1泊見学会「越前の旅」2009
  
 しばし越前に彷徨う 柏崎市 山崎 利雄

 去る7月26日、27日越前「慶老(おいをたのしむ)」旅に参加しました。大先達・阿部先生の出逢い旅はいつも楽しみな旅です。心和む、心安らぐ旅です。おそらく古の人々の思いや地域の人々の思いに触れ合うことができる旅のためではないでしょうか。

当日は、おなじみの手作り栞を携行し、柏崎野仏懇話会の皆様とともに総勢25名で新潟をあとにしました。第1日目は、「一筆啓上」書簡碑と丸岡城、復元「戦国城下町」一条谷朝倉氏遺跡、剣法燕返しの一条滝、そして石仏群の西山光照寺跡でした。とりわけ朝倉館遺跡の中に花壇の遺構を見つけたときは驚きました。戦国の世とはいっても、いつも血と血を洗う殺伐とした光景が繰り広げられた訳ではない。人々は懸命に生きた。美しく生きようと願った。(天野幸広・甦る戦国城下町)「花を愛した古代人、六万年前に人類は、はじめて死者に花を捧げた」ネアンデルタール人の話を思い出しました。古の人々の思いに触れた瞬間でした。

第2日目は、曹洞宗大本山永平寺、「北陸の小京都」越前おおの、泰澄開山・白山信仰拠点白山平泉寺を巡りました。特に、越前おおの街並みは、オールドとモダンのとり合せがよく地域の人々の思いに触れることができました。

石仏には、人々の良き事、悪しき事さまざまな思いが込められていることでしょう。それらに出逢い、感じることも楽しみの一つです。越前「慶老」旅も人々の思いに出逢う旅となりました。
 (写真:平泉寺白山神社にて)