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カラスがベランダに来てこまる。
屋根の上を歩いてうるさい。
カラスを追い払うにはどうしたらよいかという相談がよく寄せられます。
これさえあれば大丈夫というものはありません。
学習能力が高いカラスは、すぐに慣れてしまい効果が薄れてしまいます。
カラス対策の基本は根気です。
いかにカラスにとってその場所が危険でいたくない所にするのかが決め手です。
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カラスが飛来するのには理由があります。
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| ねぐらに入る前の止まり場所になっている | ゴミがあったり、食べものを隠す場所になっている |
もっとも確実なのがこの飛来原因を取り去ることです。
そうすれば目的が無くなってしまいますから飛来しません。
また、なぜそこに飛来するかを見極めることも大切なこと。
対策の手段を考える最大のヒントになります。
ベランダにカラスが来るのは、食べものを探すか隠すためのことがほとんどです。
食べものとなるゴミを置かないようにする。
カラスが食べものを隠す植木鉢を置かないようにする。
ベランダをきれいに片付ける。
また、繁殖期にはベランダの針金ハンガーを巣材として取りに来ますから
ハンガーを置かないようにする。
これだけの対策でカラスはこなくなります。
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しかし、農家などでは作物を食べるためにカラスが飛来するのがほとんどで
飛来原因を取り去ることはできません。
そこで今度はカラスが嫌いなことをするという手段があります。
具体的には警戒されるものを置いたり、音を鳴らしたりすることです。
嫌いな色や臭いということも良く耳にしますが、効果はありません。
カラスは非常に観察力があり、
自分が行動する場所に普段どんな物があってどんな危険があるのかを常に認識しています。
そこに普段と見慣れない物があれば警戒して近づきません。
多くのカラス撃退グッズが最初は効果があるのはこのためです。
極端な話、ゴミ置き場にタオル一本ぶら下げるだけでもカラスがこなくなります。
ところがカラスは学習能力が高いために、
警戒していた物が危険でないとわかると無視するようになります。
カラスにずっと嫌ってもらい警戒させるには
つねに刺激を変化させることが肝心なのです。
変化のパターンが決まっている物は予測が付きやすいので
不規則な物ほど効果が長続きします。
音や光などを複合的に使うのもの不規則な変化があり、カラスが慣れることを防ぎます。
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そしてもっとも肝心なのがカラスを見たら追い払うことです。
カラスが一番怖いと思うものは人間です。
いかにその場所がカラスにとって危険な場所であるかを
根気よく訴え続けなければ防除は出来ません。
「カラスを追い払うと襲われるのではないか」という質問もよく受けます。
心配入りません。
カラスは人が一番怖い生きものです。
子供を守るなどのよほどのことがなければ襲ってきません。
また、根に持たれることもありません。
毅然とした態度が必要なのです。
カラスが人を怖がるようになれば人とカラスの距離が遠くなり
トラブルが少なくなるのです。
| もっとも確実な方法が、物理的にカラスがとまれなく、または飛来できなくすることです。 トゲトゲを設置する 止まる場所にトゲトゲをつけたりして、カラスが止まれないようにします。 しかし、トゲトゲがカラスの指より小さかったりなどの失敗例が多くあります。 トゲの長さは10センチ近くは必要で、密にする必要があります。 テグスを張る カラスがとまりそうな場所にテグスを張り巡らす方法。 テグスに翼があたるので飛来できません。 カラスは翼があたってすぐに逃げられないような場所には寄りつかない。 かなり効果的。 キラキラ光る効果も併せ持つ。 テグスを張る間隔は、ハシブトガラスの翼の広さは1mなので それ以下にします。 ![]() ベランダにテグスを張る 問題点 美観を損ねること 通行や作業の邪魔になること |
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| カラスは常に生息環境の状況を把握して生活しているので、 見慣れない物があると警戒して近づかない習性を持つ。 CDやキラキラテープ(防鳥テープ)が光ることによって異常空間を作り出すため カラスは警戒して近づきません。 また、不規則に動くこともカラスが光に慣れない効果がある。 しかし、長期間そのままだと カラスは危険でないことを悟り効果が薄れる。 時々は設置場所を変えたり、 CDの色を変えるなど変化を加える必要がある。 問題点 美観を損ねる 長期間そのままだと時間だと慣れてしまう |
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![]() 田んぼにぶら下げられたCD |
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| 音による防除もいろいろ試されています。 古くはガスを燃料とした爆音機が田畑で使われています。 瞬発音は、カラスに限らず鳥は嫌がりますが、 これも定期的に鳴るだけではいずれ慣れてしまい効果がなくなります。 そのほか、カラスがフクロウに襲われているときの声や カラスがいやがるとされるカモメの声を流すというのもあります。 これも最初は効果がありますが、すぐに慣れてしまいます。 声がすれども姿が見えないからです。 また、騒音という別の問題が発生します。 ロケット花火も効果があります。 ロケット花火は、爆発音と動きがあるため複合的な効果がありカラスがとても嫌います。 カラスめがけて発射するとたいていの場合よりつかなくなります。 これは人による脅しをよりいっそう効果的にしたものです。 問題点 騒音問題が発生する 変化させないと慣れて効果がなくなる 装置は高額になることがある |
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| 昆虫の目玉模様が鳥除けになる機能があることから考案された防鳥グッズ。 今ではジェット機のエンジンから駅のホームにまで使われています。 効果はあることがわかっていますが やはりそのまま使い続けると効果がなくなります。 ユラユラ揺れるなどの不規則変化やこまめに場所をかえるなどを することで多少は持続性が増すようです。 ![]() よくある目玉模様防鳥グッズ |
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| カラスの死体をぶら下げると何故かカラスが近寄らないということがあります。 どうして近寄らないか原因は不明です。 これはかなり昔から経験的に使われている方法です。 問題点はカラスの死体を手に入れることが難しいことです。 また、腐ってしまって形が崩れてしまうと効果がなくなります。 腐らない工夫か必要です。 同じような効果をねらって模型も売られていますが、 本物にはかなわないようです。 ![]() |
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| もっとも古典的は防鳥グッズ。 ただし動かないからすぐに見破られる。 まめに位置を変えたり、音が出たりなどの工夫が必要です。 ![]() 人間が見たときの方が怖い |
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カラスの嫌いな色 カラスの嫌いな色があるとよく言われます。 赤が嫌いだから赤いビニールがよい。 青が嫌いだから青いカラスネットが良い。 カラスは色がよくわかる生きものですが、色に好き嫌いがあるとは思えません。 色によって危険を見分けているのではないからです。 ただし、鳥の目には油滴といってサングラスのような構造があり 特定の色がよく見える仕組みになっています。 それを応用してある色のフィルターをかけると農作物を守ることが出来るかもしれません。 |
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| 磁 石 これもよく見ます。 なんでも鳥は地磁気がわかり磁石によって その本能が妨害されるから忌避の効果があるとされています。 これは70年代にネイチャー誌にのった ハトの帰巣本能が額に貼り付けた磁石によって狂ったという研究発表によるものです。 しかし、鳥の帰巣本能を狂わせるくらいの磁力線は 永久磁石では鳥がいるところまでは届きません。 磁力線の距離はせいぜい数センチです。 かりにそれほど強力な磁力線を発する磁石を設置したら別の問題が出てくるでしょう。 「いや磁石をつるしたら来なくなった」という人もいます。 しかし、これは異常な物がぶら下がったから警戒して来なかっただけです。 ためしに磁石に似た石でも来なかったでしょう。 |
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| カラスの嫌いな臭い カラスの嫌いな臭いを作ったスプレーが売られています。 しかし、カラスは臭いがわかりません。 脳を見ても臭いを感じ取る部分がほとんど発達していないのです。 カラスは視覚で食べものを探します。 鼻の穴は呼吸をするところでニオイをかぐ必要はありません。 臭いの物は全く効果がないといってもいいでしょう。 |
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