ニライカナイ練金王伝説

2005/12/23 沖縄市民会館大ホール  4列31番 


 

 スーパーエキセントリックシアターのお芝居を見たことがなかったので、「せっかく沖縄公演があることだし」と行って来ました。

 最初の印象は「みんながんばって沖縄の訛り使っているな〜」ということ。ただ、言葉に気を取られてるせいか、お芝居にちぐはぐ感があったのも事実。難しいこった。

 三宅さんや小倉さんはこの劇団の中心ということもあって、やっぱり目を惹きます。他のメンバーとオーラの違いも確かに存在しますが、ただこの2人がやっているのが「芝居」かと言われると「コント」に近かったんじゃないかな〜なんて。2人とも素のままでやっている感じがして。「芝居をしている」という面では他のメンバーの方がよっぽど芝居っぽかった気がします(濃い薄いはともかく)。

 初見のSETで驚いたこと。それはなんといっても劇団員の身体能力の高さ。男女ともに身体の切れがすばらしいし、ほとんどの人の歌唱力も高い。正直にいうと新感線より数倍すごい。この劇団で埋もれているのはもったいないな〜と思う人が多かった。
 ただ、集団芝居なせいか、ほとんどの人のキャラが立っていないのが残念。台本としてわざとそうしているのか、本人たちが立つほどのキャラを持ってないのか。どっかで客演しているのを見てみたいな〜と思いました。

 演出はそれほど私の好みではありませんでした。シリアスな部分と笑いの部分をいい感じで区別できていれば、もっとメリハリが効いてよかったんじゃないかと。最後のシーンもホントはシリアスなんだろうけど、妙にギャグを入れてくるから効果が半減してます。その辺はどうなんだろうと。
 話に聞くとSETは普段もっと笑いに走っているということなので、その路線で見る分には違和感がなかったと思います。
 あと気になったのが、戦闘シーンの無意味なバク転。殺陣をする動きの中で入るならいいのですが、端から端へ無意味にバク転やっていくのはどうなんだろう。ただ単に身体能力の披露しているだけじゃないか〜と突っ込みたくなりました。いい殺陣師が付いてないのか?

 一番見ていて疲れたのは、実は三宅さんと小倉さん2人のシーン。最初のうちはよかったんですけど、途中からくどくなってきて。大楽ということもあったのか、15分以上もやっていたのは正直見ててしんどかったです。

 カーテンコール時、客席からの温かい拍手に感動したのか、ほとんどの役者さんが泣いていたのが印象的でした。小倉さんなんか大泣きして言葉になってなかったし。本は微妙だったけど、役者さんたちは本当に一生懸命やってたから、それが観客に伝わったのだと思います。ちなみに沖縄公演のみの客演(すべてウチナーンチュ・中学生含)も6,7人いました。みんなよかったです。
 それもあってかカーテンコール実に4回(たぶん)!最後は役者さんたちも驚いてて、「何やろうか?」とちょっと悩んだあと、お芝居最後にやった歌と踊りをもう一度やってくれました。客席はスタンディング状態(一部踊っている観客あり)でかなり一体感のある終わり方だったんじゃないでしょうか?あの暖かさは本土ではあまり感じないタイプの暖かさだったので、この場にいて本当によかったなと思いました。

 今度はいつものSETな演題を沖縄でやってほしいな〜。

 

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