸透膜」で濾過し、電解質まで除去された「不自然な水」は
電流が流れないからカスがでないだけで、他のどんな水でもカスは出る。

このカス状の物質は電極板(アルミニウムと鉄)が酸化されてできた物質で、
汚染やバクテリアとは無関係。

●訪問販売の浄水器は?

訪問販売の場合は、30−40万円で販売されるものが多い。
この価格の三分の二くらいは人件費だといっても過言ではない。

値段が高い、イコール、性能が良い、とは限らない。

この水を飲むと「健康になる」とか「病気が治る」「長生きする」などの
セールストークは信用しない方がよい。

●性能テストを参考に判断

「国民生活センター」や「暮らしの手帖」などの浄水器性能テストが判断材料に。
公的機関や中立な立場のテスト誌、消費者レポート誌のデーターの信頼度は高い。
第三者機関の試験結果が公表されていることも信用できる。

●基準が厳しい米国製品

日本の行政は「水道水は安全」の姿勢を崩さない。
有害物質が検出されても、微量だから人体に影響がない、問題はないという。

米国の場合は、消費者の安全を優先。
日本よりはるかに厳しい認定基準(安全性と性能)を作り、試験する。
特に、トリハロメタン、トリクロロエチレンなどの有害化学物質の
除去性能データーを取り、メーカー名などを公表する。

●活性炭タイプで米国製品の比較

「活性炭」は「質と量」で性能が大きく左右。データーでは国産品より米国製が良い。

米国「コンシューマ・レポーツ」(消費者レポート誌)の浄水器性能テスト
  トリハロメタン除去 目詰まり・使いやすい水量 塩素の除去
ハーレーU Excellent
(5段階の最高)
Excellent
(5段階の最高)
Excellent
(5段階の最高)
シーガルW Very good
(5段階の2番目)
Good
(5段階の中間)
Excellent
(5段階の最高)

「マルチピュア」「アムウェイ」は「シーガルW」と同タイプの「圧縮固形活性炭」を使用
データーが公開されていないが、「シーガルW」と同じような性能と考えられる。

(財)製品輸入促進協会ミプロが行なった「総トリハロメタン除去」テストで
4t通水後、ハーレーUは99%除去、シーガルWは86%除去と性能の差が歴然。

「クロロホルム除去」テストでは、シーガルWは4t通水後に50%近くに落ちてしまった。
ハーレーUは、8t通水後も99%除去。
ハーレーUのグラニューラ活性炭が、有害化学物質の除去に優れていることがわかる。


* 「圧縮固形活性炭」は、粉状炭を圧縮して特殊な糊を混ぜて固化するので、
表面積が大きく吸着性能が高い利点があるが、
密度が高いので水圧抵抗が大きいことと、微小固形物を良く除去する結果、
すぐに目詰まりして濾過水量が減少することは避けられない。
(シーガルWについて国民生活センターが行ったテストでは、
中間時点で十分の一の流量になってしまう)

糊の成分(化学物質と考えられる)が公表されていないのも気になる。


●逆流洗浄(バックウォッシュ)の効用

ハーレーシカゴ社が独自の発想で考案した逆流洗浄は、
高性能の持続・安定はもとより、実用性と経済性の項目で
「数々の問題解決」に貢献している。

国民生活センターのシーガルWの評価は、「連続通水時の細菌汚染」も
「滞留水の細菌汚染」も、一般細菌数が水道法の水質基準を超えていた。
飲料水としては水質上好ましい水とは言えなかった…。となっている。

ハーレーは、週に一度逆流洗浄し本体全体を殺菌するので、
このような問題は発生しない。
カートリッジ式に比べ「初期性能が落ちない」「本体全体の殺菌ができるので衛生的」
「ランニングコストが安い」などの大きな利点がある。

シーガルWは、説明書によると1年に1回のカートリッジ交換が目安となっている。
(カートリッジ代15,000円。7年間で約10万円)
実際には、半年位で交換する方が多い。(7年間で約20万円)
「国民生活センター」「(財)製品輸入促進協会」もシーガルWの
ランニングコストは割高な浄水器と指摘しています。

ハーレーUは、バックウォッシュの費用が1回約50円。(7年間で約2万円)
7年後に中身の交換=リハビッシュをして新品同様になり費用は約6万円。


●生活環境研究所の見解

現時点でのベストな浄水器は、ハーレーUと判断しました

*ハーレーUについては、浄水器 ハーレーU をご覧ください。

浄水器に関連するページ
{浄水器にこだわる} {アレルギー対策「水編」} 
もご覧ください。

株式会社 生活環境研究所
〒275-0026 千葉県習志野市谷津5-5-15
TEL 047-470-8411 FAX 047-470-8410

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1999.3.3 OPEN    更新日 2009.10.07

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