被害にあわれた方へ
(橋本 彩さん)※仮名
今のつらさ、お察しいたします。
私もあの会に関わって以来 自分の判断力に自信が持てず、
メールを送るのも取材に応じるのも大きな不安の中でしてきました。
何を基準にして信頼できる医療機関を選んだらよいのか、
今でもわからずにいます。
今あなたも、そんな不安の中でこれを見てくださっているのだと思います。
どうか、あの会であなたが得たものすべてを否定しないで下さい。
すべてを否定する必要はないのです。
あそこでであったスタッフや患者さんから得たあたたかさはほんものであったと
私は今でも思っています。
でも、あの院長は、知れば知るほどどう考えてもおかしいです。
病気の人の「何が何でも治りたい」という真剣な心を
利用していると私は考えています。
それを考えるとほんとうにほんとうに
悔しい気持ちといかりのきもちがこみあげてきます。
この怒りがとても大きいものなので、
わたしは「被害者」として被害者の会に参加しています。
今でもじぶんを責める気持ちと闘いながらですが。
あなたも、あそこで得たすべてを否定しなくてもよいと思います。
あなたの判断力がなかったのではなくて相手が悪かったのです。
そして、世の中には信頼できる人も絶対にいます。
その人に、会えるかもしれないし
会うまで少し時間がかかってしまうかもしれません。
でも、どうかご自身の生命力だけは信じてください。
希望をすてる必要はありません。
また、世間の方へ、
たしかにこの病気を理解することは難しいし、
病気を楯に甘えている人も現実にいるとは思いますが、
多くの人は本当にくるしいのです。
行き場がなくなってでてきたもの(症状)を「甘えている」と片付けられてしまうと、
ああいう会の存続の温床を作ってしまうことにもなるんだ、
ということをわかってもらいたいのです。
そして、ストレスに押しつぶされそうになったときの
対処の一方法であるという点で、
この病気は実はみなさんの身近にあるものだとおもいます。
ある日突然自分や親しい方が心の病気になってしまった、
その時になって途方にくれないよう、
この病気をもっと自分の側にひきつけて考えていただきたいのです。
戻る