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日本のカラスたち

これまで日本で記録のあるカラス科の鳥は12種。
ここではそのすべてを一挙に紹介!!

カケスの仲間
カケスGarrulus Glandarius
森林にすむ鳥で、鳴き真似が特技。
たくさんの亜種があり、地域によって色彩が異なる。本州、九州、四国にいる亜種は、頭がごま塩で光彩は白い。北海道にいる亜種は、頭は暗褐色で、光彩は黒い。昆虫や鳥の卵や雛を食べるが、冬期はドングリが主食。地面に貯える習性がある。
ルリカケスGarrulus lidthi
奄美大島と徳之島だけに棲む世界的な珍鳥。瑠璃色の色彩がとても美しい。
人家付近から山地の森林に棲息している。国の天然記念物。繁殖を手伝うヘルパーがいることがわかっている。
カササギの仲間
カササギPica pica
九州の佐賀地方を中心に見られる鳥。最近は北海道苫小牧などでも繁殖をしている。世界的にはユーラシア大陸に広く分布する。九州のカササギは、一説では豊臣秀吉が朝鮮征伐の際に、朝鮮半島から持ち帰った個体が定着したといわれる。鳴き声からカチガラスとも呼ばれる。
オナガCyanopica cyana
本州中部以北に棲む鳥。関西にはいない。小さなグループを作って暮らしている。食べ物は昆虫や果物、木の実が好物。スペインやポルトガルにも棲息していて、ユーラシア大陸の東端と西端に分布する興味深い種類である。連続していた分布域が、氷河期に分断されたというのが定説。
ホシガラスの仲間
ホシガラスNucifraga caryocatactes
亜高山帯以上の山岳に棲む鳥。植物の種が主食で、冬に備えてたくさん貯える習性がある。ハイマツはこの鳥が重要な種子散布者である。


カラスの仲間
ニシコクマルガラス
Corvus mobedula
y
ヨーロッパ地方が分布の中心で、日本には1985年に天売島、1996〜1997年に北海道の浜中町に迷ってきた個体が観察されている。コクマルガラスとは、目の光彩の色が白いことで識別できる。ローレンツが飼っていたのはこのカラス。
コクマルガラスCorvus dauuricus
冬期に越冬のため、大陸から渡ってくるカラス。ミヤマガラスの群れにいることが多い。主に九州地方に渡来するが、最近は、関東、東北でもまれではなくなった。白と黒のはっきりした色彩のが成鳥で、若い個体は色が黒っぽい。ハトくらいの大きさ。キャンキャンと甲高い声でなく。
ミヤマガラスCorvus frugilegus
主に九州の農耕地に越冬にくるカラス。大きな群れを作る習性がある。嘴の基が白っぽいのが特徴。一本の木にコロニーを作って繁殖する習性がある。近年は東北地方、関東地方北部でも希でなく見ることが出来る。ハシボソガラスよりやや小さい。ガラララ、ガラララと濁った声でなく。
イエガラスCorvus splendens
1981年に大阪で保護されたことが一度だけあるカラス。本来の分布は、インドなので、飼われていた個体が逃げ出した可能性が高いと言われている。したがって、正しくは日本産のカラスとは言えないかもしれない。
ハシブトガラス
Corvus macrorhynchos

都会で問題を起こしているのがこのカラス。本来は森林に棲む種類だが、森の暮らしの習性が都会のなかで応用できたため、都会暮らしが可能になった。肉類と脂類が好物で、時には生きている獲物を襲うこともある。カアーカアーと澄んだ声で鳴く。
ハシボソガラスCorvus corone
農耕地などの開けた環境に棲むカラス。ユーラシア大陸に広く分布する。雑食性だがハシブトガラスに比べて植物質の割合が高い。「ゴンベが種まきゃカラスがほじくる」のはこのカラス。ガーガーと濁った声でなく。時代劇で聞くカラスの声は、ほとんどがハシボソガラスの声。
ワタリガラスCorvus corax
最大のカラス。北半球の北部と北アフリカに分布する。日本ではまれな冬鳥であったが、最近、北海道では珍しくなくなった。大型ほ乳類の死体が主な食べ物であるため、エゾシカの狩猟が盛んになったことが、ワタリガラスを引き寄せたと考えられている。カポン、カポンと鳴く。




2005.08.02
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