猫と庄造と二人のおんな

2005/04/17 青山円形劇場 Gブロック33番


 第二回からできるだけ観ている月影十番勝負。なるたけ行くようにしているのですが、今回は特に!!利重剛さんが役者さんをするということで、「絶対楽日とる!」と気合いを入れてました。

 遠征の最後をこれで締めることができてよかったです(^^)聖子さんももちろんよかったし、猫役の土屋久美子さんなんかしなやかな感じがもう猫そのもの。新妻役の中谷さんは新感線以外の舞台では初見だったのですが、存在感抜群。新感線にいると埋もれてしまっているけど、結構実力ついてきているのねと再認識。もうちょっと滑舌がよかったら言うことなし。そして利重さん。情けない顔が似合いすぎます。つぼには入らなかったものの(基本的にひもは好きじゃないので)、役者利重さんを堪能させていただきました。あ〜やっぱかっこいい。

 役者については、みんなぴったりとはまった役だったので、すんなりと入って観ることができました。脚本はセリフの端々に「あ、内田春菊さんが日頃思っていることを入れている」と思う箇所があって、それもそれなりに楽しめました。

 利重さんの役は結局は谷崎潤一郎のことだと思うのですが、この人はある意味あの時代だからこそ成り得た人なんだろうなと考えてしまいました。だって、「お金に執着がない」人って基本的にボンボンだと思うんですね。貧乏人はお金がないつらさを経験しているから、どうしても執着してしまうところが出てくる。現代では中流意識を持つ人が大部分を占めることからもわかるように、ある程度のお金を持って生活していきたいという考えている人が多い=少しはお金に執着する、と。ま、中には庄造のような人もいるけど、数としてはあの時代より大分少ないだろうなあなんて。でも私が勝手に思っているだけで、実際は逆かもしれませんね。

 客席にはいろんな人が来てました。串田さんや春菊さん、木野花さんも。あとその関係者らしき人達もその周辺にいて、一人で大喜びしてました。串田さんは前回の月影の時も見たような気がします。一緒に行った友人は串田さんを知らなかったのですが、私が教えると「雰囲気がただ者じゃないと思ったよ〜」と言ってました。確かに。

 来年の第十番の予定を観たのですが・・・。べたすぎて笑ってしまいました。「女囚さそり」。しかも作・千葉雅子、演出・出演池田成志ですって!今判明しているメンツだけでも充分興味がそそられます。つか、最終番なので、何があっても行くぞ!と心に決めています。次回は大阪公演もあるということなので、月影十番勝負発祥の地である(?)大阪で観たいなと思ってます。

 

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