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続いて、完治療法Bでは、今まで、自分が生活の上で当面してきた症状に関する問題を解決するように実践します。これまでは、症状があるために回避し、逃避してきた行うべき必要な事柄に対して、「どのような態度で臨めばよいか」について研修し実践します。
日常生活の要所の場面において、症状を完治するために、精神的な工夫をして、乗り越えるようにしてください。既に、≪ 完治療法@・A ≫により修得した悩みを解脱する方法を、今度は、実際の生活の場面に応用して実践してみましょう。これがスムーズにできるようになると、症状のとらわれが解脱して、精神改革が促進し、神経症が解決するようになります。
実践方法は、まず初めに、前ページの完治療法A唱名瞑想法の内の「瞑想法」により準備します。この瞑想法では、前記のように、自己の内面の状態を顧みて、心理・感情を観察して洞察することと、生活の出来事での考えや行動の様子を内省し、客観的に見つめて検討するようにします。
ここでは、具体的な例として、強迫神経症の内の不完全恐怖の場合で説明しますから、まず、参考のために客観的にご覧になり、それから、あなたの個人的な症状に応用しながら検証してください。
さて、不完全恐怖症の場合では、例えば、戸締まり・火の元・持ち物や、学習内容・記憶等を確かめ確認することは、「1度か2度でよい」ということを、本質的には分かっていながら、つい過度に確認する行為をしてしまったことを、そのまま心の眼で見つめて内省します。自意識のとらわれの執着があるために、1度か2度では止められなかった現状を、ありのままに観察するようにします。
1度か2度確かめた後で、また何度も確認したくなって 、ついつい強迫的な行為を長く繰り返してしまったことは、自分の自意識の主観的な執着の考えであり、とらわれの欲求の行動であり、これらは、誤りであったことを洞察して内省します。
このように、自己の内面の心理的洞察を行う時には、時折り、前記の「高次元呼吸法」と「唱名」を行い、高次元意識・生命エネルギーを開発しながら洞察すると、効果的に順調に進展します。
自分が過度に確認した時の考えや行動を見つめて観察しながら、高次元意識・生命エネルギーの世界の中に、頭のとらわれの部分を浸して置くようにして、10分間か20分間位経過すると、やがて症状が自然に解消していきます。自意識のとらわれの執着層が解脱し、高次元意識・生命エネルギーと同一化するようになり、自由な精神的境地が発現してくるようになります。
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さらに瞑想を続けて、次には、「これからは、どのようにすればよいか」を検討して対策を考えます。明日または将来、同じような場面では、どうすればよいか、改善するべきところを考察します。
もとより、戸締まり・火の元・持ち物や、学習内容・記憶等が確かであるかどうかを確認することは、生活を無事に送るうえでとても大切ですから、1度か2度は必ず確認するようにします。
そして、その後さらに確認したくなってきても、すぐには確認しないで踏み止まり、そこで、とらわれを乗り越えるように心構えを造ります。つまり、今度は、過度に確認する行為をして、時間と労力を無駄にせずに、その代わりに、もっと、「意義のあることを行う本来の自分」を開発する瞑想を行います。
この際にも、時折り、高次元呼吸法と唱名を実践し、高次元意識・生命エネルギーを開発しながら、生活において、「自分が行うべきこと」や、かねてから、「関心があり、興味を感じるようなこと」を行うように思念してイメージしているうちに、建設的な気持ちが、次第に起きてくるようになります。
そして、明日が今日になり、将来が現在になって、予想した生活の場面に当面するようになります。この時に、上記のように構築した事前の瞑想でのイメージトレーニングが役に立ち、過度に確認する強迫的行為をしないで、意義のある必要なことや生きがいを感じることを、実践できるようになることがあります。このような過程を繰り返していけば、やがて完治に到る契機にすることができます。
しかし、それでも、また、どうしても確認したくなってきてしまう執着性の確認癖が出てきてしまう場合があります。これは、まだ完治していない時は仕方ないことですが、このような場合には、次のような「3つの有効な方法」があります。
まず、「1番めの方法」は、確認行為をしたくなっている、その実際に当面している場面において、確認行為をしないで踏み止まって、確認行為の代わりに、高次元呼吸法と唱名を実践しながら、数分間こらえて忍耐を持続していくことで、執着していたとらわれを脱落するようにします。このようにしていると、不思議にとらわれが解消して過ぎ去り、心が高い次元に飛躍して、高次元意識が開明し、苦悩が解消するようになります。
ところで、確認行為をしたくなっている場面で、何もしないで、確認行為をせずに忍耐していると、苦しさが増大してきて失敗しやすくなりますから、すぐに、高次元呼吸法と唱名の両方か、その時に、実践しやすいどちらかを必ず行い、高次元意識・生命エネルギーを開発して、苦しさを解消しながら忍耐すると成功します。
不完全恐怖の方の言われることは、「過度に確認する行為をしないで、もっと意義のあることを行う」ことは、分かってはいるができない、ということです。あなたも、あなたの症状において、そのとうりではないでしょうか。このような時に、森田療法では、「恐怖突入」という心構えで行うようにしていますが、なかなか実行することは困難です。そこで、その時には、高次元呼吸法と唱名を実践し、高次元意識・生命エネルギーを開発して、とらわれを消滅させるように意識を持続すれば、はるかに実行しやすくなり、症状が解脱しやすくなります。あなたも、このように実践してみれば、必ず納得できます。
この方法で症状が解決することは、「天は、自ら助くる者を助く」からです。このように、自分で自助努力していると、天、即ち、宇宙の本質=神・仏が、あなたの心を、高次元の世界に導入してくれて、真の自然治癒力である高次元意識・生命エネルギーが発現し、意識が、覚醒に到るからです。
この1番めの方法で実践できることは、できるだけこのように実践してください。しかし、実際には、その時点では困難なこともありますから、その場合にはあまり無理をしないで、次の実践できる時機を待って行うようにします。今は実践できなくても、いつか必ず実践することを思い続けてください。
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そして、その間に、次の「2番めの方法」を行うようにします。それは、自分自身が、精神的に向上して完治するために、「他の人々のためになり、世の中のためになる(=利他)」ことを、心を込めて実践する方法です。これは、義務的な倫理観で、いやいやながら行うのではなく、自分の心を向上して完治するために、意欲的に行うようにすることが大切です。
誰のためでもなく、自分を活かすために、「人と社会に奉仕させて頂く」という、主体的な気持ちで、「利他の行為」を行うことが、最も大切なポイントです。この実践により、自意識のとらわれを抜け出して、必要な意義のあることを実践できるようになります。
神経症の症状があるということは、自分という存在が、意識していなくても、普段の思考・行為において自己中心的になり、心が閉塞しているためですから、その自己中心性の思考・行為を脱却すれば、自意識にもとづく症状は、完治するようになります。そのために、利他の行為を実践してください。
他の人々のためになり、世の中のお役に立つように、いつも日常の生活を心がけて実践していくと、「人と自分、社会と自分が、一体になった強い高次元意識・生命エネルギー」が発現し、意識が幅広く拡大して、高い次元に向上することにより、自分だけの狭い自意識にとらわれた症状が解脱して、生活が進展するようになります。
私達は、自分と他の人が、「調和した大きな心のステージ」で、思いやりを持ちながら生活することが大切です。そうすることが、真に自分を活かすことになり、本来の生き方ができるようになります。
他の人々に思いやりを持ち、世の中のためになる生き方を実践すると、それが、心を向上するための良い原因になり、格言に、「善因に善果あり」というように、やがて、必ず良い結果が現れてきて、神経症が完治するようになり、生活上の行き詰まりが打開されるようになります。
前記の「心のあり方の10段階」の高次元の「菩薩(ぼさつ)」のような、利他の行為を実践することが、自分の新しい高度な生きがいになります。この良い思考・行為なくしては、症状が完治することはありません。現在の運命を打開する必須の要件です。
さて、他の人々のためになり、世の中のためになるような、利他の行為を実践することは、それほど難しいことではありません。他の宗教的な断食・荒行等のような難行苦行ではありませんから、その気になれば、容易に実践することができて、心がけを持続することで、めざましい効果があります。
具体的には、日常の職場・学校等で、仕事や勉学を通して、できるだけ他の人や世の中のためになり、お役に立つようなことを考えて、主体的に実践してください。また、家庭でも、ご家族のためになり、お役に立つようなことを考えて実践してください。そして、積極的に社会のためになるボランティア活動を行い、進んで世の中に役立つような寄付も実践してください。
これらの善行を常に心がけ、人と社会に奉仕する利他の行為を実践すると、自分の意識が、他者を思いやるように拡大することにより、とらわれが脱落して症状が完治する機縁になります。
例えば、混雑した電車の中で、お年寄りや身体の不自由な方のために座席をゆずることや、アジア・アフリカ等の困窮した人々のために寄付すること等の、ささやかな利他の行為でも、それを実践した人の心に、貴重な充実感と、さわやかな生きがいの感じをもたらしてくれます。
このような実践による心の充実感と、生きがいの感じの積み重ねが、やがて、症状の完治に大きな効果を発揮するようになりますから、いろいろな日常の生活場面で、たくさんの人に奉仕する気持ちを持ち続け、たくさんの善行を実践することが大切です。
ただし、その際に、相手から見返りを期待したり、自分は立派なことをしているという自己満足に陥らないで、仏教でいう「陰徳を積む」ような、純粋な気持ちで、奉仕するように行うことが大切です。
さて、症状にとらわれずに、意義ある必要なことや、生きがいあることを行うことができるようになる「3番めの方法」は、かつて、神経症を経験して現在は完治しているような、症状について深い理解のある心理セラピスト・カウンセラーに相談し連携して、自分の心の中へ、 心理セラピスト・カウンセラーが保有している「強い高次元意識・生命エネルギーを導入する」ことです。
深層心理学でいうように、人間と人間の心は、お互いに、深いところでつながっていますから、この「人間の心の連帯関係」を、あなたと、心理セラピスト・カウンセラーが連携して活用することにより、完治するための高次元意識・生命エネルギーが、あなたに移行していき、効果的に完治を促進するサポートにすることができます。
精神文化協会−完治療法センターでは、このようになるための「完治実現研修カウンセリング」を実施していますので、どうぞ活用してください。詳細は、次ページをご覧ください。
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