ピルグリム
2003/02/2 新国立劇場
鴻上ネットワーク(正確には違うけど)でやる「ピルグリム」楽しみというかどきどきしながら観に行きましたよ。今回は第三舞台から山下さんがでるということで、ちょっぴりわくわくしてました。
開場が開演の1時間前だったので早めにいったら、劇場内に入れるのは30分前からなんだと。だったら遅く行けばよかった〜と思っていたらなんと目の前を橋本じゅんさんが!早くきてよかった(^^)じゅんさんスウェットの上下をきて登場。NODA MAPの練習てがらここにきたのか、はたまたこの格好で大阪からやってきたのか?と思わず考えてしまいました。
芝居のほうはというと・・・申し訳ないが、右近さんは完全にミスキャスト。右近さんが悪いんじゃありません。キャスティングした人、脚本を書いた人が悪いんです。六本木先生の性格を変えていればよかったのかもしれないけど、小須田さんにあて書きしたものをそのまま使っている。鴻上さん!どうやったらあの右近六本木が酒で身を滅ぼすタイプに見えるのよ!!まだ、身体を鍛えすぎて心肥大を起こしてスポーツを医者から止められている、っていう設定のほうが右近さんらしいよ!とつっこんでしまったのでした。鴻上さん、クラシック版を作るっていいながら、あて書きをそのまま残すのはどうかと思いますよ、ほんと。右近さんが全くのミスキャストだったおかげで、主に相手役を務める山本さんもちょっと苦しそうでした。山本さんの直太郎は勝村さんのとはまた違った良さがあっただけにもったいなかった。朝霧さん役の富田さんも言うことなし!かぶりもの似合うし(笑)、ほんと安定して観ることができました。鴻上さんがどこを(というかどの人を)重点的に演出したのかがほんとバレバレっすよ。タンジェリン役の宮崎さんもgood。高貴で天然な感じがうまく表現されててこれまた安心。ドクター役の天宮さん、正直に言うと、観にいく前まではちょっぴり不安だったのですが、覆すかのようにこの役にうまくなじんでました。彼も安心して観ることができた1人です。鴻上さんとこの人は相性よさそうと思った次第です。ハラハラ役の伊藤さん、この人は言うことないでしょ。観る前から伊藤さんのハラハラが想像できるくらい、はまっていると思ってましたし。ニューロマンサー役の人は歌がうますぎたせいか、ニューロマンサーの必死さが前回の利根川さんほどうまく現されなかったのが残念。キョーヘイ役の人は初舞台というせいもあり、仕方がないのですが、キョーヘイとペンギンが見えない世界に去っていくという初演での場面が消えて、役が軽くなってしまっていたのが残念でした。そしてそして、山下さん、期待以上でした!初演からの唯一の出演者ということもあるのですが、役を誰よりもわかっていて、演技に一番迫力がありました。この山下さんを観ることができただけでも、行った価値があるというものです。
作品自体は前回よりわかりやすくなっていて、ある程度お芝居を見慣れている人なら察しやすいんじゃないか?と思いました。ただ伝言ダイヤルにかわって登場した話はマニアックすぎて、普通にはわかりにくい感じがしましたね。だって伝言ダイヤルはたいていどこの家にもある電話というツールを使ってできたものであるのに対して、今回はパソコンというツール。電話と比べると普及率はかなりおちるし、パソコンというモノ自体使う人によっていかようにも変化することができるモノなので、伝言ダイヤルと比べるとたどりつくのは難しい代物なんじゃないかと私思ったわけですね。まだ携帯を使ったシステムのほうが、一般の人のくいつきはよかったんじゃないかな?
鴻上さん、8年後までがんばって生き抜いてくれ〜と祈らんばかりです。
青ひげ公の城(流山児版) へ花の紅天狗 へ
観劇記録 目次 へ
index へ
|