トップページ・当院の治療について・治療期間について・適応症・Q&A・治療費と診療日・なかの様子・
ご予約と場所・掲示板・リンク
![]() |
|
|
膝は大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(膝のお皿)の3つの骨から構成されていています。大腿骨と脛骨の端は弾力性のある軟骨という部分で覆われ、骨と骨が直接ぶつからないようになっているほか、間には「半月板」というクッションの働きをする軟骨もあり、膝への衝撃を吸収する役目を果たしています。また膝周りには主に4本の靭帯で補強されており、複雑な構造をしている関節です。 膝の問題は主に膝の痛みと膝に水がたまるという症状です。痛む場所としては膝の内側が痛いという方が圧倒的に多いですが、痛みの出方は様々で、動かし始めが痛い、曲げる時が痛い、歩いていると強い痛みが突然びびっと走る、など症状の出方はいろいろです。 痛みが出た時点で適切な治療をしていかないとだんだんと膝が曲がりにくくなるなど慢性化することが多く、時々だった痛みが常に痛むようになったり、以前はできた正座ができなくなるなど症状は進行します。正座が出来なくなるまで症状が進んでしまうと治すのに非常に時間がかかり、治りにくくなります。 もうひとつの膝に水がたまるという問題ですが、膝にはもともと潤滑油の働きとして関節液というものがあり、関節にとって必要なものです。膝に水がたまるという状態はこの関節液が正常時よりに多く分泌されてしまい、関節包に余計にたまってしまっているという状態です。ここに水がたまると足は腫れぼったくなり、膝が曲げにくく、痛みを伴います。 「水を抜くとクセになる」といわれますが、この関節液は普段から膝に存在し、膝を保護しているものです。これが多く出てしまうということは膝に何らかの負担がかかり、その負荷を減らすために水が多く出ていると考えるべきでしょう。 「何故水がたまるのか?」その原因を考えて治療せずに水だけ抜いても膝への負担、異常は解消されないわけですから、またすぐに水がたまってしまうことの繰り返しになってしまいます。 鼻かぜをひくと鼻水がでますが、なんど鼻をかんでも風邪が治るまでは鼻水も止まりません。この場合は風邪を治すこと=鼻水を止めることと普通は考えると思うのですが、膝の調子が悪い方のほとんどは、水のたまるその部分だけにしか目を向けません。 水がたまると痛いですからまず水を抜いてもらう、このこと自体は否定しませんが、なぜ膝の調子が悪いのか?その原因を探り、その原因をとり除くようにしていかないと、痛みが少し落ち着いたからといってまたそのままにしておけば、またそのうちに水がたまるということの繰り返しです。 「膝に水がたまる原因はどこか?」を探り、その原因をとり除くことで膝に水がたまらなくなるようにしていくというふうに考えなければいつまでも悪循環から抜けられません。 |
|
| 来院される患者さんの多くは「変形性膝関節症」と言われています。 男性より女性に多いことを考えれば、加齢による骨や軟骨の変性というのも原因のひとつではあると思うのですが、膝の痛みを考える時、腰椎や骨盤のバランスの問題と膝周りに分布する神経の問題は避けて通れません。膝周囲の神経は後面が坐骨神経、前面は大腿神経という神経ですが、これらの神経はすべて腰椎と腰椎の間(椎間孔)や仙骨と腰椎の間(椎間孔)から出て膝周囲に分布します。 実際拝見すると、坐骨神経痛の一種と言ってもいいのではと思うケースも多く、膝自体は悪くないのに痛む場所がたまたま膝だと「膝痛」ですし、足の後ろに痛みが出れば「坐骨神経痛」です。詳しくは坐骨神経痛のところをご覧いただくとして、膝が痛いからといって膝だけを治療していてもなかなか治りません。痛い所が悪いとは必ずしも限りません。 病院に行くと、通常膝のレントゲンを撮り診断される(軟骨がすり減っている、骨棘が出ている、筋肉が弱っているなど)と思いますが、膝は全身の体重がかかる部分でもあり、また下肢にゆく神経はすべて腰椎部分(椎間孔)から出ていることを考えれば、体のバランスの問題、腰椎から出て膝に分布する神経の問題と大きく関係することは明らかです。膝だけの問題としてではなく、全体的に体を診ていくことが必要です。 私は膝の痛みは次の4タイプに分類し、治療しています。 |
|
膝の痛みの治療 |
|
| @ 膝は悪くないのに腰部、骨盤のバランスが悪く膝に負担がかかり、膝に痛みが出ている。 | |
| A 膝は悪くないのに膝に行く神経の出口(椎間孔)部分での問題があり、痛みが膝に出ている。 | |
| B 膝自体が悪く、膝が痛い。(外傷などで靭帯や半月板などを傷めている、加齢による変形がある) | |
| C @〜Bの原因が複合的にある | |
|
どの治療も基本は同じなのですが、ここでも「何故膝が痛むのか?」「原因部分はどこか?」を探すことから始めます。 「軟骨が減っている、年だから」と言われていても、老化とともに誰でも減っていますし、痛くないお年寄りもいるわけですから、それだけが原因とは言い切れません。 「ほかにも原因がないか?」つまり@〜Cのどれかの状態にないかということを探していくわけです。 原因部分が推測できれば、そこの治療をしながら経過をみます。 たとえば原因が@やAと推測できれば、治療する部分は腰や骨盤になります。膝の症状はその結果として出ているだけなので、腰や骨盤のバランスがとれてくれば膝の痛みは自然と治っていきます。 原因がBとすれば、膝の治療をしますが、外傷などがない限り若い方の場合、たいてい@かAが原因のことが多いです。 逆に高齢の方は、Cのことが多いので、この場合は腰や骨盤などのバランスの治療と膝自体の治療が必要になり、治療に時間のかかることが多いです。高齢者の場合、慢性化している場合が多いので、治療に時間はかかりますが、治療を続けていけば、完全には治らないにしても、症状は改善していきます。変形してしまった関節やすり減ってしまった軟骨は元には戻りませんが、痛みさえ消えればあるいは生活に支障がない程度まで痛みが減ればいい訳ですから、症状をいかに減らすかという点に治療の重点をおきます。 |
|
トップページ・当院の治療について・治療期間について・適応症・Q&A・治療費と診療日・なかの様子・
ご予約と場所・掲示板・リンク