★☆★ 積丹半島で見られる鳥 ★☆★

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 積丹半島は地形の複雑さから、断崖に住む海鳥、草地に暮らす鳥、高山帯に住む鳥、渡り鳥など様々な鳥たちを観察できます。主な観察ポイントとしては、雷電海岸、堀株川河口、西の河原、カムイ岬、積丹岬、積丹岳などが挙げられます。

 リフォレの窓からも3月になると現れるアカゲラ(地元では赤ふんどしと呼ばれる)やツグミから、冬のオオワシまで1年を通して様々な鳥たちを観察できます。日本野鳥の会の人が来て部屋から耳を澄ますと、「20種類はいるね」とおっしゃっていました。
 5月になると鳴き出すウグイスとカッコウは、住んでいる人間からみるとうるさいくらいです。夏になるとアマツバメがくぅ〜っと上空を飛び回り、秋にはハネの彩りがきれいなカケスが現れ、冬にはアオサギがとまっていたりオオワシが上空を飛ぶこともあります。また翼の黄色が特徴的なカワラヒワ、キャラランとさえずるアカハラ、習性がカッコウに似ているツツドリなどもリフォレの周りでは多く見られます。

 岬の断崖ではウミウがたくさん営巣していて、カムイ岩や女郎子岩が鳥たちの糞で真っ白に変身する季節もあります。冬には港でホオジロガモやシノリガモが群を成しています。積丹岬の笠泊海岸周辺はハヤブサ(枯れ枝は使わず断崖の岩棚を使い営巣し、急降下するスピードは「のぞみ」なみ)やミサゴをはじめ猛禽類の観察には最適です。又厳冬期にスノーウォークをされると、オオワシやオジロワシを数多く見らことができます。
 カムイ岬では珍しいアオバトやハギマシコ、浜婦美でウミガラス(天売島では激減した鳥でオロロン鳥とも呼ばれる)を観察した旅人もいます。なんと近くの畑で3月にアネハヅル、12月と5月にタンチョウヅルを見た農家の方もいました。大陸からの渡りの丹頂鶴と思われますが、07/12から08/1にかけても婦美から野塚周辺で丹頂鶴が観察できて地元で話題になっていました。

アオサギ
シノリガモ
オオミズナギドリ

★☆★ オオワシ・オジロワシ ★☆★

 積丹三大岬には冬になると北からオオワシ・オジロワシがやってきます。トビは猛禽類の中で唯一尾の部分が内側に曲がっていますので、トビとオオワシやオジロワシとの違いはすぐに分かると思います。又カモメやカラスとの大きさの違いも歴然としており、尾の部分の際だつ白さが特徴的です。

◇オオワシ

 オスの方がやや小さく、メスは1mを越え、翼を広げると優に2mを越えます。嘴と足は黄色で、尾は長めのくさび形で白く、飛んでいる姿を下から見ると尾と翼の上部の白さが目立ちます。急降下して海面に足を入れて魚を捕る姿は、本当に優雅で思わず見惚れてしまいます。また鳴き声はクワックワッと私には聞こえます。

◆オジロワシ

 オオワシよりは少し小さく見え、メスの方がオスよりやや大きく90cm位で、翼を広げると2mを超えます。尾は短く、少しくさび形をしています。身体全体は褐色で、嘴と足は黄色、尾は白です。積丹半島ではオオワシに比べると数はやや少なめです。ここ数年はカムイ岩や女郎子岩のてっぺんに止まっているのを何度か観察しています。

冬にやって来るオオワシ
オオワシと一緒にやって来るオジロワシ
4月にやって来るミサゴ

★☆★ ミサゴを追っかけて ★☆★

 NHKのTディレクターさんがミサゴを追っかけた番組の撮影で、5月中旬から一ヶ月ほど撮影のボラバイトをさせて頂きました。番組は無事にできあがり、「ダーウィンが来た」は09/11/1に放映されました。放送直前にTディレクターさんからは以下のような文章が寄せられていました。

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 北海道の積丹半島の自然を撮影してきた映像をまとめたもので、水中に飛び込んで魚をとるタカ「ミサゴ」を主人公に、大人から子どもまで家族で楽しめる番組を目指して編集した動物番組です。見所は、水中に飛び込む狩りの瞬間を、水陸から超スローモーションで撮影した映像です。
 無事に番組ができあがりましたのも、皆様のご協力をいただけたお陰です。改めて御礼申し上げます。また、番組の内容に関するご意見、ご感想などございましたら、今後のためにも、お聞かせいただければ幸いです。
 番組名…ダーウィンが来た!生きもの新伝説 「空飛ぶ漁師 タカが魚に一直線!」
 放送… 11月1日(日) 夜7:30〜7:59、NHK総合テレビ 全国放送
 内容…世界で唯一、水中に飛び込んで魚をとらえるタカ、ミサゴ。上空でホバリングして魚に狙いを定め、高速の急降下で水中へ突入、鋭い足の爪で魚をわしづかみにする。今回は、ミサゴの狩りの瞬間を、日本で初めて水中、陸上の両側から超スローモーションで撮影に成功。「空飛ぶ漁師」ミサゴの豪快な狩りの様子をたっぷりお伝えします。