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![]() ![]() カラスのトラブルでもっとも多いのがゴミを荒らすことです。 かつては東京だけの問題だったようですが、 今では全国的な広がりを見せています。 いったいどうしたらカラスに荒らされないようにできるのでしょう。 それにはカラスの目線で考えることが大切です。 カラスの生態を考慮した上で対策をとらなければなりません。 |
もちろん「食べものを得る」ためです。 べつに人を困らそうと思って来るわけではありません。 では、ゴミの何を食べているのでしょうか。 カラスは「雑食」だと新聞などにも書いてあるから手当たり次第に食べているのでしょうか。 ところがよく観察してみると肉類やマヨネーズの付いたものを食べています。 けして野菜やご飯はくわえようとはしません。 魚もあまり好きではないようです。 あきらかに好き嫌いがあります。 ポイントは「脂質」です。 人の出すゴミには、カラスの好物である脂質がたくさん入っています。 カラスはこれを狙ってゴミに来るのです。 脂質がいっぱい入ったゴミ袋の山は、カラスにとって給餌場と同じです。 それも街中のあちこちにあります。 このような状況を作り出しておいて カラスに来ないでというのはちょっとむしが良すぎる話です。
カラスが来ても、その場で散らかさずに食べてくれればゴミの減量にも好都合ですが、 実際には相当散らかしてしまいます。 なぜ、カラスはこうも散らかしてゴミをあさるのでしょうか。 その答えの一つは、カラスが好きな食べものを見つけるために選んでいるからです。 ゴミの中にはカラスが食べられないものや食べたくないものがたくさん詰まっています。 カラスは肉やマヨネーズなどの脂質を探してゴミを散らかすのです。 もう一つ飛散する原因があります。 カラスは横取り社会だからです。 カラスは他の鳥が得た食べものをすきあらば横取りしようとする習性があります。 そのため食べものを得た場所ですぐに食べ始めることはしません。 必ず安全な場所に運んでから食べます。 ですからゴミがかなりの範囲に運ばれて散らかるのです。
![]() とろでカラスは、どうやってゴミを見つけているのでしょうか。 臭いで見つけるのでしょうか。 実は、カラスは臭いがほとんどわからないと考えられています。 カラスの脳には、臭いに関係する部分の「嗅球」と呼ばれる器官がほとんどど発達していないのです。 臭いに敏感な動物は、この嗅球が大きく発達しています。 このことからカラスは、ほとんど臭いがわからないと考えられているのです。 では、何を頼りに探しているのでしょうか。 それは視覚です。 カラスは、とても見える目で見て探しています。 さらによく見えるだけでなく、人間が感じ取れる可視光線の部分だけでなく、 紫外線領域まで見えている可能性もあります。
この袋は、分別や危険防止のために中が見えるように導入されたので、当然のようによく見えます。 カラスは、これによってゴミ袋の中に食べものがあるか効率よく探すことが出来るのです。 ちなみに実験で袋に食べものを見えるように入れたのと、新聞紙で隠したのでは、 隠した方は食べものを探し出すことが出来ませんでした。 では、完全に見えないようにした袋では、カラスは全く手を出さないのでしょうか。
当然のように中身が見えませんが、カラスに破られることがあります。 臭いがわからないのにどうして、カラスはつつくのでしょうか。 それは学習をしたからです。 おそらく紙袋をつついたカラスは、以前に紙袋から食べものを見つけた経験があるのだと考えられます。 そのことを覚えていて袋をつつくのです。 カラスは大脳が大変よく発達していて、高い学習能力があることがわかっています。 経験に基づいての探索行動が、紙袋のゴミをつつく原因です。 しかし、半透明のゴミ袋に比べて格段に採食効率は悪いのは明らかで、 カラスが増えすぎないようにするのには紙袋は有効な手段だったのです。 以上の仕組みをふまえて 対策のページへ |
2005.4.21
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