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2006/02/18 世田谷パブリックシアター 1階C列12番
「休憩込み3時間強のお芝居で時代劇」ということしか知らずに行ったら、一部・二部とで基本は違う役柄のお芝居だったので、長丁場の芝居にもかかわらず楽しんで観ることができました。
一部「蟒蛇如」は悪徳武家が支配する村の話。
話そのものは分かりやすい話で(多少突っ込みどころはあるけど)、役も分かりやすい設定だな〜と思いました。さくさくと観ることができたし。 徳市役のじゅんさん。最初の妙にとぼけた感じから昔の雰囲気に変わる瞬間がぞくっとするくらいよかったです。大分あご周りがたぷたぷになっていたのには驚きましたが、「医者徳市」としてはそういうものかもしれません。やっぱかっこいい。 対照的だったのが水野美紀さん。せっかくの時代劇で彼女が出るんだから、殺陣もやってほしかった〜というのが本音です。あの役じゃ水野さんの意味がないしもったいない。あ、本人が悪かったわけじゃないですよ、もちろん。 サカエ役の吉本さんは12月の「無理矢理」に続いて観たのですが、この人、こんなに若いのにお母さん役似合います。結構かわいいのに。特徴的な声で? 二部「桜飛沫」は徳市の敵であり元仲間である佐久間中心の話。
足を怪我した佐久間がたどりついた場所は盗賊が支配する宿場。町の人々は盗賊のおこぼれで生活しつつも、彼らの抑圧的な支配には嫌気がさしている。 一部は分かりやすい勧善懲悪に近いものがありましたが、二部は人々が暴走していくさまを書いていて、鈍いいや〜な感じが漂います。スパイダース本公演は初見ですが、長塚さんの持ち味はそのいや〜なところだろうなと想像します。どちらもよかったんじゃないかと。二部は特に山本さんが一人でかっさらっていけるすごさを目の当たり。山本ファンはしびれたに違いない。
二部はなんといってもラストにつきるでしょ。個人的にはじゅんさんと山本さんの殺陣勝負が観たい気もしましたが、山本さんの足が完治してないから仕方がありません。それにすぐ桜を吹雪かせて終わらしたことでかっこいいラストになったと思います。若干尻切れトンボっぽい感じもしたけど、あの二人の迫力が観られただけでも万々歳です。
個人的には二部の山内&前田カップルが。前田さん、お芝居そのものはそれほど上手いとは思えないけど、「オレは一途っす」という、なんか犬のようにまっすぐと主人を見ているさまが母性本能をくすぐるかわいさです。すぐに死んでしまうのがもったいないくらい。 ちょっと、ん?と思うところはあるものの、じゅんさん&山本さんの「男の生き様」を見ることができただけでもよかったかなと思います。長塚さんもそれが最も書きたかったことのような気がします。 それにしても長塚圭史、同い年には思えない〜。
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