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2003/12/06 青山劇場 筧さんの代表作の一つとも言える飛龍伝。私が観劇にはまり始めた年に最後の公演をしていたため、観ることができなかったのですが、今回ようやく観ることができました。 今回、青山劇場へは1人で行ったのですが、開場後、hanaさんと偶然出会い、いろいろと飛龍伝についての情報(?)を得ました。そして「春田さんの踊りは・・・。筧さんだけを観てね」と忠告をうけ、私はよく意味がわからないまま、「はいっ」と答えてたんですけど・・・。 飛龍伝については「70年安保の神林美智子と機動隊長の話」ぐらいの知識しかなく、事前につかさんの飛龍伝に関する書物も一切読まずに来たので、最初は話についていくのがやっとでした。しかも普段つかさんのお芝居をほとんど観ないので、真ん中3人と幕末で目立った2,3人くらいしか顔がわからなかったから、他の人は衣装で区別する始末。席も真ん中くらいの上手端だったものだから、目の悪い私にははっきりと見えてなかったし(;;)。ミラクルタイプに出てた安藤くんすら探せなかった(^^;;。 さて、芝居の感想なのですが、何から書けばいいのかわからないくらい、考えがまとまってません!!つかさんの作品っていろいろと考えさせられる部分があって、難しいんですよ。とりあえず箇条書き形式で。んでもってつっこみたいところから。 ・なんで桂木に気持ちをぎりぎりまで残しているんだ〜〜 入学当初に惹かれるのはわかるけど・・・という感じ。でも複雑な女心があるんだろうな〜 ・山崎、機動隊やめたんじゃないのか? 機動隊に辞表を出したあと、岩手に帰るんじゃなかったっけ?帰る人間を誘惑してどうすんの?と思っていたら、なんかいつのまにか機動隊に復活しているし。?辞表が受理されてなかったってことなんでしょうか? ・1126っていつのじゃい。 1126の機動隊配置図を手に入れるために山崎のもとに神林は送り込まれたはずなのに、なんで赤ちゃんまでできてるんだ?決起の準備するために1年後の1126だったのか?そんな悠長なことをいってられるときだったのは思えない〜 などとつっこみどころは満載なのですが、それを上回るほどの心打つシーンばかり。 自分の人生のために組織にいつつ偉い人とコンタクトをとり、卒業&就職をしてうまく組織からの脱皮をはかりたい桂木は卑怯なのかもしれない。でもその卑怯と思われても自分を第一に考えて行動している姿が、痛々しいまでに彼なりの必死さが伝わってきます。また地方から出てきて全共闘のリーダーに祭り上げられた「女の子」な神林が、組織のためにとカンパをしたり、人身御供になるところは、いいように男に利用されている感じが出まくっています。そんな男しか周りにいないなか、中卒で純情でスケベでまっすぐな山崎に惹かれていくのは当然かなと。山崎はたった1人、神林をただの女として見ているし。だからこそ、神林が日記を盗み見していると薄々感づいていても、本人から決定的な一言を聞くまでは信じようとしていたんじゃないんだろうか。一言からの山崎が今まで言うに言えなかったことを吐露し、罵倒し、悲しいまでに神林を追いつめて行くシーンなんか、筧さんにしかできない迫力がありました。ここから先は涙涙で(;;)。妻である神林を殺したことで狂ってしまった山崎は、年月が経った後、神林に殺されるという演出がありましたが、これは本当は神林似の息子なのが、山崎には神林に殺されるように感じているということなのかなと思いました。端からみたらすごく悲しいけど、この最後は山崎にとっては幸せな最後だったんだろうな〜きっと。 んでもって個々の役者さんについてはというと。 筧さんはもうなにも言うことがありません!つかさんが「筧がいたから飛龍伝ができた」といったことにうなずけるくらい、山崎一平がはまってます。というよりこの役は筧さんしかできない!と言い切ってもいいくらい。実はこれをみる一週間前に筧さんのラジオを聞いて、声がだいぶやられてきていたのでかなり心配してたのですが、それを感じさせない舞台声にテンション。怒濤のように繰り出す台詞に鳥肌がたったり熱くなったり。動きもとてつもなく切れがよく、ダンスに至ってはもう目立つ目立つ。ほんと、TVかDVD化でもしてくれないかな〜。 広末さんは私としては幕末よりはこっちがいい。それにしても、最初のフレンチキス、2人ともかわいい。これでもかっていうくらいぎりぎりまでしてるし、したあとに去っていく筧さんのホントにうれしそうな顔といったら。見ているこっちまでほほえましくなりました。終わりの方の情熱的なキスシーンもよかったし。筧さんってばこんなにかわいい子と一ヶ月以上も毎日キスするなんて、すごくうらやましがられているに違いない。 春田さんの演じる桂木はめちゃくちゃずるっこい。幕末の勝さんを彷彿とさせるような感じ。鼻持ちならない役がなんて似合うんでしょ。こういう人って役柄とはいえども普段はあまり好きにはならないのですが、幕末といい、飛龍伝といい、やっぱり春田さん最高!ホント、なんでこんなにおやじ趣味なんだ、私ったら。幕末のあと、「春田さんってそういやなんか昔から知っているんだよな〜。なんに出てたっけ?JACだったのはわかるけど」と思って検索したら、なんと私が小さいころ好きだったダイナマンでブラックをやってました。ちょうど私が戦隊ものを見ていた時期(小学校上がる前くらい)にいろんな戦隊ものに出てたんですね〜。あの舞台上で筧さんを除く若手の誰よりも春田さんに目がいってしまった私ってもしかしてすり込み効果だった?と思わずにはいられません。このころのビデオってあったらみたいな。「眠れない夜を数えて」にも出ていたらしいし(これは偶然ビデオに残しているので今度みてみるつもり)。 後半の伊豆、山崎、神林の「あきこが息を引き取った」といっているシーン、物語に入り込むあまり涙があふれそうになったそのとき、下手袖からつかさんの顔が・・・。ちょうど私が舞台上の3人を見た目線上にいるので、見ないということもできず、気になってしまって涙がひゅるひゅると引っ込んで笑いそうになってしまいました。5分以上はいたような気がしますよ、まったく。つかさんのばか〜〜!!とてもいいシーンだっただけにちょっとくやしい。 そして本編(?)が終わって、曲にそって役者紹介が始まり、「あれ?途中の踊りのシーン、特に春田さん出てなかったけど、思い違いだったのかな?」なんて思っていたら、みんな出てきたあとに、全員でのダンス。ちょうど春田サイドにいた私は頭を切り換える間もなく春田さんを見ていてしまい、結果hanaさんの忠告を無視した形になっちゃたんですよね。初めめちゃショックだったんですが(hanaさんの友人に「かっこよくって背も高くって文武両道な人が実は泳げないみたいな感じ?」といわれました。微妙に違うけど微妙にそういう感じなのかな〜)、そのうちなんだかほほえましくなって、私は笑顔になってました。そして飛龍伝の感動が一気に潮引いていきました(^^;;必死で筧さんを見ようとしたんですが(彼の踊りは切れがよくてかっこよかった)、春田サイドにいた私の目はそっちに目が向かってしまってました。運動神経が抜群な人が踊りもできるというわけでもないのね、と思い知りました。しかも春田さんが一生懸命やっているだけに痛々しすぎて・・・。でも笑っちゃうみたいな。 踊りが終わって最初のカーテンコールでは、広末さんが「あ・な・た〜」と呼ぶと楽しげに春田さんが出てきたので、「違うわ、私のmyダーリンよ」と言わんばかりにもう一度真後ろ向いて呼んだんですね。「思いっきりネタだ〜」と思いながら見ていたら、なんと「WHITE BREATH」にのって筧さん出てきました♪もう見ることはないと思ってたのでうれしさ100倍。あとで聞いたらこの日からやったらしく、もううれしかったです。 何度目かのカーテンコールでは「私とやりたい人は楽屋まで」みたいなことをいうは、「夜公演もあるんだから。準備しなくちゃいけないんだから。もう帰ってね」みたいなことはいうは、でめちゃくちゃ楽しいカーテンコールでした。楽しい気分で帰ることができてよかった〜。 |