その河をこえて、五月

2005/06/04 びわ湖ホール中ホール 1A18番 


 後輩と観にいく予定だったのが、急にダメになったとのことで、大阪の叔母と一緒に行ってきました。

 初演時のような衝撃がなかったのが意外でした。まあ話の内容を知っていたからということもあるかと思います。
 この話は日本と韓国の間の話ですが、私にはどうしても「日本本土と沖縄」という図式に見えて仕方がなかったんです。それくらい、韓国側の言い分(というかオモニの気持ちというか)が沖縄の人たちと似ているんですね。沖縄も明治以後本格的に日本に組み込まれたという歴史のせいか、戦前戦後と本土に行くとかなり差別を受けていたそうなんです。「沖縄の人お断り」という看板を出しているお店もあったくらいで。それに太平洋戦争末期の沖縄戦で日本兵に虐げられることもあったりしたそうで、オモニの世代以前の沖縄の人って本土の人をよく思ってない人が比較的多い。それに私の親の世代でも「結婚するならできれば沖縄の人にしてほしい」といいますからね〜。もちろん、オモニ同様、本土(日本人)の人が全て悪い人ではなく、いい人がいるのも知っている。でも・・・と思ってしまう世代なんですよね。私の両親の世代以前にしても「方言禁止令」があったということなので、それも「韓国語禁止」と言われていた戦前の韓国とダブるな〜と考えながら観てしまってました。もちろん、韓国の世代同様、沖縄でも私たちくらいの世代だと本土の人から差別されることはないし、私たち自身も憧れこそすれ、「本土の人だから」という理由で偏見の目で見ることはない。ある意味、韓国の歴史と沖縄の歴史は重なっているのかもしれないと、観た後思ってしまったのでした。だからこそオモニの複雑な気持ちは私の祖母なり母なりを思い出します。ちなみにうちの母は自分自身「日本人」というのが嫌らしく、海外行ったときは「沖縄(琉球)人」と言ってました。そういうものなのかもしれません。

 役柄がある種変わったのは小須田さん。初演では「水泳」だったのに今回は「クレー射撃」。実際初演では20代前半の役だったから、さすがにきつくなってクレーに変えたのかな?なんて。小須田さんも40半ばですもんね〜考えたら。でも相変わらず若く見えました。うらやましい。

 終演後は平田さんと三田さんのアフタートーク。会場から様々な質問を投げかけるのですが、そのレベルの高いこと。。中には自分の感想を言うにとどまった人も若干いましたけどね。お芝居をやっている人が多いような印象をうけました。だってあの質問は演出家の目線を持ってないとなかなか見つけきれないような質問ばかりでしたから。

 終演後はなおさんのらさん夫妻とお茶。内容が濃いせいか、それほどお芝居の内容は話さなかった気がします(^^)。その代わりいろんな話をして楽しかったです。

 小須田さんを生で観られるのは今度はいつになるんでしょ。

 

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