まずは「鼻粘膜焼灼のページ」をお読み下さい。
下鼻甲介を焼灼すると
1)腫脹している下鼻甲介を硬く収縮させる・・・鼻づまりの改善
2)下鼻甲介にある鼻腺(鼻みずを作る細胞)を吹き飛ばす・・・鼻みずの改善
3)下鼻甲介でスギ花粉を認知できなくする・・・いずれの症状も改善
といった効果が期待できます。

しかし、この治療は「アレルギーを治す」治療ではありません。症状を抑えるための「対症療法」と考えてください。
ですから粘膜の再生が起こると効果はなくなってしまいます。個人差はありますが、
通常1年ほどで徐々に有効率は下がっていきます。
つまり今シーズンはもっても、来シーズンにはもう効果がない可能性があります。

また、焼灼後は一時的に鼻粘膜が腫脹し、かさぶたが多量に付着しますので、数日は一切鼻呼吸ができなくなります。
花粉症の症状が現れそうな飛散直前や症状発症後に焼灼を行うことは起こってしまった炎症を
更に助長しかねませんので、一般的には焼灼術はあまりおすすめできません。

当院では花粉症に対し手術ご希望の方には予め1月中旬までに済ませていただきました。
この方々は飛散前に手術による炎症を抑えておくことができたと思われます。
しかし最近では花粉症の最盛期にも鼻粘膜焼灼は有効であったとする報告も見られます。
このようにまだいろいろな意見があるのも事実です。
ですから当院では
1)花粉症直前または発症後の焼灼は確立された治療法ではないこと
2)刺激により鼻づまりや鼻みずなどの症状が更にひどくなるかもしれないこと
3)術後鼻内がきれいになるには通常でも2週間かかるが、その頃には花粉症が終わるかもしれないこと
4)来シーズンまではもたない可能性が高いこと(繰り返し施行は可能です)
をご理解いただいた方にのみ、花粉飛散直前、飛散後の焼灼をお引き受けいたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承下さい。