![]() 第71話 日本最大のトンボ みくにだより2011年9月号より転載 日本最大のトンボは、なにトンボかご存知でしょうか? 正解は、オニヤンマです。 オスよりもメスの方が大きくて、10pほどもあり日本最大です。 田舎で捕ったオニヤンマが夏休みの思い出― なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。 オニヤンマを捕るとなると、 緑豊かな、いかにも自然がいっぱーい!というところまで行かなければダメだと普通は思います。 しかし、注意してみていると、オニヤンマは意外なところでもいるものです。 たとえば、柏駅前。 西口バスターミナルや東口のハウディーモールをいったりきたりしているオニヤンマをみます。 見る季節はだいたいが7〜8月で、 そういえば、いつだったか柏祭りで幼稚園のみんなが山車を引っ張っているときにも飛んでいたのを思い出しました。 渋谷の公園通りでも、飛んでいるのを見たことがあります。 ![]() いったいこのオニヤンマはどこから来るのでしょうか。 トンボの幼虫と言えばヤゴですから、 水があるところで羽化して、そこから飛んできたことは間違いありません。 でも、学校のプールでのヤゴ救出作戦で、オニヤンマのヤゴが捕れたという話はききません。 じつは、それもそのはずで、 オニヤンマのヤゴは、森にある小さな川に棲んでいるからです。 柏駅の近くにはそんなところはないですから、かなり遠くから来ていることは間違いないでしょう。 おそらく沼南や増尾、酒井根あたりからきているのではと想像しています。 渋谷のオニヤンマは、まちがいなく明治神宮でしょう。 さて、オニヤンマを捕るのは、網があっても高速で飛んでいるので、なかなか難しいですね。 しかし、ヤゴがいるような流れに沿って往復しているオニヤンマは、簡単に捕まります。 流れをまたいで立っていると、またの間を平気で通るほどですから、網があれば簡単です。 このオニヤンマは、じつはオスです。 最近までは、縄張りを守るためにパトロールしていると思われていましたが、 実際にはメスが来るのを待っているのです。 おもしろいことに、オニヤンマのオスは、回転するものをメスと思うようで、 扇風機を流れに置くと近づいて来ます。 メスが翅をはばたくとキラキラ光るので、同じような刺激が扇風機の羽根にあるのでしょう。 この反応は、よくトンボを捕まえるときに、指を目の前で回して捕るのとは違いますからお間違いなく。 ちなみに指を回すと、トンボが目を回してしまうというのは間違いで、注視させているだけです。 オニヤンマは、まちがってもアカトンボのように枝先に止まることはありませんから、 指を回して捕まえることはできませんので、 ご注意ください。 おもしろエッセー目次へ シバラボトップへ 2011.9.1 Copyright 2011 (C) Shibalabo (Y.Shibata) All light reserved. 文章及び画像の著作権は作者にあります。 無断転載などを禁止します。 |