SHIROH

2005/01/16 梅田コマ劇場 1階11列44番


 最初「チケットめちゃ高い!んで主演上川さんに中川さん?う〜ん、やめようかな〜」なんて思っていたのですが、杏子さんが出ると聞いて行くことに。

 やっぱりというか、杏子さんばかり見てしまいました(^^;;好きだから評価がめちゃ甘いと思うのですが、あのハスキーな声もキリシタンのせつなさを表していていいし、歌詞も聞き慣れた声だからかえんぺで書かれているほど聞き取りにくくもなかったし。カーテンコールで白のふわふわカチューシャを頭にして手にも白のふわふわを持って、後ろで弾いている人のところに行ったりしてノリノリなところはめちゃくちゃかわいい!そういうところを見るとやっぱミュージシャンだな〜なんて思ったり。10数年ぶりに見た生杏子さんはうれしくなるくらい杏子さんのままでした。

 芝居の中身はというと、若干つっこみどころがありますが、それが気にならないくらいとってもよかったです。ミュージカルはかなり苦手な私なのですが、鳥肌がたつこともなくすんなり入っていくことができました。新感線の音楽に聞き慣れていて違和感がなかったからというのも大きいと思います。それにみんな歌がうまいこと。中川さんの「神の声」を体現できる力量のすごさを筆頭に、秋山さんの歌もすばらしいし、大丈夫?と実はちょっと不安だった上川さんも普通にうまいし、高橋由美子さんも本気でうまい。大塚さんの澄んだきれいな声と歌にも共感。ほんと、キャストみんなの声や歌い方、本人の雰囲気全てにあった配役。このキャストだからこそ、SHIROHはここまですばらしくなったんじゃないかと思いましたもん。ただ、ジャイアン江守はみんなの言うとおりジャイアンでした。江守さんは歌よりもセリフのほうが役に説得力が出てくるような気がしました。特に後半「ここが、歌じゃなくてセリフならもっと重みが出るのに〜」と見ながら何度思ったことか。七美さんのいう通り、私のように一度しか観ない人間にはまだ大丈夫だけど、リピーターの人にとってはきつそうです。
 私が必死で涙をこらえていたのはお蜜が死ぬシーン。展開が読めてはいたのですが、それでも秋山さんの熱演に引きずられて感情移入しまくってしまって。このお芝居で秋山さんファンはかなり増えたに違いない!
 逆にすうっと引いてしまったのが、四郎と寿庵のシーン。「きっと四郎が寿庵にキスして命を寿庵にあげるんだろうな〜」って思ってしまったら、冷静になってしまったんですね。う〜ん。四郎の寿庵に対する気持ちが見えにくかったから引いてしまったのかしら。
 四郎とシローの対比はまんまあの二人のような気がします。上川さんの苦悩するところもすごくあっているし、中川さんの天真爛漫で無邪気な感じもあっているし。この二人のキャストがかなり合っていて他のキャストじゃ考えられないです。

 じゅんさんが一人で新感線の雰囲気を作ったのはさすがでした。ちょっとした笑いを入れつつもきっちりもっていってます。最後があっけなかったのはえ〜でしたけど。
 河野さんはいつものイメージからどっかで裏切りそうと思っていたのですが、そのまんまだったので拍子抜け。役の重さの違いなのかな。杏子さんとはどうしても夫婦に見えませんでした。どちらともそういう色気が見えなかったのと、雰囲気の違い?
 成志さんや粟根さんはきっちりこなしてはいるけど、他に比べて役が軽かったのが残念。特に成志さんのキャラは成志さんじゃなくても・・・と思ってしまいました。
 逆に客演でえ〜!と思ったのがしげちゃん。まさか2幕目早々で死ぬとは思わなくて、周りの人を見たりしているときにやられちゃったんですよね。これが今回ある意味一番驚きました。

 ちなみに今回一番かっこいい!と思ったのは上川さんでした。これで今回ジャイアン江守にころんでいたら、真のおじさま好きになってしまうところだったので、ホッと胸をなで下ろしました(^^)上川さん、すらりとしているし普通にかっこいい。再認識です。よく考えたら上川さんとマイブームみのすけさんって同じ歳なんですよね。なんだかほっとしました。

 カーテンコールでほほえんでしまったところ。
 1回目の最後みんなにさしのべられて両しろうが出てくるところ。杏子さんの手が一段上にいた前田さんに当たったのか、杏子さんの横にいた高橋さんと3人で笑い合っていました。前田さんが笑うのは珍しい気がします。
 2回目(?)のみんなで歌っているとき、舞台上部下手端にいた前田さんがやる気なさそうに手をたたいてリズムをとってました。あれは彼なりに楽しんでいたのかな?
 何回目かのとき、中川さんの投げキスを隣の上川さんが数えていた
 最後のとき、上川さんがお嬢様みたいなお辞儀(スカート?を横に持ち上げる格好)をして去っていくのをみた中川さんが意味不明だというように両手をあげていた。

 芝居の悲壮感とは全く違う雰囲気のカーテンコールだったので、ちょっとどうなんだろ?と思ったりもしましたが、ま、いっかと楽しんでました。

 DVD出てほしいな〜〜〜。

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