竜馬の妻とその夫と愛人

2006/02/26 沖縄市民会館大ホール  ロ列34番 


 

 ここんとこ、沖縄によく来てくれるヴォードヴィルのお芝居。
 しかも中堅以上の役者4人で三谷作品と言えば行くしかないでしょう。

 初演時も沖縄に来てくれたのですが、私が沖縄にいなかったので今回の再演が初見です。ただ、映画で見ているので、大まかなあらすじは覚えているつもりでした。

 竜馬の十三回忌が近づいた明治のある日。元妻お龍に式典に出席してもらうべく、お龍の義弟であり竜馬の弟分である菅野覚兵衛が招待状を携えてやってくる。が、そこにお龍の姿はなく、いるのは現在の夫である松兵衛一人。なんとお龍は竜馬似の虎蔵なるテキ屋の元締めとできていた。

 イモ欽トリオで小さいときから見ていた山口さんは気弱な松兵衛役を好演。ところどころちゃらんぽらんなとこが映画版の木梨さんが頭によぎるものの、「京都の呉服屋のボンボン」だったという過去が合うのは山口さんだな〜と。元々は平田満さんがやっていた役だと聞いて彼でも見てみたい!と思いました。どんなんだったんでしょ。

 あめくさんのお龍は迫力ある!の一言につきます。映画ではラスト「松兵衛を愛してないことはない」みたいなニュアンスで終わったような気がするのですが、あめくさんは「竜馬以外は誰でも一緒」的な感じでちょっとつらいのが見え隠れしてます。どっちがいいのかは見る人次第じゃないかな〜。今回の登場人物で一番男らしかったかもしれません。

 佐藤さんの覚兵衛は十八番に近いんじゃないか?と思うくらいやりやすそうでした。もちろん三谷さんが当て書きをしているというのもあると思います。が、同じように当て書きしている「その場しのぎ〜」よりもより違和感がなかったような。映画化を最初嫌がった(パンフより)のもわかるような気がします。

 佐渡さんの虎蔵、あの眉は反則です。飛び道具です。思わず笑ってしまったじゃないですか。まあ、佐渡さんの演技自体は飛び道具的ではないので、ぎりぎりOKだったんでしょうね。4人の中では一番普通(?)の役だったし。

 これからも来て欲しい〜と思うヴォードヴィルなのでした。

 

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