T−X編
TーX編
西暦201X年アメリカのニューヨークシティ。

いや、いまは元ニューヨークだった廃墟と解釈すべきでしょうか。

人類抹殺のために開発されたスーパーコンピューター「スカイネット」が引き起こした人類と機械の戦争。

そう、「審判の日」によってこの地球上の人類は50億人近くが失われ、生き残った人類は日々戦い続けていました。

しかし、人類と機械の戦いはいっこうに終わりそうにありません。

業を煮やした「スカイネット」は人類が生き残るカギを握る人物を抹殺すべく1体のアンドロイドを過去に送り込もうとしていました。

スカイネットが開発したそのアンドロイドとは、全身を無数の兵器で武装し、機械を自由にコントロールできる力をもつ凶悪なシャーシーを液体金属で覆った最強最悪の殺人アンドロイド「T‐X」だったのです。

T‐Xは、液体金属の体を長身のセクシーなブロンド髪の女性に変化させると、タイムスリップ装置に乗り込みました。

機械が物凄い音で稼動するとT‐Xの姿は消え、タイムスリップは成功と思われました。

が、しかし!

たまたまその時、機械の異常が発生し、時間の空間を移動していたT‐Xは、過去ではなく別の次元の世界へ飛ばされてしまったのです。

しかもこの時T‐Xは次元のゆがみによるせいなのか、ハードウェアクラッシュに陥り、電子頭脳にインプットされたターゲット抹殺プログラムが消失してしまいました。

やがて空間の移動が終わり、T‐Xのたどりついたさきは、なんとこれまでコウイチが捜査をしていた怠惰界だったのです!

T‐Xは辺りを見回すとターゲットをロックオンしようとしました。

しかし、周りには人気はありません。

ガーガーガー、ピピピ、「ターゲット未確認…」

T‐Xのディスプレイには無数の数字や英文字が動き、情報を把握しようとしていましたが、どうやら調子がおかしいようです。

ガガガ、ピーピー、「最重要ターゲット、現在補足不可能…」

「至急、プログラム変更。移動物体、生命体、全て抹殺せよ…」

「ピピ、前方約1000メートルにて移動物体確認、抹殺せよ…」

T‐Xは、全裸の姿のままコウイチのいる方向へ歩き出しました。

大変です。T‐Xはどうやら目に付くもの全てを抹殺しようとしています。

なんてことでしょうか。信じられません。

何と、魔界に魂を持たない恐るべき殺人マシーンが降り立ってしまいました。

はたして彼女を止めることはできるのか?

これから先、彼女の存在がストーリーにどのような影響を及ぼすのでしょうか?

コウイチの運命は?そしてフロスト君たちは彼女にどう立ち向かうのでしょうか? 次回へ続く。


                         ○

一方、怠惰界のコウイチ達が気づかなかったある場所では、

1体の悪魔があの葛葉キョウジを巨大な地下室で監禁していました。

幽鬼クドラクです。

彼はクルースニクが言っていた通り、キョウジを何かの生贄に使おうと、儀式の準備をしていました。

「ケッケッケ、もう少しだ。あと少しで儀式が始められる。この儀式が成功すれば俺様は悪魔、いや神をも凌ぐ力を手に入れられるのだ。そのためにはキョウジ、そしてレイ、お前らには儀式の生贄になってもらうぜぇ、ケッケッケッ。」

「ふざけるな、誰がお前なんかの生贄になるか!ここから出せ!!」

「そうよ!出さないとヒド目にあわすわよ!!」

なんと、キョウジだけでなくあのレイも囚われていたようです。

「お前が一体何を企んでいるかは知らんがな、少なくとも俺達は今お前のやろうとすることだけは許せん!!」

「クドラク、今ならまだ間に合うわ。さあ、早くここから出しなさい。それに私達の仲間が絶対にここを見つけ出すに決まってるんだから!」

クドラクは不敵に笑って、

「ケッケッケッ、笑わせてくれるぜ。仲間が助けてくれるだと?そいつぁ無駄ってモンだぜ。この周辺は誰にも見つからないように俺が入り口をしっかりカモフラージュしておいたからな。例えお前らの仲間が来たとしてもここは地下室だ。それも、この俺様の力でお前らの悲鳴が外に漏れねえ様に、お前らの世界で言う防音対策ってやつを施しておいたのよ。だからお前らの悲鳴はだれにも聞こえねえぜ。あきらめな。ケッケッケッ!」

そう言うと、クドラクは牢屋の中のキョウジとレイに向かってツバをはきかけました。

「うわっ、畜生。ここから出られればお前など…」

「キョウジ、落ち着いて。きっと誰かが来てくれるわ。その時までチャンスを待ちましょう。」

レイはキョウジをなだめました。

「ケッケッケ、まあ、お前らももうすぐ死ぬ運命だ。おっとぉ、腹が減ったな。運が良かったなぁ、お2人さんよ。俺は外へ食事しに行くからよ、残されたわずかな時間、まあ有意義に過ごすこった。まあ、牢屋の中じゃ無理かも知れねえけどょ。ケッケッケッ。」

そう言うと、クドラクは部屋から出て行きました。

キョウジはレイに向かって、

「よし、チャンスだ。レイ、今の俺達には武器も何もないからとりあえず2人でこの牢屋の扉を破壊するしかない。クドラクが戻ってくる前に。」

「破壊?どうやって破壊するのよ。」

「方法は一つしかない。こうするのさ。オラッ!」

ガキーン、ガキーン!!

いきなりキョウジは扉を蹴りはじめました。キョウジの重い蹴りで扉は少しでしたが、ミシッと音を立ててきしみました。

「よし、このままけり続ければこの扉を破壊できるはずだ。レイ、手伝ってくれ。」

「分かったわ。」

レイも一緒に扉を蹴りはじめました。

ガキーン、ガキーン、ガキーン…

一方、クドラクはというと、地下室の入り口の外で獲物を探していました。

「くそっ、なかなか美味そうな獲物が見つからねぇ。俺ぁ腹が減ってんのに…。本当なら若い人間の女
の血が欲しいところなんだが、この際悪魔でもいい、どこかにイキの良さそうな魔物はいねえのかよ…っと、おおっ!!」

クドラクの前方から人影が歩いてきます。

「おお、美味そうな人間の女だ!しかもこの魔界でスッパダカときてやがる、ケッケッケッ、いただきだぜ!!」

クドラクは女に向かって襲いかかろうとしました。と、その時女が右手を差し出したかと思うと、右手からミサイルを発射してきたのです!!

ドッグァァァァァァァン!!

「ウガァァァァァッ!」

ミサイルを食らったクドラクの右腕は粉々に吹き飛んでしまいました。

「ヒ、ヒイィィィィィィッ、な、何なんだ貴様は!!」
そう、女はあのT‐Xでした。T‐Xは、つかつかとクドラクに歩み寄ると再びクドラクに狙いをつけました。

「ターゲット、ロックオン。生命反応あり…。抹殺せよ…。」

「ひいいい、や、やめてくれえ!何でもする、あんたに従う、だから命だけは、命だけはあぁぁぁ!!」

クドラクは必死で命乞いをしましたが、T‐Xに通用するはずがありません。

クドラクは何らかの魔法を唱えようとしていましたが、恐怖のあまり声になりませんでした。

T‐Xは左手でクドラクの襟を掴んで持ち上げると、右手の液体金属の皮膚を日本刀の様に変化させると、そのままクドラクの首を切断してしまいました。

クドラクをまんまと惨殺したT‐Xは、クドラクの着ていたタキシードをデータとして読み込むと、これまで裸だったT‐Xの体は見事なタキシード姿の女性に変化しました。

そして、ピー、ピー、ガガガ、

「前方にて、2体の生命反応を確認…。抹殺せよ…。」

そう言うとT‐Xは、キョウジとレイが閉じ込められている地下室の入り口へと足を進めていったのでした。


                               ○


T−Xはカツーン,カツーンと階段を下りていきました.

地下牢には,レイとキョウジがいます.

「誰だろう…誰か来るのか?俺達は助かるのか?」

女性に扮したT−Xは,レイとキョウジを牢にいるとうとう見つけてしまいました.

「ここを開けてくれー!」

「ガガ…2タイノセイタイハンノウカクニン.マッサツセヨ」

「ちょっと,なんだか様子がおかしいわ!」

T−Xは液体になって牢屋の中に入り込みました.そして,右手を鋭い剣に変え,レイにきりかかりました.
「あぶねえっ!」

キョウジはレイを抱えて,剣をよけました.

ハラリ….背中にはキョウジのマントが切り裂かれた跡がありました.

「レイ,大丈夫か…」
T−Xはなおも,二人を殺そうと接近してきます.

「キョウジ,危ない!」

剣先をかわしていく2人.その剣先は,鉄格子を容易く切り裂き,牢屋の鍵は壊れてドアが開きました.

「キョウジ,逃げるわよ!」

こうして,辛くも牢屋から脱出できた2人.T−Xはなおも2人を追跡していきます.

「マッサツセヨ…」

何とか振り切ったレイとキョウジ.

「これから,どこに行こうか…」

カツーン,カツーン…

T−Xの足音が聞こえてきます.

「ウエニ 3タイノセイタイハンノウ マッサツセヨ」.

キョウジは息を殺しながら

「3体…?」

キョウジは訝しげに思いました.

T−Xは左手を銃に変え,天井を開けました.そして,その穴にスルスルと入っていきました.

その穴からは,雷が落ちる音が聞こえ,冷気が伝わってきます.

そうです.リリムとピクシーが激しい戦いを繰り広げているではありませんか!

T−Xの姿が消えてしまうと,キョウジたちは部屋から出て,上に向かいました.

「何だか嫌な予感がする…」

ピクシーとリリムの運命は?キョウジたちは2人を止める事が出来るのでしょうか?


                        ○
一方で、アキコを救うために魔神皇の銅像にひれ伏しし終わった細田は、ハザマのところへ戻ってきました。

だが、リュウイチはだいぶいらだっている様子です。ハザマが次の命令をだそうとしたそのとき!

リュウイチはハザマに飛びかかりました!その瞬間、

リュウイチはどこかへと消えていきました。「キャー!リュウイチ!」

アキコは叫んだ。ハザマは彼は他の場所へと送ったと言い、

そして、アキコを連れてその場から消えていきました。細田は慌てて2人を探しに行きました。

その途中、石の呪いが解けたカオルたちが、細田に向かって走ってきました。

細田は詳しく事情を説明して、今度はピクシーとリリムの場所へと向かいました。

だが、そこにはとんでもない光景を目の当たりにしたのです!

正気を取り戻したピクシーとリリム、ナンパをしてきた、テンポウゲンスイがT-Xに襲われているではありませんか!

細田達は、ピクシー達を助けるべくT-Xに向かって銃を撃ち始めました。

だが、T-Xはその体に当たったが撃ちこまれた弾がT-Xの体の中に入っていったのです!

どうやらT-Xには銃が効かないのです。すかさずリリムはブフーラを放ちました。

T-Xは凍りました。細田は武器を剣に持ちかえてT-Xを即座に切りつけました。

真っ二つになったが、T-Xの体はまたもとの体に戻ったのです。

「クソ…。なんて言う強さだ!こんな化け物見たことが無いぞ!一体、どんな体をしているのだ!リュウイチとアキコを助けに行かなくてはならないというのに…。チクショー…。何とかならないのか…。」


さて、T-Xと苦戦中の細田達。

そのとき正気に戻ったヒロコがT-Xに向かってジオ系の魔法を放ってきたのです!

「ジオンガ!」

見事にX-Tにヒットしました。X-Tは方向を変えて歩き出しました。

ヒロコに向かって攻撃するのかと思いきや、隠れていたロウヒーローに向かって攻撃しはじめました。

ロウヒーローは自分の身が危ないと感じたかX-Tから攻撃される前に即座にその場から消え去っていきました。

ロウヒーローが消えたので、X-Tは細田達に向かって攻撃しはじめました。

そのとき、キョウジとレイが現れました。即座にX-Tに攻撃しはじめました。

だが、X-Tは手を時々銃や刃物に変えながら攻撃してくるのです。

細田達は剣や魔法などでX-Tを攻撃したのですが、なかなかくたばろうとはしません。

「クソ…!なんて言う強さだ!こいつは一体誰なんだよぉー!」

そのとき、ヴィネとアレスとウベリルがX-Tに阻みました。

そして、アムドゥシアスもX-Tの存在に気づいたのか応戦してきました。

ヴィネが細田達に一言、

「早くあの2人を探せ!ここは俺たちがやる!さぁ、早く行くのだ!」

細田はヴィネの言葉を聞いて、2人を探し始めることにしました。すると、ここでキョウジが…、

「すまねぇ。お前達で先に行ってくれないか?俺達はコウイチを探さなくてはならない。
ここでお別れしてもいいか?じゃぁ、また会おうぜ。」

と言い残し、キョウジは細田達と別れました。

そして、2人を見つけたのだが、無残な光景を見たのです。

そして、そこでその姿をみて泣き崩れる男を見ました。

そう、チャーリーです。

2人は石になっていたのです。

その姿を見て、チャーリーは石になった2人を見て泣くばかりでした…。

「うぅ…。ごめんよ…リュウイチ、アキコ…。俺が情けなかったよ…。
何で、何でこんなことになっちまったんだよぉ…。うああああああああああああ!」

細田達も、その姿を見て唖然とするばかりでした。細田がチャーリーに、

「チャーリー。泣いてばかりではダメだ。俺達でハザマを倒そうぜ…。絶対に
2人の仇を取るんだ!そう、絶対に…。さぁ、立ちあがろうぜ!!」

チャーリーは細田の言葉を聞いて泣き止みました。細田の前に立って…、

「サンキュー、細田。俺、自信ついてきたぜ。あ、さっきは突然1人で勝手に
どこかへ行ってごめんな。俺が悪かったぜ。さぁ、行こうぜ!細田達!
リュウイチ、アキコ…、おまえらの仇は絶対俺が取ってやるからな…。」

突然、ハザマの声がしてきたのです。「2人の石を割れば助かるかもしれんぞ。」

チャーリーは、その声を聞いて、2人に向かい剣を振りかざしました。

だが、石は割れたままでした。2人の石像は無残にも粉々になってしまったのです。

「クソ…。ハザマの野郎…。ふざけやがって…!許さねぇ…!」

そして、石になって粉々になったリュウイチとアキコを悔やみながら、細田達は

その場を立ち去りました。チャーリーは細田に向かいこう言いました。

「ヴィネがいねぇけど、一体どうしたんだ?あいつ、何してんだ?」

細田はチャーリーにヴィネがX-Tと苦戦中だと説明しました。そして細田達は、

急いでヴィネのところへ戻っていったのです。相変わらずX-Tに苦戦中です。


ウベリルとアレスは言いました。

ウベ&アレス「でも、ヴィネ達一回石化したはずじゃ・・」

細田「セイテンタイセイがなんだか知らん坊さん見つけきてさ。そいつの経で直ったみたいなんだ。」

細田がヴィネ達のところへ戻ってくると、ヴィネ達はX-Tと苦戦してました。

ランタン「ホーコイツ物凄くかたいホ。」

カオル「こいつなんだ!俺等の世界でも見たことねぇぞ!」

細田はヴィネのほうを見ると非常に偉そうなハードボイルドの坊さんが経を唱え、ヴィネの傷を治してました。

ヴィネ「すまない!コンゼンジ殿!」

コンゼンジ「フンッ!礼には及ばん!」

そう彼こそゴクウ達が探し求めてたコンゼンジこと玄奘三蔵法師だったのです。

テンポウゲンスイ「兄貴!和尚さん見つけたのか?」

ゴクウ「ああ!てめぇがどっか行くからおらぁ随分苦労したぞ!ったく!そもそも、てめぇが三蔵呼べって提案したんだろうがよ!」

ゴクウは八戒に文句を言いました。

チャーリー「あっ!てめぇいつぞかの猿、ヤロウ!」

チャーリーはゴクウに喧嘩吹っかけてきました。

ゴクウ「あっ!お前はパツキンザル、またワシと喧嘩を挑もうというのか?」

ゴクウはチャーリーに挑発してきました。

そのとき

???「今はそれどころじゃないでしょう!大人気ない!全く義兄弟とはいえ恥ずかしい。」頭の禿げた醜男がこう叫びました。

頭の禿げた醜男の一言でゴクウとチャーリーは喧嘩をやめました。

そして、喧嘩をやめたゴクウはその男にこういいました。

ゴクウ「お前悟浄じゃねぇか!?」

そうこの頭の禿げた醜男こそケンレンタイショウこと沙悟浄だったのです。

コンゼンジ「フンッ!お前達相変わらずかわんねぇな!まさかまた旅することになろうとはな。」

ゴクウ「三蔵お前だってそのでけぇ態度変わらんな!」

コンゼンジ「てめぇいつの間に俺に口答えするようになったんだ!ナムナム」

三蔵が経を唱えてるとゴクウの頭のわっかはどんどん締め付けられました。

ゴクウ「いていて!わかったよ。久しぶりなのにひでぇや!」

ハッカイ「ハハ!兄貴俺が前言ってたセリフいってらぁ」

ゴクウ「うるさい!」ゴクウはまたハッカイの頭をぶちました。

こうして三蔵とその一行が揃ったセイテンタイセイ。

果たして心強い仲間が増えた細田達はX-Tとどう向き合っていくのでしょうか?






                      ○
   
場面は変わって、とある男が舞耶達と同じく魔界に飛ばされて、魔界をウロウロしていました。

その男の名は、ブラウンこと上杉秀彦です。

「あー、なんだかなー?俺様、変なところに飛ばされちゃったよ〜…。さーて、神殿らしきなところへ来たけど、どこへ行こうかな〜?…ん?憤怒界?何だか面白そうじゃな〜い?行ってみようかな?」

そこは、細田達がT-Xと苦戦しているところでした。

そうとは知らないブラウンは憤怒界の城の扉をあけました。

憤怒界は、とても暑いです。ブラウンは、
「うお!なんだよ、この暑さは…。クソ暑いじゃん。まぁ、いいや。先に進んでみようかねぇ。」

こうして、ブラウンは先に進みました。

しばらくすると、人影がたくさん見えました。

そう、細田達がT-Xと戦っているところでした。

ブラウンは、T-Xに向かって、ペルソナを召喚しました。

「危ねぇ!行け!ペルソナー!ザンダイン!」ブラウンが放ったザンダインは

見事にT-Xにあたりました。

だが、T-Xはまだ動きます。

そして、ブラウンの方向へ変わり、ブラウンへのところへと攻撃し始めました。

だが、細田もすかさずT-Xに攻撃しました。

ブラウンもT-Xに向かって攻撃しました。

やはりT-Xは強かった。

手を刃物や銃などに自由自在に変えてくるのです。

細田は、とあることを考えました。さっきT-Xが穴をあけてきたところに落とそうと思いました。

そして、細田は言いました。
「みんな、さっきこの化け物があけてきた穴あるだろう?そこに化け物を落とすんだ!いいな!」

細田が言ったあとブラウンはこう言いました。

「その化け物ってさぁ、ロボットじゃないの?だったら、この俺様が、フレイダイン持ってるからさぁ、穴落としたあとにそいつに当てればいいじゃん?
あ、ちなみに、フレイダインは核熱系だからロボットにも効果的じゃないか?」

細田は、
「確かに、こいつはロボットだな。いい考えだな!よし!みんな!このロボットを穴に落とすぞ!せーの…!」

細田の合図と同時に細田達は、T-Xに向かってT-Xがあけてきた穴に向かって突進してきました。

見事にT-Xは穴の中に落ちました。

そして、すかさずブラウンはフレイダインをT-Xに向かって放ちました。

そして、何度もT-Xに向かってフレイダインを放ちました。

するとどうだろう?
T-Xはフレイダインの攻撃に当たってT-Xの体が溶けていくではありませんか!

ブラウンは休むことなくフレイダインをT-Xに当てつづけました。

そして、見事に綺麗さっぱりT-Xの姿は無くなってしまいました。細田達はかなり喜びました…。

「やった…!やったぞー!みんな!あの化け物を倒したぞー!」

細田達は歓喜しました。そして細田はブラウンに方向を変えて言いました。

「助けてくれてありがとう。おかげであの化け物は倒すことが出来た。お前のおかげだ。俺は細田。お前はなんて言うんだ?」

ブラウンは威張りながら、

「良くぞ聞いてくれた!俺様は上杉秀彦!みんなは俺様のことをブラウンって呼ぶのさ!細田、その他の奴ら、よろしく頼むぜ!」

こうして、細田達は
ブラウンを仲間にして憤怒界を後にしました。

そして、次の目的地へ向かいました。

                            ○

一方、体を改造した大月先生はアヤを抹殺しようと、魔界をうろついていました。

「うう…あいつらめ…、舐めたまねをしおって…、この私が負けるだと…?バカな…、そんなハズはない、改造に改造を重ね、究極の体を手にした私が、まけるなどと…そのような科学的根拠など…、ありえぬハズだ。おのれぇ、許さん、許さんぞあいつらめ…、今度会ったら確実に、息の根を止めてやる…」

そうつぶやきながら大月先生はいつの間にか憤怒界へと足を踏み入れていました。

「とりあえず、もう一度研究室に戻って…、もう一度改造手術だ…見ていろやつらめ、今度会ったときが貴様らの最後だ…」

そう言っているうちに、大月先生はかつて細田達がT‐Xと死闘を繰り広げた場所へとたどり着きました。

そこには、完全に溶けて消滅したと思われたT‐Xの細かい小さな液体金属のしずくが残ってました。

すると突然、そのしずくが動き出し、大月先生の姿が見えると、大月先生に近づいてきたのです。

「ん〜なんだ?金属の破片か?」

大月先生はその破片を見つめていました。

するといきなり、そのT‐Xの破片は大月先生の体に取り付きはじめたのです。

「ぐおおおおお…なんだ、何が起こった!ぐわあああ…。」

大月先生の体は閃光に包まれ、ふと気がついたときには、大月先生の体はもとの白衣の教師の姿戻っていました。

大月先生に何が起こったのでしょうか?

じつは何と、大月先生の体はT‐Xの能力を完全に引き継ぎ、全身を無数の兵器で搭載した液体金属のボディに変化したのです。

これにより、大月先生の体は前回よりもはるかに大幅なパワーアップを遂げ究極の改造教師と化したのです。

「ふふふ…、なぜだか知らんが、わたくしの体に力がみなぎったようだな…。ふっ、これでもう肉体を改造する必要は無い。さて、まずはわたくしを馬鹿にした生徒達を…いや、ここはどうやらあのアヤ君を先に片付けたほうが最善のようだな…。よし、行動開始だ。今度こそわたくしは完全無敵、何者もわたくしを止められるという科学的根拠はないのだよ。ふふふ…。」

どうやらT‐Xと融合したことにより、知能までもが大幅に上がったようです。

「さて、生徒やアヤ君を始末した暁には魔神皇ハザマ君も始末せねばな…。」

そう言うと、大月先生は歩き出しました。


                            ○


元老院はガイアの行方を追っていました。

そのとき、何かがものすごいスピードで追ってきます。

そう、T-Xから力や能力を受け継いだ大月先生です!元老院達に向かって…、

「貴様ら、ハザマはどこだ?教えろ!教えないと、私がこの手で葬るぞ!」

元老院達は、大月に対して大激怒しました。そして、大月に対して…。

「何だと!貴様!ハザマ様のところへ行って何するつもりだ!!

それに、この我々元老院を殺そうというのか!?良いだろう、…来い!」

3人は、ウリエル、ラファエル、ミカエルにそれぞれ変身しました。

そして、空の上で大激戦が行われました。T-Xの能力&力を完全に受け継いだ、大月先生の威力はすさまじく、3人でもなかなか手ごわい存在です。

「くっ…。なんて言う強さだ!この男…只者ではないな…!ウリエル、ラファエル!気を抜くな!この男、何かの能力を持っているに違いないぞ!」

ミカエルは2人に向かってそう叫びました。

2人も、気を抜かず大月先生をとにかく攻撃しました。

だが、さすがに大月先生は強いです。そして、大月は、

「フフフ。その程度か?よし…。私の最強技だ!ギガプラズマッシャー!」

ギガプラズマッシャーは見事に3人にあたり、3人は見事にバラバラに砕け散ったのです。

3人は大月にやられてしまいました。大月は元老院達を倒し、

「フハハハハハハハハハ!どうだ!虫けらどもめ!これが私の真の力だ!
この私を倒そうなど、100万年早いわ!私に勝つ化学的根拠は無いのだー!
…おっと、無駄な時間を過ごしてしまったな…。あの女アヤを倒さねば…。
あの女は私をバカ呼ばわりしたのだ!あの女は絶対に許さん!」

そして、
大月はアヤがいる場所へと向かっていったのでありました…。