11/03.07 シアター・ドラマシティー
(簡単なあらすじ)
白雪姫&7人の侍がベースになっている今回のお芝居。「白雪姫が去ったあと小人たちはどうなったか」ということから考えついた話。でついでに小人じゃなく7人の森の民という設定にしようよということで7人の侍も追加。
永遠の美姫スノーホワイトを助けた7人の勇者「ゲリラセブン」がいつしかちりぢりとなって10年。魔法の鏡を擁して、この世を支配しようと企むワルバラキス城の魔族たちが再び動き出した・・・というダーク・ファンタジー。
継母=魔女という設定にして魔女の娘レッドローズに羽野さん、魔族で鏡師テムラー公爵に小須田さん、レッドローズと関わっていく7人の一人タンロウに京さんを軸に物語は進んでいきます。
(3日版)
余ったチケットを芝居を観たこともない友達に譲り渡し、いざ会場へ。今回はパンフ&CD&戯曲集を購入。う〜ん、結構お金とんだ。でもまあいいのさ。席に座ってパンフを見てみると、小須田さん&粟根さんの2ショットが!しかも粟根さんを後ろから小須田さんが抱くというポーズ。よからぬ関係か?とつい勘ぐってしまう。一体二人の関係は?
劇場真ん中あたりの補助席だったので今回は一人一人を観るというよりは、舞台全体を楽しむつもり。新感線は照明・役者の立ち位置がきれいなので、そこも楽しみなのさ。個々の細かい演技は7日にでもみよう。
初っぱな小須田さん登場。なんか頭がマンガで出てくる執事(言うなればサリーちゃんのパパ?)のような感じ。なんか頭脳部門の大悪党というイメージ。古田さんとはタイプの違う悪党ね。逆木さん&右近さんはほとんどいつもと同じキャラ。河野さんは全然めだたず。今回客演組を多いからなあ。京さんは熱い一直線野郎を演じています。小須田さんと京さんがいるせいかいつもの新感線とはひと味違ったテイストに。この二人は自分の持ち味を最大限に出しつつ新感線になじんでいるという感じで、「やっぱりすごいなあ」と思ったよ。粟根さんはキャラ的に小須田さんとかぶるせいか、動に徹してました。そのかわり小須田さんは静。だから小須田さんは全然タテしてなかった。演出・台本上徹底的にそうしたらしい(本人談)。今回粟根さんは根っからの悪役。ここまで悪役に徹している粟根さんもめずらしい。そして羽野晶紀さん。彼女以外にレッドローズ役は無理と思うほどのはまり役。歌もめちゃ上手い。改めて彼女を見直しました。「アイドル・羽野晶紀」で最初認識していたもんだから、「舞台人」としての認識がほとんどなかったのよね。いや〜、舞台で栄えるのなんのって。
今回、セリフが言いにくいのか右近さん、粟根さんをはじめいっぱいの人がセリフかんでた。極めつけは小須田さん。自身の最大の見せ場でセリフが回ってた。「鏡が全てを全てを鏡が飲み食らった鏡が・・・」と言う風に。今までそういうとちり方を見たことがなかったので思わず「小須田さん頑張れ!」と手をぎゅっと握りしめてたよ。オフ会で「いや〜、やっちゃいました。」と言ってました。本人口でいう以上に冷や汗たらたらだっただろうなあ。
小須田さん、京さんが歌うシーンは無し。歌声聞きたかったのに。でも小須田さんのお経は聞けます(^^)。
小ネタが台本と微妙に変わってた。私的には舞台のほうがおもしろそうにみえたのでそれでいいんだけどね。
切ない気持ちで終わる話なので、新感線ぽくないと言えばそうなんだけど、結構好きな話です。
この日、ニフティのオフ会があり、30分ほどですが小須田さん&逆木さんがいらっしゃいました。
(7日・大阪千秋楽版)
今回は9列目の下手側。役者一人一人を観るにはまあぎりぎりの所です。
芝居全体で言えば3日より役者の流れがスムーズになって、ようやく慣れてきた感がある。セリフも右近さん以外は大きなミスをした人はいなかったし。そうそうオフ会で小須田さんが「新感線の芝居にはアドリブを入れていい人といけない人がいる。自分は今回練習通りのこと以外は舞台でやっていない。」といってました。でおそらく右近さんは許される側の人間だろうとも。だからなのか?右近さん。
前半のセフィロトグラスと小須田さんだけのシーン、3日には小須田さんが高笑いをしていたけど、今回はやってなかったような気が・・・。削られたのか?きのせいかもしれないんですけどね。
下手の端に座っていたせいか、役者のはけ具合がよく見える。舞台裏を観たような気持ち。それはそれで楽しいんだけどね。ただ下手の方がスピーカーに隠れて全然見えない。そこで演技をするシーンが何カ所かあったからそれがちと残念。
最初のほう、舞台効果で吊っている網(布?)を頻繁に上げたり下げたりするんだけど、どっかでひっかかったのかうまく下りてこなくて、大変そうだった。その後の暗転を長めにして直していたけど、ハプニングはいつ起こるかわからないから舞台ってやっぱ怖いと思ったね。
後輩が「もしかしてレッドローズの父親ってテムラーなんですかね」と言っていた。そっか〜、母親の「男」だったということはそれはあり得ることなのか。う〜ん、全然気が付かなかった。
羽野さんが後半泣いていたのが印象的。これで感動度アップ。
(二日ともみて)
この芝居は「レッドローズの物語」であるため、7人の勇者がそんなに書き込まれていない。でも時間に限りがあるからしょうがないか、という気もする。レッドローズとタンロウとの間に恋愛感情があまり表れているようには見えなかった。そのせいか最後鏡の中に飛び込むとき、ちょっとした違和感があった。それが台本のせいか演じていた二人のせいなのかはわからないけど。それとも恋愛感情とは別の何かだったのかな?そのあたりがよくわからなかった。
**二人のキスシーン(毒消しを飲ますところ)、大阪ではギャグっぽくしていたのですが、東京ではシリアスっぽくなっていたらしいです。このおかげでだいぶ感情がわかりやすくなっていたみたいです。早くビデオが見たいぞ!
ハインリッヒ伯爵(=ロクゾン)がどうしたかったのかがよくわからなかった。結局悪い人のなのはわかったけど、だとしたら最初にローズを殺そうとしたり、ラゴウをわざと城内に入れていたりしていたのはなぜ?すきあらばテムラー公爵を亡き者にしようとしていたのだろうか?う〜ん、ハインリッヒ伯爵の心意がわからん。
**とある人によると、ローズを最初に殺そうとしたのは「鏡の力がどこまでのものかを見るために魔族となったので、それを抑えるローズは邪魔者」と思ったからで、ラゴウを城内に入れていたのはなるべく都合のいい立場にたとう(ロクゾンが有利ならロクゾン、その逆ならハインリッヒという風に)としたからではないか、とのこと。また途中ローズに忠誠を誓ってからはハインリッヒとして腹をくくっていたので、コモンをわざとだました。まあ筋はとおっているし、これが納得のいく真相かな〜と思いました。でもそう考えるとハインリッヒって心底悪い奴だよな〜。人間として最悪の部類に入る人かも。
小須田さんがヒールのある靴(10センチくらいか)を履いていたのは伯爵演じる粟根さんと背が同じくらいなためか?役的にテムラーはハインリッヒを上から見ているという感じだから、そうしたのかもしれない。
京さんの演技に対し賛否両論が出ている模様。というよりいつもの新感線っぽくないせつない話だから、それに違和感を感じる新感線ファンの憤りが一気に京さんに向いていると言った方が正しいかも。具体的には「声が軽い。演技が薄い」など。まあ確かにあれだけ濃いメンバーの中では確かに演技が軽く見えがち。ただ今の新感線の役者陣では「さわやかな熱血漢」を演じられる人はいないと思う。まだなんとかなりそうな河野さんだと周りの役者に飲まれそうだし。だから今回京さんで正解じゃないかと思う。周りが濃いなかで飲まれることもなく、自分を出せているのはすごいことだと思うんだけどなあ。
伯爵の心情について友達が「あのパンフにあるような関係があったとするなら、きっと『あなたの愛したクイーンロゼの一人娘ですって〜。私を捨ててそんな小娘(レッドローズ)に乗り換えるつもりなら、いっそのことレッドローズを殺して私の方に目がいくようにするわ。』と考えたんじゃないのか?」ととんでもないことを言っていた。でもそれが本当なら、男の嫉妬ほど怖いものはないなと。実際のところところどうなんだろうねえ。
どうも大阪公演と東京公演の演出がかなり変わったらしく(というか、いのうえさんは楽日までどんどん変えていく人だから当たり前か)、大阪公演しか観ていない私は東京楽日を行こうかどうしようかかなり迷いました。実際楽日当日、学会のため東京にいたので、行こうと思えば行けたんですけど、諸事情により行くのを断念しました。でも今思えばやっぱり観に行けばよかったかな〜なんて。ビデオ出るのが楽しみだ。