●心臓の酸欠で起こる 狭心症・心筋梗塞

 全身のすみずみにまで血液を送るために、不眠不体ではたらき続けている心臓は、冠状動脈から酸素と栄養を供給されています。その冠状動脈が狭くなって血流が悪くなり、心筋が酸欠を起こして胸痛を招くことがあります。これが狭心症。発作は長くても数分でおさまるものです。しかし、冠状動脈の硬化が進んで血菅が詰まり、心筋が壊死する心筋梗塞になると、胸痛が長く続き、ときに死の恐怖を覚えるほどにもなります。

   
 

「満腹」が心臓へ負担をかける!?

 食べすぎが、動悸や胸痛の引き金になることがあります。満腹になったおなかが心臓を圧迫してしまうのです。心臓病予防のためにも、腹八分目は大切なポイントです。高血圧、動脈硬化を指摘された方は、ふだんから、心臓に負担をかけない生活を心がけてください。
時間に余裕をもって行動する、いきなり熱いお湯に入らない、朝食抜きのまとめ食いは禁物、睡眠を十分にとる……。
肥満解消のためにも食事の総エネルギー量を減らし、高血圧の要因となる塩分をひかえめに。また、動物性脂肪は植物性脂肪にかえましょう。心筋や血管を丈夫にする良質のタンパク質やカリウムの補給も忘れずに。カリウムは、果物や緑黄色野菜、海藻類に多く含まれています。

   
 

タバコは心臓病の大敵だ

 喫煙と病気……と聞くと、まず肺ガンを思い浮かべる方が多いでしよう。しかしタバコは、心臓にも大きな負担をかけるものなのです。1日に20本吸っていれば、心筋梗塞で死亡する確率がタバコを吸わない人の2倍――というデータもあります。また、周囲の非喫煙者への影響も大きく、タバコを吸う人は十分な配慮が必要です。
しかし、どんなヘビースモーカーであっても、禁煙して1年で心筋梗塞の危険度は確実に減り、5〜10年で吸わない人並みに戻るといわれます。それでも、ストレス解消のためにはどうしても……という方は、せめて深く吸い込まない、空腹時は避ける、三分の一までで消す、といった努力はするべきでしょう。
体の健康面から考えると、タバコは「百害あって一利なし」なのです。駅の階段でドキドキ、ハーハーは要注意!狭心症の胸痛発作が起こりやすいのは、活動時、あるいは体に負担をかけているときだといえるでしょう。重い荷物をもち歩く、朝起きてあわてて家を飛び出す、また、熱いお湯に入ったときなどにもよくみられます。はげしく興奮したときも危険な状態。口論やマージャン、目覚まし時計などで発作を起こすケースもあるのです。高いところにものを乗せようとして思い
きり体を伸ばしたり、体を深く曲げたりしたときにも心臓に負担がかかります。
たとえば、駅の階段をふつうに上っていて、動摩、息切れが起こったり、胸の痛みがあらわれたときは要注意です。虚血性心疾患の前ぶれかもしれません。 一度、病院で受診してください。

 


Home ご案内 健康診断 待合室