続いて、完治療法Aでは、さらに、高次元意識・生命エネルギーを強化して確立するために、前記「心のあり方の10段階」の最高段階(10)の宇宙の本質=神・仏と、心の中で一体化する方法として、神・仏の御名(みな)を唱える「唱名(しょうみょう)を実践します。これは、自分の意識を、神・仏と一体になるように精進することにより、大きな安心感を開発し症状を解脱する方法です。仏教の実践的効果が凝縮した簡潔な方法であり、実践してみれば、格段の効果を実感することができます。
 そして、頭の中の自意識のとらわれを解脱するために、内面の心理・感情を洞察して、自覚的な「瞑想法」を行いますこれは、症状を解決するために、自分で行う心理療法・精神療法として構成した実践的方法です。

 前半の「唱名」は、主に、仏教の各宗に由来し、後半の「瞑想法」は、禅宗・ヨガに由来していますが、それらの宗派に拘束されることなく、各々の長所を統合し、さらに、オリジナルな方法を開発して、「完治療法A唱名瞑想法」として行います。
 深層心理学では、「潜在超意識」、根本仏教では、「アラマ識」といわれる高次元意識を開明し、症状を解脱する生命エネルギーを開発する方法を、しっかり実践してください。

 まず、前半では、神・仏の御名を唱える「唱名」を行い、高次元の心の段階に到るようにします。これは、私達が、心を込めて、神・仏の御名を唱えて一体になるように精進すれば、その私達の努力に呼応して、必ず高次元意識・生命エネルギーが発現されるようになり、症状が解脱して完治に到る方法です。キリスト教でも、「叩けよ、開かれん」というように、神・仏の世界に参入するように心を向けて、一体化するための努力をすれば、完治への道が開かれるようになります。
 格言として、「人間は、動物と神・仏との間で生きる存在である」といわれますが、高次元の神・仏に近づくほど、心が清浄・純粋になり、精神的な生命エネルギーが発現して、人間としての真の生きがいを感じるようになります。そのために、神・仏に近づく方法として、「唱名」を実践します。このような方法を疑うよりも、試みに実践してみれば、不思議に、大きな効果があることを実感できます。

 唱名は、従来的には、「南無阿弥陀仏」、「南無妙法蓮華経」、「南無観世音菩薩」、………等です。いずれも、それぞれ個性的な機能の意味のある唱名であり、どの唱名が良い悪いということではありません。もし、どこかの宗派・団体が、「これでなければダメ」というなら、それは、まだ独善的であり、宗教的に未熟ですから、好ましくあません。。
 さて、精神文化協会−完治療法センターでは、特に、神経症の完治を目的にしているために、その個性的機能の意味のある唱名として、「南無完治明神」(なむかんちみょうじん)唱えることを推奨しています。言葉には、その言葉の持つ意味にふさわしい言語的な精神パワー=言霊(ことだま)の力がありますから、次に記述するような本質的な意味がある唱名を唱えることにより、神経症を乗り越える精神的エネルギーが、より強く発現するようになります。

 唱名の「南無」という言葉は、自分の意識を、宇宙の本質の意識=神・仏に帰依(きえ=捧げる)し、帰命(きみょう=自分の命を、宇宙の本質の生命に帰一する)して一体になり、成り切るという決意を表す意味があります。
 ですから、
この「南無完治明神」という唱名は、「完治明神」と一体になり、成り切るという意志を込めた言葉です。そして、完治明神とは、私達の心身の源泉である生命エネルギーの光に輝いている「完治を実現する光明の神様という意味です。
 したがって、「南無完治明神」唱えて祈念すると、その言葉の意味の呼びかけに応じて、高次元の生命エネルギーが発現してきて、その浄化作用により、症状を解脱することができるようになります。つまり、今はまだ、苦悩に満ちた自分の意識が、やがて、清浄で純粋な宇宙の本質=神・仏と一体になり、大きな安心感が発現してきて、心が救われ完治するようになります。

 唱名の時間は、1・2分間では、あまり効果が現れませんから、10分間〜20分間位行ってください。
「南無完治明神南無完治明神南無完治明神 …………のように繰り返し、ひたすら唱名していると、やがて自然に、頭の中に、明るい至福な生命エネルギーの光が輝いてくるようになります。唱名を続けているうちに、完治明神の救済力が発現してきて、不思議に自然にそのようになります。
 ただし、初めのうちは、その状態になり難い場合には、頭の中に、明るい清浄純粋な白色・金色等の「オーラの輝きの光」、または、明るい「日の出の太陽の光」をイメージしながら唱名してください。それが、呼び水・促進剤になり、やがて、本当の生命エネルギーの光が発現するようになります。

 そうすると、これまでの悩み多い心情が払拭されて、透明な澄んだ明るい心境になります。つまり、自分の心身のとらわれを越えて、高次元意識・生命エネルギーが開発されるようになり、苦悩が解消します。即ち、自分の意識が、宇宙の本質の意識に同化して、症状が解脱するようになります。
 この時には、脳内に、大脳生理学でいうセロトニン・ドーパミン等の「快癒物質」が自然に分泌されて爽快なスッキリした気持ちになり、安心感と至福が発現して、不安・恐怖・ストレスが解消します。
 さらに、唱名して祈念を継続していくと、脳内に、アドレナリン・ノルアドレナリン等の「やる気物質」が分泌されるようになり、前向きに行動する意志が生まれてきて、
行き詰まった生活状況を打開する行動力が発現します。
                                                    

 唱名は、精神的に平静な気持ちの時には、自己の心の最高段階に内在する宇宙の本質=神・仏を、主体的に開発して完治するために、前向きに、精神的な生きがいを求めて実践してください。
 また、
精神的に苦しく、せっぱ詰まったような時には、端的に、「神様・神様・神様 …………のように、神・仏に呼びかけて、すがるような気持ちで
行ってください。時には、誰でも、精神的にとても苦しくなることがありますが、そういう時に薬を飲んで軽減したり酒を飲んで気晴らしすることも結構ですが、それだけでは根本的に解決しませんから、一心に唱名して、自分の意識を、神・仏の世界へ高めることによって、真に解決してください。

 もとより、1回や2回だけ唱名して、すぐに完治するわけではなく、その後、また、症状が現れてきますが、その度ごとに、唱名を実践し症状を解脱するようにして、総体的に、神経症を改善して完治するように、継続して行ってください。唱名を実践しないより、
短期間で症状を解決することができます。
 唱名は、朝、昼、夜、いつでもどこでもできますから、毎日の生活の中で、機会あるごとに習慣的に常に神・仏と一体化するように実践してください。
唱名は、厳しい修行ではなく、神・仏の御名を唱えるだけの簡潔な易しい方法にもかかわらず、継続して実践すれば、偉大な効果があります。

 上記のように、1回につき10分間〜20分間位で、1日の合計時間を、30分間〜1時間位実践すると大きな効果が現れてきます。実践すれば、その時・その日から、効果が現れ始めますが、症状は徐々に段階を経て完治に向かうものですから、
完治するまでの期間を繰り返し実践してください。また、完治すれば、実践することが当然のことになり、ますます、生きがいが増大するようになります。
 唱名を根気強く継続して実践すると、自分の意識が、次第に、高次元意識に統一されていき、自分は、本当は、神・仏にもとづく精神世界に住むべき人間であるという
真の「存在感のアイデンティティ」が確立するようになります。このような、心の自己同一性に到達すると、主体的な強く生きる力が発現してきて、日常生活を送るうえでの自信になります。
                                                    

 さて、次には、自己の内面の心理・感情を洞察して、「自覚的な瞑想」を行う方法を実践します。この瞑想法は、まず、身体的には、毎日継続し長続きして実践できるように、座椅子か腰掛け椅子にリラックスして座り、無理のないように行うことをお勧めします。背筋は、なるべく軽く伸ばしてください。疲れている時は、椅子の背もたれに体を預け楽にします。また、時には、坐禅かヨガの座り方をして、両足を組むか、片足を組むか、または、正座するか、あぐらを組んで行ってください。
 そして、目を閉じて、初めに上記の「唱名」を実践し、頭の中に、明るい生命エネルギーの光が輝いてくるようにして、高次元意識・生命エネルギーを開発するようにします。
 それから、
目を閉じたままで、次に、自分の心を自由に解き放すようにしてください。しばらくすると、まだ残っている症状のとらわれが、浮き彫りになって感じられてくるようになります。

 つまり、自分の内面にある症状の心理・感情の状態や、症状に伴う生活上の考え・行動の様子が、思い浮かんでくるようになります。そのような時には、これらを心の眼で見つめて観察し、洞察するように瞑想します。
 
この時に注意することは、症状のとらわれの心理・感情の状態や生活上の様子等の心の悩みは、高次元意識・生命エネルギーの前で、その執着を解脱するために思い浮かんでくることを、前もって
承知しておき、ありのままに見つめて観察することです。
瞑想してこのような状態になり、この状態を心の眼で見つめて解脱することが、自分で行う心理療法・精神療法になります。
 神経症の方の中には、この状態になると、「かえって悩みを意識してしまうので困る」と思う方もいますが、ここで中止しては完治することはできませんから、粘り強く忍耐しながら心を保ち見つめて観察していると、心の悩みの状態が、やがて距離を置くようになり、客観的に分かるようになります。

 その時には、また時折り、唱名を行い、高次元意識・生命エネルギーを開発して、その心の悩みに照射しながら、見つめて観察していると、自然にとらわれが執着力を失って、衰退して解脱していき、時間の経過と共に、苦悩が脱落していくようになります。
 そして、次には、「このようにして解決すればよい」という考えが湧き出して、爽快で自由な心境が現れて覚醒することができます。自己の内面の深層に潜在していた精神的実在が顕在化して、さらに確かな高次元意識=悟りの意識=至福の意識が開明して、症状を越えた安心感に満たされるようになります
 ここまでが、自覚的な瞑想法の一連の過程です。1日につき、この過程を2・3回位実践してください。この瞑想法を毎日根気強く継続していると、症状の悩みと、高次元意識・生命エネルギーが、交互に訪れるようになり、この過程を不断に積み重ねていけば、総体的に、高次元意識・生命エネルギーが増大し症状の悩みが減少します。このようにして、禅宗でいう「悟りを開く」経験を積み重ねていくと、やがて、「大悟徹底」に到り、完全に覚醒するようになり、
症状の悩みから解脱して完治できます。

 以上のような、宇宙の本質=神・仏を唱名して祈念することと、自己の内面を見つめ洞察し、高次元意識を開明する自覚的な瞑想法は、症状を解脱して、真の自己を実現するための自分造りです。
 なお、この完治療法A唱名瞑想法のうちで、唱名の方は、どんな所でも実践できますから、機会あるごとにいつでもどこでも実践してください。症状の苦しみが湧いてきた時や、日常生活で苦しい局面に立たされた時にも、ひたすら心の中で一心に唱名していると、それだけで不思議に心の安らぎを覚え、状況が打開できて前向きな気持ちが湧いてきますから、ぜひ実践してください。
 
そして、瞑想法は、自室のような静かな所で行うべきですが、継続して実践すれば、症状を解脱する非常に有効な方法になります。完治するための効果をしっかり上げるために、1日につき合計1時間位、瞑想法の精神修養をすると、心が落ち着き静謐になり、神経症を解決することができます。

 「自意識のとらわれから、高次元意識・生命エネルギーへと向上するための唱名瞑想法は、自分で行う心理療法・精神療法ですが、一面では自己流に陥らないで、完治の軌道を適切に進むようにするために、唱名瞑想法の過程の心理的・感情的な状態や、自己観察して解明するべきこと、注意するべきことを、経験と理解のある心理セラピスト・カウンセラーに相談して、カウンセリングを受けることが必要になります。
 あなたの個人的な症状に対応した具体的なアドバイス・サポートにより、適切で有効な唱名瞑想法ができるようになります。あなたの意識が、高次元意識に統合し、それが心の中心を占める主体になり、自意識のとらわれが心の周辺に退却して解脱すると、神経症は完治します。
 このような完治の状態を実現するために、後記の「完治実現研修カウンセリング」により、定期的な心理セラピー・カウンセリングを受けながら進めば、順調に完治することができます。

     
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