成城ナーサリィスクール   

  成城ナーサリィスクールは、42年前、復元イエス・キリスト教会の附属教育施設として、成城の住宅街の中で生まれました。初めは、園児数名の小さな幼児施設でしたが、トットちゃんでお馴染みの小林宗作先生の愛弟子である故斎藤満理子先生が、現在の保育の基礎を築きました。
  この世にたった一人のかけがえのない自分を集団の中で発揮し、また、同じように大切な友だちの持ち味をだれもが認めあって、お互いによい影響を受けるような環境づくりをしています。





  成城ナーサリィスクールの教育は、年齢別クラス分けによるものと、オープンクラスのフリータイムとの、二本立てになっています。当園の特色であるオープンクラスは以下のようなものです。
  週3回、午前中の1時間をフリータイムと名付け、まず全園児がホールに集まります。先生は自分が担当する部屋の活動内容を事前に決めておきます。
ある日の例をあげると、
@大型積み木や跳び箱などでアスレチックをする。
A大きな木材を使って大工さんをする。
B端布でぬいぐるみやエプロンを縫う。
C人形劇やごっこ遊びをする。
などとなります。
この内容は、子どもの成長や要求に合わせて、変わっていきます。それぞれの担当の先生がこの内容を説明すると、子どもたちはよく考えて、自分が興味を持った部屋に分かれていき、3歳から6歳まで混じって活動が始まります。この活動を通して子どもたちには縦の関係が生まれ、また、自分で考え、自分で行動するという習慣がついてきます。



  園児たちは一人ひとりフリータイムカードを持ち、フリータイム終了時には、参加した内容によって色別のシールを貼ってもとの自分たちのクラスに帰っていきます。こうすることにより、一目で活動が偏っていないか、今どんなことに夢中になっているかがわかります。この時間は子どもの自主性によって動いていく時間ですから、子どもの好奇心や要求を、出来る限り満たす状況を作るのが先生の役目です。これは少人数であるからこそできることです。
  このまとめとして、年2回のお店ごっこがあります。どんな店をつくりたいか、何をどのような材料で作るか、子ども自身の発想にまかせます。この話し合いで、子どもたちは自分の意見を発表すること、人の意見を聞くこと、皆の意見をまとめ、それを実行することを学びます。
  お店開店の日は朝からにぎやかです。一針一針縫ったぬいぐるみ、本当に使える椅子、1ページ1ページていねいにしあげた絵本、おいしく焼けたパン・・・何時間もかけてつくり上げた傑作が当日には並びます。 





   また、私たちは、手作りの教育を目指し、誕生カード、冠、ペープサートなども、スタッフがアイデアを持ち寄り、毎年アレンジを変えて製作しています。子どもたちに、暖かな思いを伝えていきたいと考えています。
  年8回ほど行われる誕生会のために、お話を選び、絵を描き、人形を作り、音楽を選び、人形劇を上演します。この時間も園児たちは心から楽しみにして待っています。
  さらに、卒園生との交流も活発です。週に一回、大学生となった卒園生がきてくれ、園児の体育遊びの指導をしてくれるのも魅力の一つとなっています。卒園した小学生たちは、学校が休みになると遊びに来て、思い出をたどったり、園児たちの遊び相手になって楽しく過ごしていきます。
  2009年度より、英語クラス・音やリズムクラス・2歳児クラスといった併設の課外クラスをナーサリィ・スクールと統合し、教会付属教育プロジェクトとして新たな出発をしました。ワークショップの実施や、kids earth fundなど外部との交流の機会も増えています。
  さらに2010年度より、特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの国際協力プログラムにも参加しています。
  いままでと変わらない伝統を大切にし、新たな時代のニーズも取り入れ、たのしい日々の中で、本来子どもが持っている能力や感性を大切に育んでいきたいと思っています。 


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